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よろしくお願いします。
神父さんがそう言ったので、俺は、もう一度適性板を見た。
確かに【魔法適性】と書かれてあった。
隣にいたアインに結果を聞くと、剣術に適性があったらしかった。ようにするに適性無し、ということだ。
「レントはどうだった?」
「俺は、魔法適性ありだったよ」
「よかったじゃないか」
少し離れたところで
「よっしゃー。俺、魔法適性があったー」
とワルガキリーダー ムッソがそう言った。
俺たちは、マリナとエリスの近づいて
「マリナ、エリスどうだったんだ」
と聞いた。
マリナは、
「私、魔法適性があったよ」
それを聞いた俺は、
「俺と同じだよ」
と言った。
「エリスは、どうだった?」
「私は、剣術だったわ」
神父さんが、
「魔法適性持ちの人は、こちらに来なさい」
そう呼び掛けた。
「それじゃ、マリナ行こうか」
「うん」
魔法適性があった人数は、俺、マリナ、ムッソの3人だった。
神父さんによれば、3人もいるのは、とても珍しいことなのだそうだ。
「これからあなたたちには、この透き通って丸い魔力属性検査器で魔力属性を調べてもらいます。それでは、ムッソ君からいきましょうか」
ムッソが手に持った魔力属性検査器からは、赤、緑の色が交互に点滅していた。
「相性がいいと言われている、火属性と風属性ですか」
「よっしゃー」
ムッソは嬉しそうに拳を握っていた。
魔力属性検査器がマリナの手に渡ると、周りから何か集まってくる気がした。
そして、マリナの魔力属性検査器はいろいろな色が混ざりあって綺麗な感じだった。
神父さんの動きが止まった。
「これは、まさか、精霊・・・」
「あの~、これってすごいんですか」
マリナが戸惑った様子で言った。
「凄いってもんじゃありません。とても珍しく素晴らしいものなのです」
と興奮ぎみで話した。
神父さんは、まだ何かブツブツいっているが、俺もそろそろ我慢できそうになかったので
「俺も、やっていいですか」
と聞いた。
「あっ、すみませんね、どうぞ試してください」
俺が手に持つと、1回も光ることはなく、その後も光ることはなかった。
不思議に思った俺は、もう一度試してみた、
が光ることはなかった。
「残念でしたね、あなたは魔法を使えないようですね。魔力属性がないなんて普通はあり得ないはずなんですが、いやー、残念でしたね」
そう言って神父は、俺を憐れむ目でみてきた。
その後の言葉は、小声だったためか他の人には聞こえていないみたいだったが、
「2人もいれば、1人くらいグズが出てくるでしょうか」
と言ったのが聞こえた。
そして、神父は立ち去った。
俺は、その場に立ち尽くした。
「ねえ、レント、これ食べて」
「ごめん、俺・・・」
マリナは、何かをもってきてくれたみたいだが、何か苦しかった俺は走り去った。
ありがとうございました。
*誤字、脱字修正しました。




