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大学デビューに失敗しただけでいつの間にか異世界にいたんだけど?!!読み切り(短編小説)

作者: 三浦悠馬

大学デビューに失敗しただけでいつの間にか異世界にいたんだけど?!!を

手に取ってくださりありがとうございます。今作は正統派のものを作ってみました。

まだ15歳ながら皆さんに面白いと思ってもらえるような小説を書ける人になりたいと考えています。

どうか最後まで読んでいただけると嬉しいです

プロローグ

僕の名前は佐藤健一。大学に入学してからというもの、「大学デビュー」を夢見ていた。しかし、現実は甘くなかった。友達を作ることもできず、講義に出るたびに孤独感が募るばかり。そんなある日、キャンパスの帰り道、僕は不運にもトラックに轢かれてしまった。


意識が遠のく中で、「これで終わりなのか…」と思った。だが、次に目を覚ましたのは見知らぬ森の中だった。周囲には高い木々が立ち並び、異様な雰囲気が漂っていた。まるで、夢の中にいるようだった。


第一章:異世界の目覚め

目を開けると、周りには高い木々と異様な雰囲気が漂っていた。僕はすぐに立ち上がり、自分の状況を把握しようとした。頭は痛むが、身体は驚くほど軽い。まるで何かが変わったようだ。


「ここはどこだ…?」呟いてみるが、返事はない。周囲を見渡すと、奇妙な生き物たちが森の奥からこちらを見ていた。彼らは人間のような姿をしているが、耳が尖っていたり、肌の色が異なったりしていた。


「異世界…?」そう思った瞬間、背後から声が聞こえた。


「おい、そこの人間!」振り向くと、そこには一人の青年が立っていた。彼は剣を携え、威圧感を放っている。「お前、何者だ?」


「僕は…佐藤健一です。大学生だったはずなんだけど…」


「大学生?聞いたことがない。お前、異世界に来てしまったのか?」


青年の名はアレン。彼はこの世界の住人で、異世界の住人としての役割を果たす者たちを探していたらしい。彼の姿勢は真剣で、僕は少し緊張した。


「お前には特別な力が宿っている。勇者として選ばれたのだ。」アレンの言葉に驚きつつも、心のどこかで期待が膨らんでいくのを感じた。


第二章:覚醒の力

アレンの導きで、僕は自分の力を試すことになった。彼は「魔法を使ってみろ」と言ったが、正直なところ、僕には自信がなかった。しかし、心の奥底で何かがうずき、力が湧き上がるのを感じた。


「火の玉、出てこい!」僕は叫んだ。すると、手のひらから炎が現れ、周囲を照らした。


「すごい!お前には魔法の才能がある!」アレンは驚きの表情を浮かべた。その瞬間、僕は自分が特別な存在であることを実感した。大学では失敗ばかりだったが、ここでは違う。僕は強くなれる。世界を救う力を手に入れたのだ。


アレンは僕に魔法の基礎を教えてくれた。最初は火の玉だけだったが、次第に風や水、さらには大地の魔法まで使えるようになった。僕の成長は目覚ましく、アレンもその成長を楽しんでいるようだった。


「お前の成長は早いな。これなら、仲間を増やしていく旅に出ても問題ないだろう。」彼の言葉に、僕は心が躍った。しかし、アレンの目には何か隠された思惑があるように感じた。


第三章:仲間との出会い

旅を始めることになった僕は、アレンと共に仲間を探すことにした。最初に出会ったのは、エルフの少女リナだ。彼女は弓の名手で、冷静沈着な性格だった。


「あなたが勇者ですって?面白いわね。」リナは僕に興味を持ち、仲間になってくれた。彼女の存在は、僕にとって心強い味方となった。


次に出会ったのは、巨人族の戦士ゴルド。彼は力自慢で、仲間を守るためならどんな危険も厭わない男だ。


「お前が勇者なら、俺もお前を守る!」彼の言葉には熱い想いが込められていた。ゴルドは仲間の中で最も頼りになる存在だったが、彼もまた過去の傷を抱えていた。彼の村は魔王に滅ぼされ、彼はその復讐のために旅をしているのだ。


こうして、僕は仲間たちと共に旅を続けることになった。彼らとの絆が深まるにつれ、僕は自分の力を信じられるようになっていった。しかし、仲間たちの間には微妙な緊張が漂っていた。特に、リナとアレンの間には何かしらの因縁があるようだった。


第四章:試練と成長

旅の途中、僕たちは数々の試練に直面した。モンスターとの戦闘、罠を避ける知恵、そして仲間との絆を深める時間。すべてが僕を成長させていった。


ある日、森の中で遭遇した魔物に襲われたとき、僕は自分の力を試されることになった。仲間たちが攻撃を受けている中、僕は冷静に状況を判断し、魔法を放つことにした。


「風よ、仲間を守れ!」僕の叫びと共に、強風が吹き荒れ、仲間たちを包み込んだ。魔物の攻撃を防ぎ、反撃のチャンスを作ることができた。


「素晴らしい!お前の魔法は強力だ!」アレンが称賛してくれた。その言葉は、僕に自信を与えてくれた。しかし、リナの目には疑念が宿っていた。彼女は僕の成長を妬み、心の中で葛藤していた。


仲間たちとの絆が深まる中で、僕は自分の力を信じるようになった。失敗ばかりだった大学生活とは違い、ここでは自分が成長していく実感があったが、その裏には仲間同士の不和が潜んでいた。


第五章:暗黒の魔王

旅の途中、僕たちは「暗黒の魔王」と呼ばれる存在の噂を耳にする。彼はこの世界を支配し、恐怖をもたらしているという。


「魔王を倒さなければ、この世界は救えない。」アレンが言った。


「僕たちがやらなきゃいけないんだね。」僕は決意を固めた。仲間たちと共に魔王の城へ向かう道中、数々の試練が待ち受けていた。


道中、僕たちは村を訪れ、住人たちの話を聞くことにした。村人たちは魔王の圧政に苦しんでおり、僕たちの助けを求めていた。


「勇者様、どうか私たちを助けてください!」一人の村人が涙を流しながら訴えた。


「絶対に助ける。僕たちは魔王を倒すために旅をしている。」僕は力強く答えた。その言葉に、村人たちの目に希望が宿った。


しかし、村人たちの中には、魔王の手下に協力する者もいた。彼らは裏切り者として仲間たちの前に立ちはだかり、戦いを強いられることになった。仲間たちとの信頼関係が試される瞬間が訪れた。


第六章:決戦の時

ついに魔王の城に辿り着いた僕たち。城の中は暗く、不気味な雰囲気が漂っていた。魔王との対決が近づくにつれ、緊張感が高まる。


「お前が勇者か。くだらん。」魔王は冷たく笑った。「お前の力など、我が前には無意味だ。」


「そんなことはない!」僕は声を張り上げた。「僕には仲間がいる。絶対に負けない!」


戦闘が始まる。魔王の圧倒的な力に押されるが、仲間たちと力を合わせて立ち向かう。リナの矢が魔王の隙を突き、ゴルドが前に出て防御を固める。


そして、僕は全力を振り絞って魔法を放った。


「光の刃よ、魔王を貫け!」その瞬間、強い光が魔王を包み込んだ。


魔王は苦しみながらも、最後の力を振り絞って攻撃を仕掛けてきた。仲間たちが身を挺して僕を守る。その姿を見て、僕は再び力を振り絞った。


「みんな、力を合わせよう!」僕は叫び、仲間たちと共に最後の一撃を放った。


第七章:勝利と新たな希望

光が収まったとき、魔王は倒れ、城は静まり返った。僕たちは勝利を手にしたのだ。


「やった…!」仲間たちと抱き合い、喜びを分かち合った。


「これでこの世界は救われた。」アレンが言った。僕は彼の言葉に頷く。


しかし、心の奥にはまだ不安が残っていた。僕はこの世界に残るべきなのか、それとも元の世界に帰るべきなのか。仲間たちの中には、僕の力を妬む者もいた。特にリナは、僕の成長を快く思っていないようだった。


「僕は…この世界で新たな人生を歩みたい。」そう決意した。


仲間たちと共に新たな冒険を始めることにした。僕は異世界での新たな冒険を始める。大学デビューに失敗した僕が、今度はこの世界での成功を目指すのだ。


エピローグ

異世界での冒険を経て、僕は成長した。仲間たちと共に過ごした日々は、かけがえのない宝物だ。これからも仲間たちと共に、さらなる冒険を続けていく。


「これからどうする?」リナが尋ねる。


「新しい仲間を探し、もっと強くなりたい。」僕は答えた。


こうして、佐藤健一の異世界での物語が始まった。彼の冒険はまだまだ続く。新たな仲間や試練、そして成長の物語が待っているのだ。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

今作はどうだったでしょうか?初投稿ということもあり、ドロドロした部分は消してお送りいたしました

この作品があなたのためになっていることを願います。読んでくださいありがとうございました!

ぜひ、次回作をお待ちください!!

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