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第8話 平和な日常①

「なるほど、【悪魔に選ばれた者】ですか…あり得ないこともないな」


「そうでしょう?」


「え、なになになに?ドユコト?」


「はぁーやっと正気に戻りましたか」


「いや、ディヒターさんのせいっすよ」


「そんなわけがないでしょう?あれくらいの内容も理解できないんですか?」


「そうだな。ディヒターさんの言う通りだ、

あれっwクランツ先輩もしかして少しバカになったんじゃないかw」


「うるさいなあ」


「…とりあえず君たちは学校へ行きなさい。今回の件は私たち大人組が引き継ぎます。

フェルネとも学校で合流することになっています」


「でも…ディヒターさん今日講義の日ですよ?」


そう、ディヒターさんは…というか【神に選ばれた者】は魔法学校で

月に一回特別講義を行うこととなっている。

これは魔法に対する強化・理解を高めるためらしい。

もちろんクランツ先輩は魔法体育科、フェルネ先輩は魔法理科を教えている。

俺に関しては先輩達とは違って【神に選ばれた者】であることを隠している為

教えてはいないが、一応魔法薬学が得意だ。

ちなみにディヒターさんは魔法歴史学を中心に魔法社会学を得意としている。


「あれ?そうでしたか。では、私も共に学校へ行きます」


「どうしますか?転移魔法使います?」


「次の授業に間に合わなそうですので、ここは転移魔法を使いましょう」


「ディヒターさん、その…こむぎちゃんは良いんですか?」


「ええ、先程警察の方から見つかったとの報告がありましたので大丈夫です」


「それは良かったですね」


「〈move(ムーヴ)〉」


こうして俺達は魔法学校へ向かった。結構急いで!

すると、そこにフェルネ先輩はいなかった。

とりあえず俺は授業があるし、

ディヒターさんとクランツは講師として遅れるわけにもいかないので

各々の場所に向かった。


(とりあえず俺は一旦寮に帰るか)


寮に帰ってみるとナハトは居なかった。

(どこ行ったんだアイツ)

と思いながら授業の準備をしていた。


「え〜と、次の授業はディヒターさんの魔法社会学か、移動教室はないから…」


「わあっ(めっちゃ大声で)」


「………ナハトか」


「何でそんな反応なんだよ〜完全に不意をついたはずなのにっ!」


「いや、めっちゃびっくりした。心臓飛び出たかと思った」


「全然そんなふうには見えないんですけど?」


「ポーカーフェイスって奴だろ?多分」


「それ自分から言います?」


「まあ、それもそうだな」


「というか…リヒト!まずいよ!授業間に合わないよー」


「大丈夫だ、転移魔法を使えば…」


「ん?どうしたんだ、リヒト。早く行こうぜ?」


「…魔法の使いすぎで、魔力が…」


「意外と貧弱ッ!」


「あとは頼んだ!」


「何でこうなるんだよ〜」

久しぶりのナハト君!

やっぱ平和が1番だね!

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