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第5話 面倒事

突然だが今、俺はカフェにいる。そう、ディヒターさんと。


〜2時間前〜


「えっとー聞き間違いではないですよね?」


「えぇ私は至って真面目です」


「ディヒターさん、仕事に私情(しじょう)を持ち込むのはどうかと…」


「ディヒターさんってこんなキャラでしたっけ?」


「クランツはうるさい黙って」


俺達は混乱していた、何故ならいつも真面目で時間や規律に厳しいディヒターさんが

何故か自分の愛犬探しに俺達を集めたのだから。


「あの、ディヒターさんそれは警察の方に相談されてはいかがですか?」


「仕方ないですが、こむぎちゃん探しは私の独断(どくだん)で決めさせていただきます」


「ん?ルーエさんの話聞いてたのか?」


「クランツ、だ・ま・れ」


「ということなのでまた後ほど連絡させていただきますので、

ここは一旦解散とします」


そう言ってディヒターさんは去っていった。

本当に俺だけは選ばれるな!と思いながら俺もその場を離れた。

俺の特異魔法(とくいまほう)は探知・探索が苦手だから大丈夫だ。(フラグ)


説明しよう!

特異魔法とは、一般的に誰でも覚えれば使える一般魔法(いっぱんまほう)ではなく

一般魔法を(きわ)めた先にある、一般魔法が変異したその人特有であり得意な魔法

それが、特異魔法である。

ちなみに、ナハト・ドンナーの特異魔法は電気系統全般である。


〜そして現在〜


「ディヒターさんそれで話って…」


「………(無言の圧)」


え、なになになに?俺なんかしたか?あ!遅刻した…

どうしようこれは察しろという顔だ。

思いだせ、俺はなにをやらかした?

どうしよう、ディヒターさんの顔が曇っていく。


「リヒト、君に手伝って欲しいことがある」


手伝って欲しいこと?あ、もしかして…


「あ、愛犬のことですか?」


「ええ、それもあるのですが…君の特異魔法が適していると思ったので」


「なんでこうなるんだよ…」


「何かいいましたか?」


「な、なんでもないです、」


「ん?おふたりともどうしたんですか?」


声がした方を見るとそこに居たのは…


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