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23.レイラの強さの秘密

人族言語と魔族言語の設定を忘れた馬鹿がいるらしいですよ…というわけで改稿します(n回目)

「それじゃあ行ってきますねー!」


「頑張って下さいねー、冒険者は命大事に!ですよー!」


手続きをしてくれたギルド職員のメイさんに手を振ってギルドを出発する。

手続きが終わった後、周辺の地形や出没するモンスターについて教えてもらった。ダンジョンの周りで見かけるモンスターばかりなので、彼らの好物の果物ついて売ってる場所があるか尋ねるとメイさんは不思議そうな顔をしていたが、露店で売っているらしい。


なので今はその果物を買いに行っているのである。クエストは薬草集めだが、多少餌付けしても怒られはしないだろう。


「へいらっしゃい!お嬢ちゃん!新鮮な果物が入ってるよー!!」


「えっとー、この果物5個ください!」


「まいどあり!銅貨25枚だよ!!」



────────────────────────

【side:ギルドマスター】


「それじゃあ行ってきますねー!」


彼女はそう言ってクエストに向かう。

クエスト手続きをしている時に聞こえたモンスターの好物についての話、狩人として育つ中で覚えた知識なのだろうが俺も聞いたことが無かった。そもそもモンスターに対して住処の特徴を調べることはあっても果物を置き好物を調べることなんてなかった。

まだ10歳にも満たない体で、あの知識と戦闘能力。そして冒険心登録の手続きをした時に聞こえた調教師の声、つまり彼女は単独での戦闘力に加えモンスターの使役による索敵や探索も可能なのだ。


「ははっ…こりゃまたすげぇやつがきたもんだ! 」


思わず声が出てしまう。

彼女の才能、将来性は異常なまでに飛び抜けている。だからこそこの先どうなるのか、既に楽しみで仕方がなかった。


「リク!レオ!上の部屋に来い!」



〜ギルドマスターの部屋〜


「それでレオ、あのちびっ子と闘った感想はどうだった?」


「とりあえず最初に言えるのはあの子が年齢に対して異常な技量の持ち主ってことです。ギルマスはいつから彼女を見てました?」


「レオの後ろに回った辺り、ほとんど最後だな。」


「最初、強さを試すつもりで不意打ちでナイフで突いたんですよ、もちろん寸止めのつもりで。そしたら彼女剣を抜いて防御するどころか剣を前に突いて僕のナイフに当ててその衝撃を使って距離を取ったんです。」


「ちょっと待て、突きに突きをぶつけたってことか?そんなもの寸分の狂いがあれば防御出来ずに刺されるだろうに!?」


「それで自分も驚いてしまって、その隙に彼女に剣を投げられて思わず避けたら…その後は気づいたら首に剣を沿えられてました。」


「うーむ…レオ程の実力で簡単に背後と取られるとは思えんが…リクは何が起きたかわかったか?」


レオは採取系のクエストを受けないためC+級だが、対人戦闘能力はBー級はある。


「恐らくですが、レオが剣を避けるのを見越して行動したのではないかと。わざと剣を遅く投げていた気がします。」


「わざわざなんのために遅く…相手に避けさせるためか?いや…視覚を奪ったのか!」


「どういうことですか?」


「口よりも体験した方が分かりやすいだろう。レオ、今からこの刃の潰れた剣を顔に向かって投げる。それを避けてから剣の方向を見て欲しい。」


そうして合図をしながら剣を遅く投げ、レオに避け指せる。すると、レオも気づいたのか驚いた表情をしている。


「何も見えなかった…!」


「剣を遅く投げ、避けさせることで顔の横に剣がある時間が出来る。その瞬間左側の景色は剣に塞がれて見えなくなる、これが彼女がレオの後ろを取った方法だろう。」


「リク、彼女について知ってることを教えて欲しい。彼女は大物になる、そのためのサポートがしたいからだ。これはお願いでもあり、ギルマスとしての命令でもある。すまんな…」


リクは決心したように、


「彼女が狩人の娘と言うのは聞いていますね?彼女は捨て子でした。生まれてまもない頃に森に捨てられ、それを狩人が拾いました。人との関わりをほとんど捨てていた狩人は60を越えていながら、A級と同等の動きをしていました。」


「60を越えてA級だと!?」

人間なら40を越えれば身体は鈍り、動かなくなる。それが普通だ。


「狩人は身体の使い方を熟知し、その歳でも狩りをしていたのです。そして、彼女はそれを見て、教えられながら育ちました。狩人が私に彼女を託したいと言ってきたのは1年前のことです。おそらく自らの死期を悟ったのでしょう、1年間狩人は彼女に人の社会で生きるための知識と人との戦い方を教えました。」


「それが、私が彼女を引き取るまでの出来事です。結果、彼女は8歳でありながら異常とも言えるほどの力を身につけた、ということです。」


「狩人の持つ身体の使い方か…確かにそれなら幼い彼女でもあれほど動けるのは納得だな…」


「それと1つ…彼女─レイラはその強大な力を持っていますが、中身は紛れもない8歳の少女です。どうか、その事を忘れずにお願いします。」


「あぁ、分かっている。ここは冒険者ギルド、どんなものでも受け入れるし─受け入れた以上彼女は大事なギルドのメンバーだ。」


そう言うとリクは深く頭を下げ、感謝の言葉を伝えてきた。

この世界のお金事情について、

銅貨1枚:約100円

銀貨1枚:約1万円

金貨1枚:約100万円

銅貨100枚⇄銀貨1枚

銀貨100枚⇄金貨1枚


リクの説明していることについて、

狩人に育てられたというのはレイラやガイル達と事前に決めた、レイラが人間社会に溶け込むための設定です。

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