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21.ようこそ地方都市メルトへ!

今更ですが誤字報告機能ってマジで便利ですね。

誤字報告をしてくれる人に感謝を…!

「もうそろそろ『メルト』に着くよ。」


「疲れたー!!やっと着いたよ〜。」


「これが…地方都市…メルト!」


お父さんを説得してから1年、常識や知識を叩き込まれた私は、ダンジョンから歩くこと3日間、ついに地方都市メルトに来た。

人間の町は初めてで、ここから見える景色だけでとても発展しているのがわかる。


「それじゃあ町に入るか。」


そう行って3人はドンドンと進んで行く。少し戸惑いながらもついて行くとすぐに門に着いた。


「こんにちは、リクさん!お久しぶりですね!今日も3人揃って…あれその子供どうしたんですか?」


「いやぁ、隣町まで行ったときに知人に預かって欲しいってことで預かっているんだ。」


「私レイラ!よろしくね門番さん!」


「おぉ!よろしくな!へぇ…まだ小さいって言うのに剣を持って、たくましいですね。」


「狩人の娘だからな、これでも普通に動けるし、訓練も兼ねて冒険者をやる予定らしい。」


「冒険者を?まぁリクさんが言うってことは実力はあるんでしょうし自分が止めることは出来ませんが、1つ言わせてください…命を大切にな、レイラちゃん。」


「うん!」


門番さんは会話しながらも凄い速さで手続きをしてくれた。


「それじゃあ最後にお決まりの言葉を…ようこそ!地方都市メルトへ!」


門を抜けて舗装された道を進んで行く。正直迷いそう…


「何処に向かうの?」


「まずは宿屋だな。大家さんには話を通してあるから、そこで休憩としよう。」


様々なお店のある道を10分くらい歩くと、住宅街に入った。さらに歩くと、雛の絵が描かれた看板の前で3人の足が止まった。


「ここが、宿屋の『雛鳥亭』だよ。」


「リルさーん!帰ったよー!」


クロエさんがドアを開けて声を掛けると、中からクロエさんと同年台くらいの若い女性が出てきてクロエさんに突撃してハグをする。


「グフッ…!」


「おかえりクロエちゃーん!!それでその子が言ってた子?」


「私レイラって言います!これからよろしくお願いします!」


「きゃー!礼儀正しい子!」


そう言うとリルさんは気づいたら私を捕まえていた。


「は、はや!?しかも抜けれないー!」


目で追うことも出来ず、抜けようにもうまく力が込められない。細い手は万力のように動かず、リルさんのなすがままにされる。


「リルさん!レイラちゃんが死んじゃう!!」


旅での疲労も合わさり、意識が朦朧としだす。


「グヘッ…地方都市…恐ろしい所…」


宿屋の大家さんですらこんな強さ…この町でやっていけるのかな…


「大丈夫だぞ、レイラ。この人は3年前に引退したとはいえ元A級冒険者、この町の冒険者の上澄みだ。」


「今はただの大家だけどね!」


「ここなら防犯もしっかりしているし、冒険者ギルドからも近い。生活するのにちょうどいいだろ?」


「うん…そうだね…」


宿屋に入った後は、休憩になった。これまでの旅の疲労か、私は部屋に入るなり寝てしまい冒険者ギルドに行くのは明日になっていた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「フー、わかってる?」


「人前では人族言語を使うな、でしょ。わかってるよ、耳にタコが出来るくらい言われたし。」


「ならよろしい。アーティアも問題はない?」


『魔力伝導─能力使用を確認─はい、問題ありません。』


「おっけー、今日はギルドに行くし、試験があるかもしれないから準備は欠かさずに行くよ。」


「えっと…日用品は宿に置いて、回復薬は左のポケットで…」


朝起きて、寝癖を直しギルドに行く準備をしているとコンコンとドアがノックされ声が聞こえてくる。


「レイラちゃん起きてるー?」


「起きてるよー。」


「レイラちゃんおはよ〜…ふあぁ〜…」


「おはようリクさん…まだ眠いの?」


「俺は朝が弱いんだよ…今日は冒険者ギルド行くから装備を忘れないようにねー。」


そう言いながらリクさんは水浴びをしに行った。




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