09.レイラは3歳になりました!(後編)
投稿再開しました!
これからも気楽にのんびりお付き合い頂けると幸いです。
〜10分後〜
{も、もう無理……}
{もう動けないのよさ…}
あの後お父さんに追いかけ回され続けた私達は、魔力も体力も使い果たし、地面に這いつくばって休憩していた。
{あはは!2人ともそのまま溶けて液体になりそうだね、ほら、ジュースだよ。}
アレンお兄ちゃんが笑いながら私達にジュースをくれた。
{生き返るー…}
{危うく死ぬところだったわ…}
{液体を楽しんでいるところ悪いけど、まだパーティは始まったばかりだからね。レイラ、そろそろ誕生日プレゼントにしないか?}
誕生日プレゼント!この前はヤルバおじいちゃんがアレンお兄ちゃんに鎧の手入れ道具作ってたっけ。何が貰えるのかな!?
{凄いキラキラしてるね…ほらガイル、ヤルバ早く渡してあげなよ。}
{じゃあ先に儂のから渡しますぞ。}
そう言ってヤルバおじいちゃんは私に小さな箱をくれた。
{箱?ヤルバおじいちゃんこれなに?}
{これは『模影機』という魔道具じゃ。}
{魔道具!!かっこいい!どんなものなの?}
{その場の風景を模写した紙を出してくれる魔道具じゃ。少し貸してくれんかの?}
私はヤルバおじいちゃんは箱を渡すと、模影機をこっちに向けてボタンを押した。すると3回ほど赤い光が点滅した後、パシャっと独特な音がした。
{ほれ、こんな感じじゃ。}
出てきた紙には私がそのまま描いてあった。
{すごーい!ありがとうヤルバおじいちゃん!大事にするね!}
にしても模影機か…
何か良いことが会った時にその事を模影機で記録するのも良いかも!
{次は俺だな。}
お父さんはそう言って私に籠を渡す。
{籠?わっ!なんか居る!?}
中を覗くと、赤くてモフモフした物体が寝ていた。
籠から取り出すと少しプルプルしだした。
{かわいぃー!!何この子!?}
{最近俺達が忙しくてレイラと一緒に居られなかっただろ?だからレイラに寂しくならないようにモンスターを懐けた。}
たしかに欲しかったけど…リリーお姉ちゃんがお父さんに言ったのかな?
そう思ってリリーお姉ちゃんを見ると、首を振って否定した。
でもこの子、ほんとにモンスターなのかな…
{ねぇお父さん?この子ってほんとにモンスターなの?}
{なんでそう思ったんだ?}
{なんか雰囲気がモンスターと違うと言うか…お父さんとかと一緒の時の感覚がするんだよね。}
そう言うとお父さん達は驚いた顔をして、
{よく分かったなレイラ、こいつは魔物だ。サプライズてして言おうと思ってたんだが…}
やっぱり魔物なんだ!
{早く起きないかなー。}
そう言いながら頬をつんつんするけども、全然起きる気配がない。
そうだ!せっかくだし今日の事も模影機に描いて貰おう!
{ちょっとみんな来てー!}
みんなに模影機を使いたい事を伝える。
{私がレイラの後ろよ!}
{俺はレイラの隣だ!}
{僕はガイルの隣に行くよ…}
みんなが集まったところで模影機を起動する。
{撮るよー!3、2、1……}
急いで真ん中のスペースに入る。
パシャリと模影機が作動して1枚の紙が出てくる。
{綺麗に撮れたよー!}
レイラは3歳になりました!




