第6話 ~仲間~
少々強引に進めた感がいなめなくなっています、、、
アリアに連れられていくと”大空のハヤブサ”と書かれた
小さな受付があり、そこに身長が2メートルはありそうな
赤銅色の髪の男がいた。
「おうアリア、なんだそいつは?」
「こいつが昨日あたしが話していたソラよ。チームを
探してるっていうから連れてきたの。」
「ふ~ん、お前があのソラか。で、どうする?
俺たちのチームに入るか?」
(知っている人が少しでもいるほうがいいだろうしこの人も
悪い人ではなさそうだし)
「えーと、迷惑じゃなければ入らさせてもらえると嬉しいです。」
「よし、決まりだな。よろしくソラ。ちなみに俺の名前は
シュルクだ。」
「よろしくお願いします。」
「あー 俺に敬語は使わんでくれ。なんか気持ち悪いんだ。」
「じゃあ、よろしくシュルク。」
「ぶぅ、あたしもいるんだけどなあ、、、」
「あ、ごめん。アリアもよろしくね。」
「まあ今回はそれでいいにするわ。でも次からは気をつけてね。」
そう言って笑うアリアだった。
その後アリアとシュルクが”大空のハヤブサ”のチームについて
説明をしてくれた。このチームは約100人のメンバーで
構成されていて、チームの中でさらに3つの部隊に分けられている
らしい。内容で分けると
鉤爪・・・接近戦は得意だが魔法は苦手な人が多い部隊
翼・・・・魔法は得意だが接近戦は苦手な人が多い部隊
嘴・・・・魔法か接近戦のどちらかに偏っていない
オールラウンダータイプの人が多い部隊
となるらしい。ちなみにどの部隊に入るかは自分で決めていいらしい。
また各部隊隊長1人と副官4人がいるが、副官は強ければ選ばれるという
ものでもないらしい。そしてシュルクは”鉤爪”の隊長(!)、アリアは
”嘴”の副官の1人らしい。
しばらくの間アリアたちと話していると、向こうから男3人女2人の
5人組が近づいてきた。それに気づいたシュルクが
「おい、お前ら帰ってくんの遅すぎだ。」
と不満をたれた。よく見ると5人の中の1人はソフィアだった。
「おや、その方はどなたですか?」
うすい緑色の髪をした男の人が尋ねてきた。
「あぁこいつはソラ、昨日アリアが話していたヤツだ。ついさっき
俺たちのチームに入ることになったんだ。お前らも自己紹介して
やってくれ。」
シュルクがそう言うとさっきの男の人が
「私はハイテンスといいます、”翼”の隊長をやっています。」
次に隣の深緑の髪の男の人が
「僕はアルベロです、”翼”の副官です。」
今度は真ん中の紺色の髪の男が
「……レインだ、一応”嘴”の隊長をやってる。」
その後ろにいたソフィアが
「改めましてソフィアです、”嘴”の副官をやっています。」
最後に金髪の女の人が
「私はエメリアだ、”鉤爪”の副官を務めている。」と紹介をしてくれた。
俺は全員に挨拶をしつつも、このメンバーの肩書きに冷や汗を流していたのだった。
次回は登場人物紹介を書きます、話は進みません。