第2話 ~町へ~
思っていたより更新が遅れてしまいました、、、
あれから2日経ったが俺たちはまだ町についていなかった。
「まだ着かないのかよ、もう2日だぜ。」
「あと1日だから我慢しろ、我慢。」
一緒に行動しているのはあの馬に乗っていた男である。
名前はガルゴ、行商人をやっていていろいろな知識を持っている。
結構大雑把な性格らしく、俺が遠くからやってきて金が
ないことを話すと貸しなどと言って金貨2枚(10万円)をくれた。
他にもあの本に載っていないようなことを教えてくれた。
中でも1番助かったのは戦い方について教えてくれた
ことである。この世界では商人でさえもある程度の力がないと
やっていけないらしく、戦えない者は仕事につくことは
ほぼ不可能らしい。そのため俺はガルゴに基本的な体術、剣術、
魔法を教わった。魔法については危険だと言ってあまり教えて
くれなかったが、基本の魔法くらいなら使えるようになった。
ついでにガルゴが持っている武器の中から1つくれるというので
俺は刀身が1メートルほどの刀を選んだ。やっぱり日本人なら
刀だよね。この世界の武器はいつもはアクセサリーとして身に着けておき
いざ戦いになったらスペルを唱えて武器化させるらしい。
マジックアイテムの便利さを実感する俺だった。
ちなみにガラゴはいくらでも荷物が入る4次元ポケットのようなアイテムを
持っていた。。、、、さすが商人だ。
{アウセン}
ガルゴがスペルを唱え4次元ポケットもどきからテントを取り出した。
「よし今日はここで泊まるぞ。」
「はいよっと。」
俺にとっては人生で2回目となる野宿だが行商人であるガルゴにとっては
あたりまえのようでてきぱきと仕度をしている。暇になった俺は
「ちょっと動いてくる。」
と言って少しはなれたところで刀を振ることにした。
ブンッーーーブンッーーーーー
(昨日よりだいぶ慣れたな)
もともと運動神経がよかったせいかほとんど思うがままに刀が
振れるようになり上機嫌になった俺はガルゴが夕飯を知らせるまで
刀を振り続けていた。
翌日の昼過ぎ、ようやく目的の町が見えてきた。
町に着くとガルゴはまず宿をとるぞ言って歩き出した。
町は思っていたよりも広くとてもにぎやかだった。
どの宿も混んでいて空いている宿を見つける頃には
もうあたりは暗くなっていた。そのため町の探検は
明日にし今日は寝ることにした。やはりベットは
寝心地がよかった。