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幻想奇譚

素敵な貴方、素敵な宮

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

とある建物を夫人の様に描写してます。

苦手な方はブラウザバックお願いします。


こんにちは、綺麗な貴方。ずっとずっと憧れておりました。

私はとある博物館に参りました。噂によると、敷地はとあるドーム二個分。あまりに広大な土地なので、以前に年間パスポートを購入させて戴きました。

目の前に広がる、和洋が混ざった様な御屋敷ばかりに目が向いてしまいますが、私はそれよりも左手に広がる建築に心が奪われしまいました。

西洋の教会の様なライトグリーンの丸い帽子を被った宮殿。あまり派手な装飾はありませが、アクセントとなる彫刻が端に施されて降ります。そして門前を守る様に青銅の獅子が。此処の空間だけ切り取って渡されたのならば、海外かと錯覚してしまいます。水の都、そこにこの土地だけを埋め込んでも、何一つ違和感が無いのです。

私は本館に訪れる前に、必ずと言って良いほどその建物を眺めておりました。中は……どうなっているのでしょう……? 外観がこんなにも素敵なのです。内部だってきっと素敵。多くの方々が沢山の嗜好を凝らし、大切に造り上げているのでしょう。

でも……残念ながら、一般開放はされておりませんでした。内部を見ることは……残念ながら叶わなかったのです。

んん? 何故過去形なのかと……? それはですね、本日は公開されていらしたのです。特別展という形で。あぁ、有難う御座います。博物館関係者の方々……。私は一人そわそわとしながら、内部へ。

まず目に入ったのは円形状のエントランス。そしてそれを支えるように天まで伸びたエンタシス。規則的に並べられた欄干が、元より高貴な方々の為だけに公開していた事が分かります。思わず見惚れて、息を飲みました。でも感動はそれだけに留まらず。視線を更に上へと向けると、丸天井の中心に、硝子が嵌め込まれておりました。光の加減によって、色彩を変え、異なる印象を与えるそれは、もうそれだけで満たされる光景でした。

まずは一つ深呼吸。そして部屋へと続くアーチの入口に目を向けます。奥の方に品のある階段が。踊り場に向けて括れを作り、手前側に広がるその様は、計算され尽くされたもの。ふわふわと幻想を彷徨うように、展示品に目を向けながら、私は踊り場へ。

ずっとずっと素敵でした。カールを描いた手摺が螺旋を形作り、貴族の方になった様に錯覚してしまいます。

こんにちは、素敵な貴方。素敵なご婦人。私が思っていた以上に、貴方はずっとずっと美しかった。今日、貴方の内部に招き入れられた事に深く感謝を。次は、何時お会い出来るでしょう。素敵な貴方。

よく映画とかであるじゃ無いですか。

窓際で読書してるご婦人が気になって、ついつい眺めてしまう。みたいな導入。

あれと同じ現象が渡に起きてます。


見掛けは凄く綺麗だけど、話した事ないから性格全然知らなくて……。

窓から見える所作が凄く綺麗だから、品のある大人何だろうな……。みたいな。

でもついこの間偶ばったり鉢合って、話してみたら想像以上に品のある人でド肝抜かれた。という導入。

だから初っ端“貴方”という言葉を使ってます。


全てをぶち壊す様な文が下にあります。


私のオススメはエントランスと螺旋階段です。

カールが縦ロールみたいで刺さりました。

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