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DOLL―What can the hand of you save?―  作者: 刹那END
―第1章― 神の子
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Epilogue bridge

 2011年9月11日――――第二の9.11事件と称されたこの日に世界では八万二千人という死傷者を出した。

 この日から甚――Persona(ペルソナ)は大きく動きを見せるようになる。

 北川高校の校舎の残骸から見つかった一丁の拳銃により、大貴が天皇を殺した犯人だと発表されることとなり、天皇は皇太子が後を引継ぎ、事を終えることとなった。しかし、Persona(ペルソナ)は北川高校にいたはずなのに何故、それを阻止できなかったんだとネット上では“無能な警視庁長官”と賑わせる事となった。

 そして、大貴はそれ以来、白井(しらい)と呼ばれる男の組織の基地に連れて行かれ、犬塚と合流した。

 翔はというと大貴と同じように白井と呼ばれる男の組織の基地へと連れて行かれたのだが、脱走。それ以来、翔は行方を晦ました。


 ◇


 2011年11月19日


 9.11から二ヶ月以上もの時が経った日のことだった。

 一人の男の元に一通の見たことのないアドレスのメールが届いた。

 どうやら、そのメールは一斉送信されたものらしく、宛先にはぎっしりと他の人々のメールアドレスが載っていた。

 そのメールの内容はこんな物だった。



 全国の殺し屋諸君。お前達には俺と一緒に、あるゲームに取り組んでもらいたい。

 人形対殺し屋って言う簡単なゲームだ。

 お前達が勝ったら殺人ウイルスのワクチンをやろう。

 人形が勝ったら、世界は終わり。

 このゲームの参加を拒否する事はできない。

 拒否した場合、殺人ウイルスを世界中にばら撒く。

 それか、俺の部下、DOLLを世界中に放す。

 11月21日。

 その日に詳細は伝える。


 P.S.妙な行動は慎んでおけ



 それを全て読んだある男――翔はケータイを握り潰しそうなくらいの強い力で握り締めた。

「クソ野郎が……」

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