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1月11日

●  ●1月11日(2019/06/09投稿)●  ●  


 色々な手続きをやってくれた、妹には本当に感謝しています。


 少なくとも、父やお店の人にやって貰ってたら、ここまで順調に終わって無かったでしょう。


 自分だけだったら、部屋の解約も掃除も、住民票を移動するのも、間違いなく出来てません。


 そう考えたらぞっとします。




 変な話、仕事中に脳梗塞になったのも、ある意味ラッキーだったと思います。


 家で一人の時に倒れていたら、多分誰にも発見されずに、そのまま死んでたと思います。


 エログッズとゴミに囲まれて、高確率でちん〇ん握った状態で。


 それもある意味ありかな……と。


 まあ、今生きてるから、そう思えるのかもしれませんけどね。




 今回そういう死に方をしなかったという事は「単にラッキーだっただけ」と思います。


 良くこういう時に「神を見た」とか「私は使命を与えられた」とか言う人がいるじゃないですか。


 そこまで悟ってません、と言いますか、自分がそっち方面に壊れてなくて、良かったです。


 自分の価値観が正しいかどうかは置いておいて、病気発病前と変化なかった事は良かったです。




 実はここまで書いた物は前振りです。


 妹が来てくれたから自分は何の心配も無しで、今実家に向かって車で帰れている事には、心の底から感謝しています。


 入院中ずっと出来なかった「な〇う」巡回も、動くのが左手だけなんでスムーズに出来ませんけど、何とか出来ました。


 妹が「何のサイトを見てるん?」と聞いて来たんで「な〇う」と答えました。


 妹は「な〇う」の事は詳しく知らなかったらしく、簡単に説明をしたんですよ。


 そうしたら「ラノベの主人公てなんで名前がカタカナばかりなんだ?」「全然面白さが分からない」、とかほざきやがったんですよ。




 入院中に色んな話をして、妹がオタという事は分かっていました。


 興味のあるジャンルは自分と違いますけど。


 何年も合って無い人間と、趣味が合う事が無いのは当然でしょう。


 彼女は自衛隊オタ?飛行機オタ?だと言うのが分かり、じゃあ「ガ〇パン」「G〇TE」「よみが〇る空」辺りの話を振ったんですが、観た事無いみたいでした


 その時は生もの好きは、アニメは観ないのかな、位しか思いませんでした。


 ちなみに「ガ〇パン」以外は、タイトルすら知りませんですた。




 自分の職場の事もあり、漫画の話は割としました。


 実家にある漫画は「ワン〇ース」「コ〇ン」、ジャンプは毎週買っている。


 妹がファンらしい「浦〇直樹」の作品位、と聞いてそりゃ、自分が勧めた作品は知らんわな、と納得しました。


 ちなみに「パイナッ〇ルアーミー」や「マスター〇ートン」が好きならって「マー〇ナル・オペレーション」を勧めました。




 自分の仕事は漫画ソムリエみたいなものです。


 お客さんが漫画を面白いと思って欲しい、そう思って漫画喫茶の店員を続けていました。

 

 普通の人があまり知らない、面白い作品を見つけるのを使命と思ったりもしてました。


 もちろん完全自己満足の世界です。


 自分と趣味が合わない人も、当然います。でも、他人の趣味に批判はしません。


 否定から入るのは、更に理解が出来ません。


 好きになれと、強制もしてません。


 内容を詳しく知らない人間に、テキトーに批判、批難されるのが気分が悪くなるか。


 自衛隊好きな妹は、身に染みて良く分かっていると思っていました。


 正直ショックでした。




 何で自分が、実家に帰って無かったのか、理由を急に思い出しました。


 自分はこういう、他人を意味なく批判する空気、所謂「田舎もん根性」が嫌でした。


 妹は父親と母親や祖母とかから、そういう事を言われて嫌じゃ無かったのかな。


 そう思ったんですが、当時は妹と仲悪かったんで、良く知らないのを思い出しました。


 自分は上に書いたように、妹には色々世話になっています。


 今後も世話して貰わないと、生きて行けません。


 自分の立場を考えると、妹に無茶は言えません。


 倒れる前だったら「全然面白さが分からない」とか言う人は、そもそも相手するだけ無駄です。


 頭の中で「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」とあの画像を思い浮かべるだけです。


 ただ自分は、そういう人に世話して貰わないと、生きていけなくなりました。


 今後は父母祖母と同じ「妹はそういう偏見を持った人だった」と思って暮らすしかありません。


 まあ、これは自分の報いと思うしかないですね。


 まあしゃーないなと思うしかないです。


 そんな感じで車の中で、地味にショックを受けていました。






 更にショックな事が判明しました。




 自分がスマホが使いこなせない。


 実は倒れる前の月まで、自分はずっとガラケーを使ってました。


 家でいる時も店でいる時も、パソコンがあったんで、スマホに変更する理由がありませんでした。




 ただでさえ麻痺があり、左手だけで操作をしてます。


 操作方法を覚えていません、というか教わっても、脳から抜けていきます。


 妹に助けて貰いながら使っていました。


 酷いタイミングで、スマホに変更してしまいました。


 倒れるのを分かっていたら、スマホにはしてませんが、当然分かる訳ありませんでした。




 高速の上で、転院後の生活を考えていました。


 最初の計画では、入院中はスマホでネットを巡回して、時間を潰す予定でした。


「なろう」のブックマーク消化するだけで、何日もかかりますから、余裕で遊んで過ごせると思ってました。


 車の中では、その生活の試しだったんですが、いきなり躓きました。







 香川に帰って来ました。


 住むとなると、高校卒業以来約30年振りになります。


「入院前に1回実家に帰るのか?」と思っていたんですけど、そのまま病院に直行しました。


 父と母が病院の入り口で待っていました。


 2人に会うのは祖母の葬式以来約5年ぶり、お互いにかなり前に会った時と違う。


 自分は車椅子にのり、脳梗塞で右半身麻痺になっている。


 母も1年前に脳内出血で倒れて、自分と同様右半身麻痺になっている。


 妹も頭に腫瘍が出来て、少し前に開頭手術をやっている。


 今回自分が脳梗塞になり、冗談で次は父の番だと言ったら、妹が笑えないと言ってました。




 妹は一度実家に戻り、姪っ子と甥っ子を連れて来きました。


 二卵性双生児なんで、当時どっちも高校2年生(今は3年生)という微妙な時期に、お年玉も貰った事も無いおじが、障害者になって車椅子に座っている。


 自分が退院したら、一緒に暮らす事になります。


 自分の知らない間に、姪っ子と甥っ子と妹が色々話し合ったみたいです。


 お互いに気を使いながら会話をしました。


 少なくとも2人は自分が高校生の時より、空気読める子だなと思いました。




 ます、入院手続きを色々やりました。


 名古屋の病院では測って無い体重を、こっちの病院で初めて測りました。


「これが後に後悔する事になるとはマジで思いませんでした」


 1話にこう書いたんですけど、これがどういう意味か言いますと、この時体重が96.6kgだったんですよ。


 やたら中途半端な数字でした。 


 どうせなら100キロ超えの方が、インパクトがあるじゃないですか!


 名古屋で入院してた期間、何キロ減ったか分かりません。


 多分110㎏はあったと思うんですけどね。


 ですんで自分の体重の基準が、96.6kgスタートとなりました。




 ちなみに身長も適当に測られて、165㎝となっていました。


 ずっと自称173㎝と言ってました。


「年取って縮んだのかな?」これは、体重とは違う意味で凹みました。


 後に測りなおして、173㎝に修正しました。


 ちなみに、入院中に測りなおす必要はありませんでした。


 ただの自己満足です。




 手続きと検査が終わって、病室に移動しました。


 部屋は2人部屋に決まり、自分は入り口側のコーナーになりました。


 名古屋の病院では、食事はベッドの上で食べていました。


 ここもそうかと思っていたんですけど、食事する部屋に移動すると言われました。


 食事の部屋に、大画面TVがあったのが印象に残っています。




 今日は長距離の移動当日だったので、今日だけはベッドで食べ、翌日の朝食から、車椅子で部屋移動して、ご飯を食べる事になりました。


 夕飯が終わり、今日はすぐ寝る事になりました。


 当然すぐに寝られるはずがありません。


 やっとネットが出来る!


 車の中では微妙だったけど、落ち着いてやれば大丈夫だろ。


 そう思って布団の中で携帯を触っていました。




 結論を先に言いますけど、転院2日目の夜に、スマホを使うのを諦めました。


 スマホを触っていたら、間違えて電話をかけたのが事が立て続けに2回おこって、流石に無理だと思いました。


 スマホは妹に解約をして貰いました。


 結局、自分がネット世界に戻れるのには、5月中旬の帰宅練習日まで待つ事になりました。


 自由に出来る様になるには、退院後まで待つ必要がありました。


 ですから、12月末から5月末なでの、ネット上で起こったイベントは殆ど分かりません。


 少しずつ穴埋めしてると言う感じです。




 明日から本格的なリハビリが開始されます。


 気が付いたら寝落ちしていました。




 第一章終わり






 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇  


 【全話修正する部分】 

 

 ・細かい文章の修正。


 ・会話文以外の行頭は一字下げた。


 ・草(w)を刈った。


 ・文章と文章の感覚を最低一行開けた。






 【修正と追記した部分】



 ちなみに今もスマホは使い方知りません。スマホに触ってませんもん、当然です。


 携帯は持ってますがガラケーです。


 自分が使うものと言うよりは、出先で自分が倒れた時に、他の人に助けて貰う為の物です。


 使う機会がない方がいいです。


 パソコンは左手だけで使ってます。


 マウスとは言いませんが、せめてシフトキーを右手で押したいです……。




 ・「ラノベの主人公てなんで名前がカタカナばかりなんだ?」


 ちなみに、この例は某イキ〇トさん位しか知らなくての、この発言だったようです。


 ホントに……です(怖いんで伏せます)。




 ・まあしゃーないなと思うしかないです。


 ここに色々追記してましたが、妹様に消せと怒られました。


 報復が怖いので削除しました。


 しゃーないと思うしかありません。




 最近は物事を考えない様にして生活してます。


 考えても発言権も、自分の自由になるお金もありませんし。


 時間だけは一杯ありますけどね。


 色々考えて、またてんかん発作がキツいだけですから。。




 ・姪っ子と甥っ子を連れて来きました。


 姪っ子と甥っ子と一緒に暮らす様になって、2人共空気読むタイプに育っていて、可哀相だと思いました。


 自分が2人に出来る事は、老害にならない様に気を付ける位だけです。


 この家に染まる前に、脱出して貰いたいです。

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