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上手に焼けました

 ●  ●上手に焼けました(2019/08/11投稿)●  ●



 自分の脳梗塞のタイプは、9話に少しだけ書きましたが、「心原性脳塞栓症……心臓にできた血栓が流れてきて血管をふさいでしまうもの」です。




 ちなみに、血栓が脳に行ったら脳梗塞で、肺に行ったら「肺血栓塞栓症」という別の病気になります。


 所謂「エコノミー症候群」と呼ばれているものです。


 他にもあるみたいですが、詳しくは知りませんので、知りたい方はググって調べてください。


「血栓が詰まるとヤバい」という事だけ分かってくれればいいです。


「血栓はどうやって作られるか?」自分の場合は不整脈のせいで出来ました。


 この不整脈が「心房細動」と呼ばれる物です。


 ちなみに「不整脈」も種類が一杯あるみたいです。


 これもググって以下略。


「心房細動」は不整脈の中で、一番ヤバいと言われているものです。


「フフフ…奴は四天王の中でも最強…」みたいです。




 自分はリハビリ病院を5月末に退院しましたけど、ずっと「心房細動」はそのままでした。


 言ってみたら時限爆弾を胸に抱えている状態です。


 血栓が出来ない様に「血サラサラ」は飲んでいますけど。


 ちなみに正式名称(=エリキュース)はありますが、医者も看護師さんもこう読んでいます。その方が分かりやすいですもんね。


 他の薬は飲まなくなっても「血サラサラ」は死ぬまで飲みます。




 リハビリ医院退院後、家の近くの病院に行きました。この病院の事を「かかりつけ医院」って言うんだそうですね。


 近所の病院で薬とかを処方してもらうシステム、になっているんだそうです。


 自分は歯医者以外病院に行って無かったんで、そういうシステムも知りませんでした。


 そこの先生と心房細動をどうするかを話し合いました。




 その先生曰く


「心房細動は手術しないと治らない」


「心房細動は手術しても治らない事もある」


「心房細動は手術1回で治らない事もある」


「心房細動が慢性化していたらどもならん」


 みたいらしいです。




 不整脈の治療の場合は手術までたどり着くのが大変みたいです。


 年寄りは手術を選択しない事で、薬で抑える方を勧めると言っていました。


 手術したらそれが原因で死んじゃう事が有るからと言ってました。


 言い方はアレですが、すぐ死んじゃう確率が低い自分は、チャレンジしてみたらいいんじゃね?と言われました。


 自分の場合はいつから不整脈があったか良く分かりません。最悪、慢性化になってる可能性があります


 健康診断では不整脈は指摘された事はありませんから、先天性じゃないのは確実です。


 でも最後に健康診断を受けたのは名古屋に来る前です。10年経ってます。


 良く考えたら、セルフバーニングをが終わった後、息が上がっていました。

 

 単純に老化だと思っていましたが、まさか病気だったとは……。




 取り敢えず一度手術にチャレンジする事にしました。ダメだったら諦めれはいいだけですし。


 正直、手術はおいしいネタになるなあとも思いました。


 自分がやる手術は「カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)」と、呼ばれているものです。


 文字通り「心臓を焼く」手術になります。




 初の全身麻酔です。


 そもそも麻酔自体、歯医者で打った事がある位です。


 確率自体は低いと言われましたが、死ぬ可能性は0パーセントじゃありませんでした。


 ですんで前回で1回完結済みにしました。あと、某5chのスレに晒しました。


「明日から心臓の手術で入院するんで直ぐに直せないが、死ななかったら指摘点を直していきたいので色々言って欲しい」とアドバイスを求めてみました。


 【小説家になろう】底辺作者が集うスレ470


 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1564479865/923-


 ここに晒した訳一番の理由はフラグ建てです。


 後は自分が色んな意味で「底辺作者」だと思ったからという理由もあります。


 真面目な理由は「退院後に修正をするモチベーションにする」でしょうか。


 後、単純にエタるのは嫌なんで完結済にしました。






 入院は8月7日、手術は8日に決まりました。


 入院した病院は高松にある「ゆ〇ゆ」に出て来た病院です。


 ある意味聖地巡礼になる訳ですが、自分は作内の「乃木〇子」みたいに、包帯まみれにはならない予定です。




 手術の前の日にやった事は「毛剃り」と「胃カメラ飲み」だけです。


 完全にパイパンになりました。ちくちくします。


 剃った範囲は、膝の辺りからお腹までかなり広範囲です。


 カテーテルアブレーションでは「右内頸静脈(右の首)から1本、右大腿静脈(右足付け根)から3本、治療用の管をいれます」


 こんな感じで、首とちんちんの付け根から管を入れて治療をするみたいです。


 胃カメラは


「心房細動は左心房の左心耳という場所に、血栓ができる可能性のある不整脈です。


 この場合、血栓がないことを、造影CTや経食道心エコー検査(胃カメラみたいな検査)で確認します。


 経食道心エコー検査は、脳梗塞の危険性が高い患者さんにのみ行います」


 こういう理由で飲んだみたいです。


 自分は胃カメラも初経験だったんですが、薬で寝てて覚えていません。




 前の入院の時と同じく、自分は入院中はネット断ちになります。


 今回入院が短期(3泊4日)の予定でしたから、本を1冊だけ買いました。


 脳梗塞発症後、初めて買った本は「Fate/stra〇ge Fake5巻」です。


「この素晴らし〇世界に祝福を」「りゅうおう〇おしごと」とかと悩んだんですが、感情失禁があるんでギャグ物は止めときました。


 これを買ったのもフラグ立ての為、と言うのは前回書きました。




 脳梗塞を発症してから、入院した病院はここで4つ目です。


 ある意味自分はベテランだと思っていたんですが、今回が今までのなかで一番きつかったです。


 まさか国立病院が最悪だとは思いませんでした。


 今回も4人部屋だったんで、他の人の声とかが聞こえるのは仕方がありません。


 寝ている時に、同部屋の人の電話の着信音と会話の声で目が覚めてしまいました。


 自分は次の日の朝一から手術だったんで寝られないのは不味いです。


 通話は仕方が無いでしょうにしても、せめて着信音を下げて貰いたかったんです。


 ナースコールを押し、看護師さんに言って欲しいと伝えました。


 その看護師から「あの人今日手術だったんで、電話の許可出してる」って言われました。


 この時点で( ゜Д゜)ハァ?って感じでした。


 もっと訳分からないのは「我慢出来ないんだったら、部屋変わっていいですよ」と、”自分が”言われたことです。


 電話をしている人に言うのはまだわかります。


 何で自分が部屋移動させられるか、正直分かりませんでしたが、寝られるならそれでいいと思いました。


 じゃあ変えて欲しいって言った所「今は部屋が開いてないんすよね」そう言い出しました


 また( ゜Д゜)ハァ?ですよ。


 こいつの言い方が「こっちが我儘で部屋を変えてくれ」と言ったような感じでした。


 そもそも何でお前はタメ口?


 この時点でかなり頭に来てたんですが、自分は言い返せません。脳も舌も上手く回りませんしね。


 この件は手術が終わってから、妹にクレームを出して貰うようにしよう。


 入院時の説明で何かあったらアンケート用紙に書いてくれと言われて渡されてたんで、それにこの事を書こうと思いました。


 前にも書きましたが、自分は人の名前を覚えられません。


 だから、名前を教えてくれと言ったんですよ。


「個人情報なんで教えてられない(キリッ」と言われました。


 これも( ゜Д゜)ハァ?ってなりました。


 自分が言った言葉も責任取らんつもりか?


 腹が立って寝付け無くなり、手術前にあまり飲みたく無かった睡眠薬を飲んで寝ました。




 どの病院でも、看護師さんにはロクな人がいませんでしたが、皆少なくとも仕事はやっていました。


 ここまで酷いのはこいつだけです。


 次の日の朝食時にも、違う薬を持って来たりしてました。


 県立病院で働いてはいけないというか、看護師やったら不味いレベルです。

 

 妹に自分の言いたい事をまとめて貰って、次の日アンケートを出して貰いました。


 婦長さん?が何かしてくれたみたいで、自分が退院するまでそいつは絡んで来ませんでした。




 さて手術当日です。


 手術が始まる30分位前に説明をされました。


 心臓のどこを焼くか、初めて(じゃないかもしれませんが)聞きました。


「心房細動は、心臓の左心房という部屋に入ってくる4本の肺静脈という血管から余計な刺激が発生することで起こります。


 カテーテルアブレーションは、左心房と肺静脈の間に電気を流しやけどをつくることで、肺静脈から発生する刺激を心房に伝わらなくする治療(肺静脈隔離)です。


 心臓の一部にやけどを作り、心房細動を根治する手術療法なのです」


 こういう事をやるみたいです。


 ストレッチャーに載せられて手術室に運ばれました。


 そういや全身麻酔と聞いていたんだけど、注射でするんかな?ガスマスクでするんかな?数を数えたりするのかな?


 手足を固定されながら(麻酔時に暴れる人がいるから、固定は必要らしいです)、そんな事を考えていました。


 




 ……で、気が付いたら手術が終わっていました。


 全身麻酔の記憶も手術の記憶も全くありません。


 こんなにあっさり終わるとは思っていませんでした。昼寝してただ時間だけ経った感じです。


 首と股間の痛みで手術をしたのは間違いありませんが、その痛みも毛剃りしたチクチク感と変わらない程度です。


 結局痛み止めは飲む事ありませんでした。




 入院3日目は、ただ横になって過ごしました。


 一日中「Fate/stra〇ge Fake5巻」を読んだだけで終わりました。


 狂信者ちゃん可愛いよ狂信者ちゃん。続きを早く読みたいです。


 この病院は食事の味だけは良かったです。ただ、果物が丸ごと出て来て、片手麻痺の自分には食べるのは面倒でした。


 3日目はずっと寝ていただけなのに、普通に3食出て来ました。


 自分ルールで出された食事は、残さず食べると決めていますが、この日の量は流石に多かったです。


 入院最終日は朝食だけ食べて退院です。




 心臓の手術が成功かどうかは、自分では分かりません。


 そもそも「心房細動」自体、自覚症状は殆どありません。


 セルフバーニングが出来る様になったら、分かるのかもしれませんが。


 治って無いとまた同じ手術をするだけです。

 

 この病院はもう勘弁です。






 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇


 【全話修正する部分】 

 

 ・細かい文章の修正。


 ・会話文以外の行頭は一字下げた。


 ・草(w)を刈った。


 ・文章と文章の感覚を最低一行開けた。






 【修正と追記した部分】



 ・確率が低いと説明をされても死ぬ可能性があったんで1回完結済みにしていました。


 ちなみに「完結の直し方」が分からなかったんで、復帰するのには違う意味で時間がかかりました。




 ・退院後に修正をする、モチベーションにしようとも、考えていました。


 今書いてる「これ」の事です。




 ・「Fate/stra〇ge Fake5巻」「この素晴らし〇世界に祝福を」「りゅうおう〇おしごと」


 よく考えたら、自分が楽しみにしてる小説は、殆ど完結してませんね。


 先日「やはり俺の〇春ラブコメはまちがっている。」が完結したのが話題になっていましたが、自分は多分読みません。


「ゼロ〇使い魔」「俺の妹がこんなに〇愛いわけがない」「僕は友達〇少ない」「ゲー〇ーズ」も最終巻を読んでいません。


 打ち切りや短編じゃなく最後まで読んだラノベは「とら〇ラ!」「フルメタ〇パニック」「蒼穹〇カルマ」「Fat〇/Zero」「天鏡の〇ルデラミン」位かもしれません。


 エタる小説が多い「なろう」のシステムは、ある意味自分にあってますね。





 ・( ゜Д゜)ハァ? の顔文字はそのまま残しました。


 まさに( ゜Д゜)ハァ?って気持ちでしたから。


 これは薬の副作用関係なしでブチ切れました。




 ・心臓の手術が成功かどうかは、自分では分かりません。


 11月に心臓の経過確認してきました。今の所成功したみたいです。


 心臓のパルス測定器?で、エラーが出なくなったんで直ったんでしょう。


 2月に通院してそれで問題無いと、「心房細動」は完治したと思って貰っていい、と言われました。




 ちなみに、退院後に焼いたハツを食いました。


 美味しかったです!!

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