ダンゴムシ先輩
● ●ダンゴムシ先輩(2019/07/27投稿)● ●
退院日が近づき、退院後の準備を始めました。準備と言っても自分は何も出来ません。
家の工事の手配や生活環境を整えるのは。妹と父に任せています。
退院後の生活は、リハビリ中心の「ニート状態」になります。
働いたら負けだと思っている(キリッ
帰宅までにして欲しい事は、名古屋で使っていたPCの起動確認だけでした。
PC以外は処分したって聞いていたんでそれ以外ありません。
やっぱりお亡くなりになっていました。
もちろん修理、交換すれば使えます、がそこまでするマシンじゃありません。
新品を買って貰い、設定なんかも任せました。
自分が考える事は退院してからの「自分だけの生活環境」の事だけです。
家では車椅子で暮すのか、杖で暮すのか、装具を付けるだけで暮すのか。
何も無しでは暮らせません。母が車椅子で生活してるんで、自分は車椅子は使えません。
結果、家の中は何も無しで暮す、外出時は4点杖&装具に決まりました。っていうか、そうなる様にリハビリしました。
肩の脱臼があるんで手の装具は、寝ている時間を除きずっと付けてます。
足の装具は自分専用の形です。それにあわせて靴も特注にです。
それなりにいい値段しますが、前に書いた通り後でいくらか戻ってきますから、そう考えたら安い買い物です。
家の方の受け入れ態勢でも変わってきますので、何が正解とかは言えません。
その人のタイミングとかがあるので、全員自分と同じように出来るとはいえません。
症状で方針は全然違ってきます。
これを書いた日は7月27日ですが、少なくとも退院して約2ヶ月、生活面で困る事は有りませんでした。
担当OTの先生とリハビリ中話をしてて、先生がこう言いました。
「装具が目立たない服のブランドを作って売り出したい」
「需要あるんじゃないかと思ってうんだけどどうでしょうかね?」
この先生とはリハビリ以外の思い出しかありません。リハビリ中にお互いぶっちゃけた話していました。
もちろん自分のリハビリのモチベーションアップの目的もあったんだと思います。
それ以上に、この先生は退職予定だったので、怖い物無かったんでしょうね。
ちなみに、この問いの自分の答えはこれです。
「そういう需要はあるとは思います」
「でも、これからの日本の状態は、隠す事が損になる方が多いと思います」
あくまでも一障害者の意見ですが、前向きな考えじゃありません。
実際の障害者は、むしろ障害者アピールをしていく方が特だと思います。
ちょうどこの前の参議院選挙で、障害者が国会議員になった事が話題になっていました。
少なくともあの2人の事を国民の代表として、扱わないと行けなくなりました。
れいわ新選組の政策とが抜きですが、障害者にとっては良かったと思います。
今の日本では障害者に殆ど興味は無いと思います。他人事ですしね。
自分も実際障害者になってなければ、パラリンピックもれいわ新選組の2人にも興味は無かったでしょう。
バリアフリー化とかも、どうでもいいと思っていました。
電車とかバスとかでも、気にしないで優先席に座っていました。
今は障害者である事がお得な時代になりました。
正しいかどうかではありません。
メリットとデメリットを考えて、使えるものは使わないとって感じです。
個人的には心神喪失者が罪に問われないのは、無茶苦茶おかしいと思ってます。
でも、世の中がそうなっているんだったら、それを有効に使っていくのも正しい戦略だとも思います。
無敵の人と呼ばれる訳です。
自分も脳梗塞になって、高次脳機能障害と呼ばれる知的障害者になりました。
まあ、そこまで極端な話じゃなくても、障害がある事をアピールした方がメリットがあると思います。
車椅子に乗ってる人、松葉杖、ギブス、三角巾を付けている。
この人達が何らかの障害(怪我含む)があるのは、一目見たら分かります。
自分が付けている肩の装具は、地肌に直接付けるタイプの物です。つけても怪我人に見えません。
比べる意味が無いんですけど、脱臼は三角巾やギブスで腕を吊るしている骨折より、きつい場合があります。
見た目のインパクトでは、装具は三角巾やギブスに叶いません。
足の装具もズボン下に付ける物と言われてますが、自分はズボン上に付ける様にしてます。
杖も1本杖でも歩けるんですが、4本杖を使ってます。
全部「障害者だという事をアピールする為」です。
別に「こっちは障害者様やぞー」って、威張る気持ちや敬えって気持ちはありません。
むしろ無駄な揉め事が起こらない様、気を使っているつもりです。
東京パラリンピックも行われますし、障害者の議員も出て来たし、今後は日本の障害者の扱い方も、変わって来るとは思います。
自分はいいタイミングで障害者になれたなあ、と思っています。
自分は死ぬまで障害が残ります、ですが他人に迷惑かけてまで障害者アピールをするつもりはありません。。
オタクの世界を現した言葉に「一般的なオタクなり変態は誰にも迷惑をかけず勝手に楽しんでいたいと思うタイプだから、暗くて湿った石の裏でひっそり暮らすダンゴムシ先輩の生き様に憧れる」っていうものがあります。
自分は障害者になる前から、人生をそんな感じで過ごしてくつもりでした。
ですから、この文章の続きの様な「わざわざデカい石を持ち上げた挙句に『うわ!気持ち悪い!』と叫んで回る人たちやそれを見て喜ぶ人が実際にいる」みたいな事をされるのもするのも苦手です。
ちなみにOTの先生の案「装具が目立たない服」と言うコンセプトは需要があると思います。
自分には必要が無いだけで、上手くやれば儲かると思います。
女性やファッションセンスある障害者には良いんじゃないかと思います。
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【全話修正する部分】
・細かい文章の修正。
・会話文以外の行頭は一字下げた。
・草(w)を刈った。
・文章と文章の感覚を最低一行開けた。
【修正と追記した部分】
追記や書き直しが多いです。
元の方では画像を貼っていましたけど、「~おかわり」には貼ってません。
もし装具とかに興味がありましたらググってください。
症状によって、必要な機能が違いますから、バラエティがありますよ。
・働いたら負けだと思っている(キリッ
やる気とか仕事があっても、自分の場合脱臼がどうにかならないと何も出来ません。
今はてんかんの薬の副作用で、起きてる時間基本眠いし、仕事するのは当分無理でしょうね。
・自分も脳梗塞になって、高次脳機能障害と呼ばれる知的障害者になりました。
詳しくは知りませんが、後天性だと犯罪をしても罪に問われない状態にはならないみたいです。
お薬で無罪になる人もいるのに、基準がサッパリ分かりません。
まあ犯罪起こそうとも思いませんけど、ちょっと残念です。
寧ろ、無敵の人と上級国民のバトル〇ワイアルを行えはいい、位に思ってます。
自分も参戦できるんだったら参戦したいです。
ダンゴムシ先輩の生き様は、オタクの究極の理想だとずっと思っていました。
時代が変わったんだなあと、京アニの事件やユーチューバーを観てて思いました。
それが年を取ったって言う事なんでしょう。




