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ぎっちょ

 ●  ●ぎっちょ(2019/07/01投稿)●  ●


 2月中旬から3月中旬辺りは、リハビリをやっていた記憶しかありません。


 各先生から、リハビリが好調に進んでいる、と言われていましたし、自分も順調だと感じていました。




 PTは学生さんの件で、他の人より長い時間リハビリを出来ました。


 自主トレも解禁になりました。


 他の人の迷惑にならない限り、好きな事やってOKとなりました。




 OTの方でも色々解禁になりました。


 まず、昼間トイレに一人で行って良くなりました。


 夜トイレに行くのもOKになりました。まだ一人では行けませんが、自分が行きたい時に行ける様になったは有難かったです。。


 家庭風呂に入る練習もしていたんですけど、こっちは時間がかかりました。


 時間がかかったのは自分のせいではありません。OTの先生が就活してたせいでした。風呂の変更は、担当の先生の確認が必要でした。


 自分がいたユニットが風呂に入る日は、週に2日って決まってました。


 先生が4週間連続その2日に休みを取ってしまい、テスト出来ませんでした。


 ちなみに週に2日しか風呂に入れない事、自体は納得してました。


 名古屋の病院では20日入院してたのに、1回しか入れませんでしたからまだマシです。




 ちなみに合格が出るまでは、専用の車椅子に乗って体を洗って貰い、その後機械に押し込まれてお湯を張るタイプの風呂に入ってました。


 中々する事が出来ない体験でした。


 イメージとしては「酸素カプセル」に入ってる感じですか。


 ホントかどうかは知りませんが、1台数千万すると言ってました。




 家庭風呂の試験をクリアしていないと、家で風呂に入る許可もおりません。


 家の風呂に手すりを付ける工事の手配も出来ません。


 2月末にゴールミーティングと呼ばれる、退院に向けての話し合いがありました。


 風呂の試験が終わって無かったんで、ゴールミーティングで帰宅練習日が決まりませんでした。


 仕方ないので、PTの担当先生に代わりに確認して貰い、ようやく家庭風呂のOKが出ました。


 3月15日に、家に帰るのが決まりました。




 ちなみに「家庭風呂」って書いてますけど、壁に手すりが付いて風呂の中に椅子と滑り止めが入っています。


 いわゆる普通の風呂には、介助無しだと入るのは無理ですね。


 杖無しだと、風呂場まで行くのも無理でしょう。


 風呂で転倒すると、最悪骨折や溺れてしまう事もあります。




 家に帰ると言っても、単に工事の確認で少し行くだけです。


 それでも、約30年振りの帰宅です、それなりに楽しみでした。


 それまでに車椅子から降りて、自分の足で家の中を歩きたいと思っていました。


 自分がこんな感じで、物事を前向きに考えられる様になったのには、きっかけがありました。


 それは「自分がある意味ラッキーだった事」を知った事です。


 脳梗塞で倒れたのにラッキー、と言ってもいいんかどうかはアレですが。


 


 まず最初のラッキーは「麻痺は右側、自分は左利きだった事」です。


 利き腕が使えるって事は、文字も普通に書けますしお箸も使えます。


 左利きでラッキーだった事が、更にあります。


 自分の脳梗塞は「心原性脳塞栓症」というやつです。


 全部で3種類ある脳梗塞の中でも、即死か寝たきりになりやすいやつみたいです。


 出血量と場所の写真を見た先生が、「あなたが右利きだったら良くて寝たきりです」と言っていました。


 むしろ、会話が出来ているのが不思議な位です、と言われました。


 言語中枢は、左脳にあるみたいですね。自分の出血の場所は、もろその場所だったみたいです。


 全く言葉を忘れる事になっていても、おかしくないって言われました。


 じゃあ何で自分が喋れているか。左利きだったからです。


 左利きの人は、たまに左右の脳に言語中枢がある人がいる。自分はそれでした。




 この時点で判明してる、確実にある障害は「長い文章を読むと目が滑る」「濁点とか拗音の区別が付きにくい事」「数字にかなり弱くなりました」辺りです。




 新聞記事位の文章を読むことは出来るんですか、文章を書く事は未だに苦手です。


 日記を読み返してみたら本当に酷いです。


 一応大学は理系だったんですけど、今の自分は九九も分かりません。


 STのリハビリ中に、九九の表を貰って勉強していましたが、未だに覚えられません。


 これは自分が電卓を使えるから覚えなくてもいいとなりました。


 それでいいのんかい! と思いましたが、先生がそう言うんだからいいんでしょう。


 数字に弱くなったのと同じ理由かもしれませんが、デジタルの時計を見ても良く分かりません。


 例えば「今は11:56、じゃあ2時間30分後は何時何分?」と言うのがすぐに出て来ません。


 まあ、これはわかりにくいだけなんで、メモとかちゃんと取っていれば何とかなります。


 




 まあ色々入院中にかなり出来る様になっていってる自覚はありました。


 順調に回復しているなあ。




  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;

 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  

  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゛

   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が

   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゛: Y;;f.   俺にもありました

   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!





 自分が倒れたのは3月12日でした。







 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇ 


 【全話修正する部分】 

 

 ・細かい文章の修正。


 ・会話文以外の行頭は一字下げた。


 ・草(w)を刈った。


 ・文章と文章の感覚を最低一行開けた。






 【修正と追記した部分】


 ・この時点で判明してる、確実にある障害は「長い文章を読むと目が滑る」「濁点とか拗音の区別が付きにくい事」「数字にかなり弱くなりました」辺りです。


 これを書いた時点でも、限りなく修正してアップしてます。


 入院中に書いた日記を読みながら → 書く内容を決め → 書き → 修正をし → アップして → もう一回通しで読んで修正をする。


 最低限これ位はやっていました。


 それでも誤字報告はたくさん頂いていました。




 表現が合ってるかどうかは分かりませんが、自分の日記と「脳梗塞になろう!」はいい症例実験ですね。


 退院後7ヶ月経った今、読み返したら修正点が一杯見つかります。


 むしろ修正点しかありません。


 少なくとも読み返して、おかしいと思った点はその都度直してます。 


 でも、読み返したらまたおかしい所が見つかります。


 キリがありません。

 


 

 自分はなろうやTwitterなどで、人の小説の感想を書いていません。


 書かないと決めています。理由は自分の脳が信用できないからです。

 

 でも感想や誤字報告を頂けたら嬉しいです。


 ご了承ください。




 あと、刃牙のAAを追加してます。

良いお年を!

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