一生呪われろー!貴様には一生髪の毛に縁がなくなる呪いをかけてやるぅーっ!!
● ●一生呪われろー!貴様には一生髪の毛に縁がなくなる呪いをかけてやるぅーっ!!(2019/06/29投稿)● ●
この病院は何もなければ自動的に大部屋に入ります。
もしくは別料金を払って1人部屋を選ぶかになります。
大部屋は2人部屋と4人部屋、2種類ありました。
どちらになるかは病院側が決めます。自分では選べませんでした。
ベ ラ ン ダ
|通 |①|
|り ― 仕切り
|道 |②|
廊 下
最初のユニットでは2人部屋に入りました。
自分は②にいました。
ベ ラ ン ダ
|①|通|②|
|― り ― 仕切り
|③|道|④|
廊 下
次のユニットでは4人部屋に入りました。
自分は④にいました。
どちらの部屋も、仕切りはカーテンだけですね。プライバシーとかありません。
まあ、病院でプライバシーを求める意味は、あんまりありませんよね。
おしっこを取って貰うとか、「清しき」とかみんなしてましたし、気にしてたら生活できません。
自分も入院当初は、下着の着替えとかも手伝って貰っていました。
気になるんだったら、1人部屋に入るべきですが、そんな無駄金を使う必要ないと思っていました。
自分は、病院では寝られればいいって考えです。
前にも書きましたが、スマホを使えなかった時点で入院中の娯楽は諦めました。
右手麻痺だと、雑誌とか新聞も読むの難しいです。
部屋に専用TVを置く事も出来るんですが、部屋でも消灯時間中(21時~6時)は観られません。
自分は入院前もTVを殆ど観て混ぜんでしたし、部屋で観るには金がかかるという事を踏まえて、TVは部屋に置きませんでした。
TVは食堂に有るのを観てました。
・他の入院患者さんに迷惑にならない様に、部屋で電話はかけない。
・電話がかかってきた場合は廊下か食堂に移動する。
・大きな音や大声を出さない。
自分がデブでしたが、いびきをかかないデブでした。
それ以外にも、
・人の部屋を覗いたりしない。
・人の部屋に入ったりしない。
・夜中にあまり電気をつけない。
要するに自分がされて嫌と思う事はしない、これがルールだと思っていました。
特に長期入院ばかりの病院という特殊な場所だと、当たり前だろうと思っていました。
リハビリが無い時間には、多くの人が昼寝をしてました。
お爺ちゃんお婆ちゃんは単純に、リハビリに疲れて寝ている人が多かったです。
深夜TVを観て、寝不足になっている人もいました。
自分みたいに自律神経がおかしくて、寝られない人もいるでしょうね。
入院前は酒を飲んで無理矢理寝ていましたが、当然入院中は酒を飲めません。
そもそも、アルコールを身体が受け付けません。
「抜いてスッキリして寝る」という選択肢も昔はありましたが、今はその能力が失なわれています。
とにかく睡眠導入再剤を飲んだ後は、眠りが来るのを待つしかありません。
眠りが来るまで読む本を持って来て欲しい、と妹に頼みました。
寝入る為の本なんで、内容に娯楽性は求めてません。
漫画は読み込んじゃうんで、出来れば避けて欲しいという条件で頼みました。
ここ数年、自分は漫画とラノベばかり読んでいたので、普通の人が(妹は普通というのは微妙ですが)どういう本を読むのか興味がありました。
妹が最初に持ってきたのは、ムツ〇ロウさんのエッセイでした。
ブッ〇オフ辺りで買って来たのかな、と思ったら彼女の愛読書みたいです。
ここまで読むのが、辛い本を読むのは久しぶりでした。
別にムツ〇ロウさんをディスる気はありません。エッセイも嫌いじゃないです。
でも、昭和40年頃の話題は流石に内容が古過ぎです。
それが違う意味で気になってしまい、読み進めるのが辛くなりました。
次に妹が持って来たのは「鬼平〇科帳」、ご存じ池波〇太郎先生の名作です。
小説は読んだ事無い人も、ドラマの方を見た事は有るんじゃないでしょうか。
自分は、店にあった漫画版を読んだ事がありました。
アニメも存在は知っていましたが、キャラデザで揉めた事程度しか知りません。
原作は読んだ事無かったので、これはいい暇つぶしになるなあ、と読むのが楽しみでした。
これが全く読めないんです。
何故読めないか、理由が分かりませんでした。
池波〇太郎先生の文章に問題がある訳ありません。
ムツ〇ロウさんのエッセイの様に、合わない事も考えられません。
時代小説も嫌いじゃありません、入院前は少しですが読んでました。
ちなみに社会人になってから読んだのは、隆〇一郎先生と「天〇明察」「光〇伝」「のぼ〇の城」位です。
読めない理由は、自分の脳の方にありました、読んでたら「目が滑る」状態になります。
新聞は読めてるから、文章が全く読めない事はありません。
ただ、気が付いたら流し読みになります。
寝る前に読むのはこれでいいとは思います、実際読み始めて寝落ち出来る様になりました。
よく考えたら、車の中でも流し読みになっていました。
先が読みたいので読み進めていただけだと、その時は思っていました。
小説とか頭を使う文章が、読めなくなっています。
・ネットが出来ない
・小説が読めない
・エレクチオンしない
この状態で、人生を楽しめるんだろうか、ゾッとしました。
「漫画を持って来て欲しい」
「エッセイはもう少し最近の奴は無いの?」
「クロスワードとかことわざ辞典を買って来て欲しい」
こだわりを捨て、妹にこれだけ頼みました。
妹は浦沢〇樹先生のファンなんで、家に単行本があります。
それを順番に持って来てもらいました。
「パイナッ〇ルARMY」「MASTER〇ートン」「MON〇TER」「PL〇TO」「BILL〇 BAT」です。
漫画の方は多分大丈夫だろうと思っていましたが、実際目が滑らないで、読めた時には少し泣きました。
全部読んでるんで、内容を思い出しながら読みました。
ちなみに、妹は「YAW〇RA!」「Ha〇py!」「20世〇少年 / 21世〇少年」は持ってないみたいです。
「MON〇TER」を持って来た時に
「あの女の柔道選手のニックネームなんだっけ?漫画からとったっていう」
「あれだろ浦沢〇樹の・・・MON〇TER」
「それだ!・・モンスター!モンスター!!」
このコピペを言ったんですが、妹は知りませんでした。
本は「生協〇白石さん」を持って来てくれました。
「白〇さん」は、元ネタは知ってたんですけど、本は読んだ事ありませんでした。
後、クロスワードとかことわざ辞典は、100円ショップに売ってるやつを買って来てくれました。
ここまではいいんですよ。
持って来てくれた本は自分のコーナーにある、棚の上に置いていました。
それを①の部屋の人(通称:若〇ゲ)が、勝手にコーナーに入って、並んでいる本を見てました。
勝手に人のパーソナルスペースに入るのは、普通に考えてルール違反でしょう。
マジで気持ち悪い。
自分は車椅子で移動してたんで、自分で歩いて移動出来る、若〇ゲがいつから部屋に入っているのか分かりません。
今回が初めてだったかもしれませんが、何回か入っているかもしれません。
看護師さんに「若〇ゲが部屋にいた事」と伝えて「何か盗まれてないか確認して欲しい」って伝えました。
……この頃はまだ、看護師さんに期待を持ってた頃です。
こういう場所の看護師さんに、あまり期待していたらダメですね。
「勘違いじゃないですか?」と言われました。
( ゜Д゜)ハァ?って感じでしたね。
この日以降、期待をするのは止めました。
自分はこいつが退院するまで会話もしないで、若〇ゲは退院していきました。
警戒していたからかどうかは分かりませんが、自分が見ていた時には、部屋に入られる事はありませんでした。
こいつのせいで若〇ゲの人は未だに苦手です。
ちなみに①に入った人は、こいつの次に入った人もその次に入った人も、問題を起こしました。
多分、このコーナー自体呪われていたんでしょう。
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【全話修正する部分】
・細かい文章の修正。
・会話文以外の行頭は一字下げた。
・草(w)を刈った。
・文章と文章の感覚を最低一行開けた。
【修正と追記した部分】
そういえばタイトルの元ネタの作品の作者は一般行きしたんでしたっけ?
ゆゆぽの本は「とら〇ラ!」は好きでした。
・「あれだろ浦沢〇樹の・・・MON〇TER」
・「それだ!・・モンスター!モンスター!!」
これとか、13話のタイトルの「初カキコ…ども…」は、元ネタがこうなっているんで敢えて修正してません
・( ゜Д゜)ハァ?って感じでしたね。
この顔文字も敢えて残しています。
個人的な好みですが、浦沢〇樹先生と言えば「YAW〇RA!」「MASTER〇ートン」が2トップですね。
出だしから途中までが面白い作品が多い作家さんだと思っています。
ちなみに「20世〇少年」「Ha〇py!」の後半の内容を覚えていません。
どっちも、多分もう読む機会はありませんけどね。
ちなみに、②の所に入ってたお爺ちゃんに、11月に入院病棟で会いました。
また入院しているみたいです。
若〇ゲはどうなったのか知りません。