やる気!元気!井脇! ガハハ
● ●やる気!元気!井脇! ガハハ(2019/06/27投稿)● ●
大学に通ってた頃、就職先に葬儀場を選択肢に入れていました。
葬儀業界って需要が無くなる事がありません。
自分が就活してた頃は、まだ世の中にバブルの影響が残っていました。
葬式に金をかける人は多かったです。
コネで就職先が決まったんで、葬儀業界に就活はしませんでしたけどね。
実際にあの頃、葬儀業界が景気が良かったのかどうかは知りません。
今自分が就活する立場だったら、葬儀業界じゃなくて、PT、OT、STを目指したと思います。
看護、保育、介護方面は、人手が足りない事がニュースになってます。
ブラックな仕事の内容の割に、待遇が悪いらしいですね。
むしろこういう仕事の方が、給料一杯貰えないとおかしいと思います。
この業界がどうしたら待遇が良くなるか、それは働いてる人が考える事でしょう。
PT、OT、STはこれらと同じ職場ですが、待遇が比べ物にならない位いいです。
「この資格を持っている人がその場にいないと、やっちゃいけない仕事がある事」これが大きいです。
少なくとも、他の人に手伝って貰う事はあっても、処置は先生しか出来ません。
後、資格を持っていたら、それなりの金額を貰えるみたいです。
本人たちは額に満足しているかどうかは、知りませんけどね。
少なくとも看護、保育、介護みたいな額じゃありません。
今は資格を持っていたら、職場を見つけるのに困る事は無いと、OT担当の先生が言っていました。
完全に売り手市場みたいです。
実際、その先生はこの病院を辞めて、奥さんの実家の近くに引っ越しして、今は別の施設で勤めているみたいです。
自分が脳梗塞になるまではPT、OT、ST、の存在すら知りませんでした。
今は能力関係なしで、資格持ちが引く手あまたみたいです。
もし、今の仕事が辛い人や、就職先に悩んでいる人は、この業界を目指してみるのもいいんじゃないでしょうか。
少なくとも看護師よりは、まともな扱いされますよ。
看護師さんをの資格を取る位だったら、PT、OT、STの資格の取得を目指す方がいいと思います。
約5ヶ月の入院中には、自分が知ってるだけで6人(PT4人OT1人ST1人)の学生さんが実習に来ていました。
他にも実習生がいたのかもしれませんが、自分と関わりがあったのはこれだけです。
学生さんと言っても、6人中の3人は30代で学校に入りなおした人です。
たまたまですが、現役は女性だけで、就職してて学校に入り直した人は3人とも男性でした。
前に書いた俳句を調べてくれたのは、PTの女性の実習生さん。
入院当初は装具を付けたりとか、車椅子から降りる時に、誰かに手伝って貰わないと出来ませんでした。
この子にはほぼ毎日手伝って貰いました。
患者さんによっては、寝返る事やお風呂とかも手伝う場合もあります。
病室だったら、看護師さんがする仕事ですが、リハビリ中は先生か学生さんがやってました。
学生が付く患者側のメリットは、リハビリを普通より規定よりも多く出来る事です。
その代わり、学生さんのレポートに、自分のデータが使われます。
レポートに使われる事を、実験動物みたいと思って、嫌がる事が人が多いみたいです。
単純にリハビリ時間が伸びる事を嫌がる人もいます。
自分はメリットしか感じなかったんで、むしろ頼んで学生さんを付けて貰ってました。
普通は学生が付くのは、入院中1人だけみたいです。
最終的にPT2人、OT1人の学生さんが自分に付きました。
正直このおかげで、自分の「足」のリハビリは効率よく行ったと思ってます。
学生さんは良く言えば助手、悪い言い方をすれば半分奴隷みたいな扱いでした。
色んな先生に呼ばれて色んな事を手伝っていました。
PT、OTは道具の準備と片付けが一杯あったんで、そういう手伝いばかりをやっていました。
この仕事にも、勿論デメリットもあります。
仕事相手は自分みたいな障害者と、お爺ちゃんとかお婆ちゃんが中心です。
コミュニケーションを取りにくい人、取りたがらない偏屈な人が多いです。
患者さんがリハビリ中によだれを垂らす事も、お漏らしをするレベルの障害者もいます。
「若造のいう事は聞けん」っていう感じで、指示したリハビリを拒否する人もいます。
「腰が痛い」「疲れた」って言って、リハビリをサボる人も多いです。
年寄りなんで実際に疲れている人もいますから、その辺りを見極めるのは難しいと思います。
毎回同じ話を聞かされる事も多いみたいです。
田舎の病院だったら、患者さんも先生も近所の人が多いんで、地元のネタ話もずっと聞かされる事になります。
そういう事を苦手に感じる人には、向いていない仕事でしょう。
PT、OTは体を使う仕事な割に、女性の先生が多かったです。
逆にSTはこの病院には、1人だけしか男の先生がいませんでした。
実際の数字はどうか知りませんが、先生の比率は
PT、男6:4女
OT、男3:7女
ST、男1:9女
こんな感じでした。
見えている範囲では、パワハラはある風には感じませんでした。
少なくとも、患者には基本優しい先生が多かったです。
先生同士も、そこまで酷い人間関係は無いと思います。
先生も患者も近所の人が多いという、田舎の人間関係のせいかもしれませんけどね。
変な事したら評判が悪くなります。
ただ、学生さんには厳しく指導していました。
当たり前ですよね、研修ですもん。
PTの実習中に「今のリハビリは何の為に何を考えてやったのか、を説明しろ」と急に言われてその答えが出るまで、横に立たされていました。
彼女は実習中に何回かリアルに泣いていました。
仕方ありません、研修ですもん。
患者側からしたらその先生を信じて、リハビリをやっています。
その先生の方針がブレていると、そのリハビリをやる意味が無いんですよ。
もっと言うと、先生が20年目の偉い先生でも1年目のペーペーでも、患者からしてみれば両方先生なんですよ。
前と違う事を言ったり、リハビリ内容がコロッと変わったりは、どのリハビリでもありました。
PT担当の先生は、変更する場合は少なくとも何故変わったか、説明してくれました。
説明してくれると、少なくとも納得は出来るんですよ。
それが正解かどうかは別問題です。
やる内容を変更をしても、説明してくれない先生もいました。
患者側が理解できない事もありますし、方針を説明するのは面倒だとは思います。
説明をしてるときりが無いんですよね。
障害内容がその人その人で違うから、同じ脳梗塞だからといっても、やっぱり違います。
傾向が似る事が合っても、全く一緒になる事は無いです。
治るタイミングや、その時必要なリハビリとかも変わってきます。
でもその辺りの事を、患者と先生とが共有出来てないと、リハビリは順調に進みません。
少なくとも自分は、自分の身体の事なんで詳しく知りたいと思っていました。
だから説明してくれる先生に当たった事はラッキーでした。
自分の先生の方針が分かった時点で、その先生に勧められた、入院日数を限界まで伸ばす事に同意しました。
それまでは、病院内で居ても暇だったのもあり、家に帰って寝ているのと変わらないと思っていました。
それからは入院中の目標が出来ました。
要するにリハビリを本気でやろうと思いました。
ちょうどその頃(日記を見たら2月14日から)、自主トレが解禁になっていました。
まだ「見守りがいる」という条件下ですが、車椅子を自分で漕いで、平行棒のある場所に移動して、そこを歩くだけの自主トレです。
それだけでも嬉しかったのを覚えています。
この先生と考え方が合わない人は、とことん合わないと思います。
リハビリに言い争っていたお婆ちゃんはいました。
学生さんも直接口に出しては言いませんでしたが、合わなかったみたいでした。
自分でやる気を出すタイプの患者さんじゃないと、嫌がられる先生だと思います。
この先生が自分のリハビリ担当になったのはホント偶然でした。
本来自分はこの先生がいないユニットに移動する予定でした。
ユニットが別だったら、違う先生になっていました。
もちろん厳しい先生が正しいって事じゃありませんよ。
やる気のない先生に当たった方が、自分の好きなやり方でリハビリ出来る人もいますし。
PT、OT、STの資格を取っても、どういう先生になるのがいいか、正解は無いと思います。
相性です。
厳しいのも優しいのもどっちも求められています。
脳梗塞を目指すよりは、PT、OT、STの資格を取るのを目指すのを、個人的にはお勧めします!
◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇
【全話修正する部分】
・細かい文章の修正。
・会話文以外の行頭は一字下げた。
・草(w)を刈った。
・文章と文章の感覚を最低一行開けた。
【修正と追記した部分】
全体的に文章を書きなおしました。
・PT、OT、STの資格
実際の稼ぎは知りませんよ。これは患者側から見た意見です。
今のこの国じゃ、この仕事の需要が減る事は無いと思います。
後、医者じゃないけど「先生」と呼ばれる仕事ですから、そう言うのが好きな人も向いていると思います。
・それからは、入院中の目標が出来ました。
・要するにリハビリを本気でやろうと思いました。
別の日にも書きましたけど、入院してた時にはこんな考えでしたけど、今は大分変わりました。
無理してリハビリしても幸せにはなりません。
家族の人は、本人がやる気無かったら無理にやらない方がいいと思います。
家族が患者追い込む事が結構あります。
自分もそんな感じで、家族に追い込まれて、進行形でやる気を失いました。
永く生きようと思うんだったら、最低限にして、気楽に行った方がいいと思います。
ここでも追記してた事を妹様に書くなと言われたんで結構な量消しています。
ご了承ください。
タイトルは元気がありますが、今の自分は鬱気味です。