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うどん王国

 ●  ●うどん王国(2019/06/15投稿)●  ●  


 名古屋に入院してた時に病院で「何時からうどんを食べていいですか」と聞いたって「暴食」で書きました。


 言った妹も冗談で言いましたし、医者も本気にしてませんでした。


 糖尿もありましたし「うどんを食べる事は当分無い」って、当然思っていました。




 まさかユニット変更した日の、昼御飯の食事がうどんだとは思いませんでした。


 香川県民を舐めてました。


 この病院では、毎週火曜日の昼御飯は麺類(基本うどん)が出るみたいです。


 更に、このうどんは汁物扱いになるみたいです。


 1月15日の昼御飯の献立がこれです


 ・ワカメごはん


 ・うどん

 

 ・ホウレン草の和え物


 ・ゼリー


 要するに、炭水化物ばかりになります。




 糖尿位の人は、インシュリンを注射して食べるみたいです。


 最初は流石に間違いだと思いました。


 ユニット移ったばかりで、伝達ミスがあったんじゃないかと思って、栄養士さんに確認を取って貰ったんですよ。


 栄養士さん曰く「たまに食べるのは問題ありませんよ」との事です。


 アレルギー以外で問題ある人、例えは嚥下(飲み込み)が上手く出来ない人も、短く刻むとかトロミをつけて、食べてるみたいでした。


 自分が香川に帰って来た事を実感しました。


 後、「うどん県民の頭は白い粉でやられているな」とも思いました。




 新ユニットは、他のユニットと比べてですが、病気が軽い患者さんが多かったです。


「あなたたち本当に病人?」と思うレベルで、元気な人が多かったです。


 年齢的に一番若い自分が、一番動けませんでした。


 新ユニットに引っ越しした当時は、移動の際に車椅子を押して貰って移動してました。


 このユニットに来た当初、車椅子に乗っている人は自分と後1人だけでした。


 それ以外の人は、普通に自立している人か、せいぜい杖を突いて歩いていました。


 片腕麻痺がある人もいましたが、杖だけで歩いていました。


 自分が退院する時、ここまで回復する事が出来るのか?

 

 不安になりました。




 新ユニットでは「自立支援」「リハビリの一環」と言う名目でしょうか、自分たちでやる仕事が多かったです。


 もちろん基本は看護師さんにやって貰いますが、食事の時お箸を配ったりや簡単な事だけ手伝っていました。


 それを見越してからかどうかは分かりませんが、他のユニットと比べ、明らかに人手が少なかったです。


 まあ理由は、人手不足とか色んなせいもあるんでしょうけど、昼とか、こっちのユニットは放置されています。


 何かあったらこれ押してくれと、ナースコールじゃなく、普通のチャイムを置いていました。


 ここは入院病棟なんで!受付じゃないぞ!、と言いたくなりました。




 結果的にですが、早い時期にこのユニットに移動出来たのは、かなりラッキーでした。

 

 病人をずっと続けていたら、世話してもらえるのが、当然って思えて来るんですよね。


 もちろんして貰わないと出来ない事はあります。


 自分の例を挙げると、書類関係は名前だけは書けますが、内容はサッパリです。


 缶詰を自力で開けられません、このまえ無理して開けようとしたら、指を切りそうになっちゃいました。


 自分は”血サラサラ薬”飲んでるんで、怪我したらヤバいんです。


 退院後の生活では、自分が出来る事はなるべくやる様にしてます。


 こう考える事が出来るのは、このユニットで4ヶ月過ごしたからでしょう。




 このユニットでは、週末におやつ作りをやったりしました。


「自立支援」「リハビリの一環」以下略。


 自分は余り手伝っていませんが、お婆ちゃん達が楽しみにしていました。


 ボランティアさんとかも来て、皆でパイとか焼いたりしていました。


 ちなみに、おやつもうどんと同じく、糖尿病関係なく食わされました。




 さてリハビリです。


 ユニットの移動により、PT、OT、STが担当交代になった、と前回書きました。


 それによって測定もやり直す事になりましたが、これが凄く面倒でした。


 自分はただでさえ頭がぶっ壊れています。


 新しい担当の名前も覚える事も出来ません。


 そういう自分に「前の先生のリハビリってどんな事をした?」と、聞かれても「覚えてない!」としか答えられません。


 更に「前これは出来てたよ」と言われても、そもそもやった事も出来た事も覚えていません。

 



 後で聞いたんですが、この時期はまだ自分の脳の浮腫?が収まってませんでした。


 リハビリをやる事は必要ですが、ドクターストップがかかっていたみたいです。


 担当リハビリの先生も、やる事が無かったらしいです。


 リハビリ中話ばかりしていました。







 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇


 【全話修正する部分】 

 

 ・細かい文章の修正。


 ・会話文以外の行頭は一字下げた。


 ・草(w)を刈った。


 ・文章と文章の感覚を最低一行開けた。






【修正と追記した部分】


 ・うどん王国


 退院しても、うどんを食べる事は増えました。


 自分はそこまでうどんに拘りはありません。


 打ち立てのうどんも、スーパーの安いうどんも、冷凍うどんも、どれも美味しくいただけます。


 妹は蛇蝎の如く嫌っている「丸〇製麺」も普通に美味しいと思います。


 そもそも、昔の香川県民は「うどんに貴賎は無いと、うどんを食べている人」でした。


 味に文句言う時間があったら、うどんを茹でろと言いたくなります。


 むしろ自分のソウルフードはうどんじゃなく「元祖長〇屋ラーメン」です。


 死ぬ前には食べに行きたいです。


 ちなみに、名古屋メシには其処まで思い入れはありません。




 ・ここまで回復する事が出来るのか?不安になりました。


 退院して7ヶ月経った今は、てんかん発作とかあって、当時と考えは変わりました。


 入院中でも、サボりたくなったらサボればいいと思います。


 リハビリをしないのは論外ですが、無理をするのも良くないと思います。


 状況は人によって違いますから、一生懸命にリハビリをするのが間違いの場合もあります。


 これは障害あるなしに関係なく、普通の人でも一緒と思います。

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