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1月15日

 ●  ●1月15日(2019/06/14投稿)●  ●  


 1日1回洗濯物を取りに、妹(たまに姪っ子と甥っ子が一緒に)か、父(たまに母が一緒に)か、どっちかが来てました。


 自分は前にも書いた通り、香川3日目からスマホ無しになりました。


 洗濯物を取りに来た時に、伝言があれば伝えるという感じでした。


 今の自分は物事を覚えていられないんで、何かあればメモに書いて部屋に置いてました。


 メモを見ても何が言いたいのか、書いた自分にも分からないものもありました。


 その解読は妹に任せていました。


 言語障害と、スマホを使えない事で、想像以上に脳がダメージを受けている事を、改めて認識しました。


 ぶと、パソコンは使えるのかと、少しだけ気になりました。


 この時は「まあなるようにしかならない」と、考える事しか出来ませんでした。




 この頃自分が考える事の中心は、リハビリ以外の時間つぶしをどうしようでした。


 前にも書きましたがリハビリは、PT、OT、STが各40分、これが午前9時~12時までと午後1時~5時まで、のどこかに組み込まれる感じです。


 時間延長は基本ありません。


 単純に組み込むと午前中で全部終わります。


 意図的にそういう組み方をする場合もありますが、基本はばらけて組み込まれます。


 ですんで結構シフトはガラガラです。


 時間とかリハビリをやる場所は毎回違うんで、担当の先生が呼びに来る間やる事がありません。




 この病院では名古屋と違い、部屋にTVを置く事も出来ます。


 スマホがあればTVはいらないと思って、最初に設置を断りました。


 今更欲しいとは言えない雰囲気だったのと、そもそもTVを見るには金がかかるみたいなので、やっぱりいいかなと思いました。


 自分は良く考えると、脳梗塞発症以降20日くらい、世の中で何が起こったのかしりません。


 ずっと寝てるだけだったんで当然ですね。




 妹が週刊〇春と週刊〇潮を買って来てくれたんですが、金がもったいないんで1回だけで断りました。


 また東スポ(香川だったら大阪スポーツですか)の方が良かったです。

                

 家にある四国新聞のバックナンバー、を持ってきて貰いました。


 約30年ぶりの四国新聞です、いろいろ変わってない事に笑いました。


 四国新聞の紙面は、一言で言うと「田舎の新聞!」の内容です。


 早明浦ダムの貯水率と天気が1面に、乗っているのが流石です。


 ※早明浦ダムとは、香川県民が自分の町の天気以上に気になる、高知県にあるダム。


 香川県民は早明浦の水位が低くなったら、うどんを茹でる水が足りなくなると心配になる。


 けど茹でる事は止めない。




 新聞や雑誌を読んだりして暇を潰していた時、別に聞き耳を立てていた訳じゃ無いんですか、同じ部屋の人の会話が聞こえて来ました。


 ちなみに部屋は2人部屋でした。


 隣の人も自分と同じ脳梗塞らしい。


 PTのリハビリ中、低血糖症状で倒れた。


 倒れて以降、食事をとれる状態じゃ無く、ずっと点滴を付けたまま過ごしている。


 本人の声が聞こえて来なかったから、倒れてからまだ時間が立ってなかったっぽいです。


 自分より隣の人は6歳位年齢が上。


 子供は3人全員が女の子で28歳位22歳位18歳位の3姉妹、全員美人だ。


 奥さんも綺麗だ。


 ここまでの話が全部聞こえて来ました。


 個人情報ここまで喋っちゃマズいんじゃない? って思ったレベルで聞こえました。


 その人の担当リハビリの先生と、長女がたまたま学校の同級生だったらから、先生がはしゃいじゃったみたいです。


 そこまで言う美人って、どんな人なんだろうと気になりました。


 まあ、隣なんでいつか見られる事があるかな、位ですけど。




 そう思っていると、自分の担当の先生が自分の部屋に来ました。


「明日からユニット変更になりました」と言われました。


 これは後で聞いたんですけど、自分が最初入ったユニットは、お試しで最初入る場所みたいです。


 全員かそういう訳じゃないんですみたいですが。


 自分は名古屋から来たんで、前情報がそんなに無かったから、お試しコースになったみたいです。


 巨体の寝たきりのデブが来るらしいと、看護師さん達の噂になっていたらしいです。


 でも、来たら案外このデブが動けたんで、ユニット移動させようって話になったみたいです。






 この病院のユニット分けが、どういう感じになっているか書きます。


 これはあくまで自分がこういう感じに分けてるんじゃない、と思っている分類です。


 ①かなり回復している人、割と自分の事は自分で出来る状態の人(退院が早い人)。


 ②それなりで動ける人、①まで行かないけど、自分で介助がそんなに必要が無い人。


 ③寝たきりまでは行かないけど、普段の生活に介助が必要な人、お試し。 ←自分は今ここ


 ④寝たきり、認知症。


 こんな感じでした。



 自分は②が合ってるみたいですが、①の部屋が開いているから、そっちに行く事になりました。


 自分の使っていた2人部屋を、女性部屋にしたかったという理由もあったらしいです。


 これは部屋を移動する際に、看護師さんに言われました。


 同室の人は寝たきりで移動したみたいです。


 もうこの人に会うことは無いと思っていました。




 最初のユニットでいたのは4日間だけでした。


 当時はまあそういうもんかと、思っていました。


 自分の意志で移動した訳じゃ無くて、あくまでも指示通り移動したんでと思っていたんです。


 実際はこの移動はかなり異例だったみたいです。


 色々面倒な事が後にありました。


 まず担当PT、OT、STが全員交代になりました。


 もとからユニットが変わると交代になるみたいですが、ここまで短いスパンで変わる事はめったにない事みたいでした。


 だから引き継ぎが上手く出来なかったらしく、同じテストをやったり逆にやらなかったりして数日混乱してました。


 この時の引き継ぎが、上手く行ってない事が、かなり後で判明したりもしました。


 報連相は大切です。







 ◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◆◇◇◇ 


 【全話修正する部分】 

 

 ・細かい文章の修正。


 ・会話文以外の行頭は一字下げた。


 ・草(w)を刈った。


 ・文章と文章の感覚を最低一行開けた。






【修正と追記した部分】


 ・子供は3人全員が女の子で28歳位22歳位18歳位の3姉妹、全員美人だ。


 ・奥さんも綺麗だ。


 後でも書いたと思いますけど、この4人笑っちゃう位美人でした。


 旦那さんは地元の地銀のトップで、一番上の娘は某ドイツの自動車会社の受付をやってるって言ってました。


 所謂「上級国民」タイプです。


 自分みたいな「無敵の人」タイプと一緒になるのは、こういう病気になった時くらいでしょう。




 ・④寝たきり、認知症。


 ここの人以外とは、色々リハビリ中に一緒になりました。


 ④の人は基本別コーナーでリハビリをしてました。


 それ以外の人とは同じ場所でリハビリをしてました。


 後に登場するドー〇は退院までずっと②でいました。


 当時の自分は①じゃ厳しかったです。


 もし②に入ってたらドー〇の声を聞いたら、笑いが止まらなかったかもしれませんので、結果オーライでした。




 ・四国新聞

 

 知ってる人もいるかもしれませんが、四国新聞のWEBサイトには「うどん」って項目があります。


 一面トップ記事が「うどん値上げ」だった事もあります。


 画像検索で「うどん値上げ 四国新聞」ググったら出てきます。


 やっぱりこの県民、色々おかしいです。

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