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霊殺者  作者: 山田中
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第一章 ここはどこ 私は誰

001


「あれだけ感動の別れシンの直後転生するだなんで、冗談でもほどがある。これがまるで師匠たちを置き去りにしたとほぼ同じじゃないか。」


そしてなりより、僕は何もできない。帰る方法が分からないし、魔法が使えるかどうかも知らない。そもそも赤ん坊の体じゃ役に立たない。


確かに僕は師匠たちを置き去りにしたということに罪悪感があるが、「帰れない」この状況にまったく罪悪感を感じない。むしろ、新しい人生を迎えようとしている。


なぜならば、僕はすで死ぬ覚悟をできてしまったからだ。もう死んだという事実を受け入れた。死を選んだときはもうすべてを師匠たちに任せるつもりで、例え転生しなくても僕はなんもできない。


「そう思えばいい。」突然、頭の中に聞いたこともない声がした。「あの世界の君はもう死んでいる、今更何をしても手遅れだ。」


「さて、あなたは設定を紹介する神様みたいなものだろうか」


「違う。この世界もあの世界も神と呼ばれるものはいない。あるのはルールだ」


「ルール?」


「そう、私はルールの一つ、輪廻をコントロールする存在。輪ちゃんと呼んでもいいぞ」


ボカロ歌手みたいな呼び方をしたくないなあ。。。


「あなたがルールだったら、結構この世界に長い時間存在しているだろう、ちゃんで呼ぶのは。。。。」こういうものは普通何千何万年生きていたはずだが、ただのばあばあだろう。


「まあ、確かに私は何万年も存在していたし、ちゃんで呼ばなくてもいいが。ばあばあと呼んだら こ ろ す 。」


殺されるところだった。っていうかルールって性別あるんだ。


「じいじいもダメだよ」


「人の心を読めるか!」


「人といったなあ。どうやら君には一つ大きな勘違いをしているのようだ。」


「なんだ、僕は人間じゃないといいたいのか?僕の前世は人間をやめたようなマネをしていないはずだが」


「ええ、その通り。君は一度も人間をやめてはいなかった。やめられなかった。人間をやめる機会もないし、やめることもできない。」


「それはどうだろう、死霊魔法なら僕にもわかるぜ、吸血鬼にはなれないとして、ほかの何かになれるはずだよ。」


「ああ、私は能力について言っているじゃない、君の本質について言っているんだよ」


「本質?まるで僕はもともと人間じゃないのように聞こえるが」


「そうだよ、君はもともと人間じゃなかった。もともとこれは君が気付くべきことだったが、いろんばトラブルによって君は気づけなかった。。。」


「待って待って、僕はもともと人間じゃない?ならなんだよ!吸血鬼か?」


「落ち付け、それを説明するために私はここにいるんだ。君は吸血鬼じゃないけど、吸血鬼の不死身みたいのものがついてるよ」


「不死身が死んだよ、魂を燃やすことでな」


「だからみたいと言っている。死ぬだけど死なない。」


「それがどういうことだ。」


「そうだね、どこから説明すればいいのかな」声の主の姿が見えないが、凄く悩んでいるようだ。


「私のことから説明しよう」


002


「先といったように私は輪廻を司るルール動物が死んだあとその魂は冥界に行くのよ、そこで儀式を行い、記憶を消去する。記憶を消去するのは難しくないだが時間がかかる、およそ100年ぐらいかかるのかな。そして知恵があるほど記憶の消去が時間をかかる。」


「それ故に一人の人間はおよそ100年ぐらい死ぬ、そして転生する。それは私普段やっていることだ。たまに吸血鬼を輪廻させる面倒な仕事あるが、基本このぐらいのものだよ。」


「そして世界には欠けてはならないものがいる。それは世界を構築するもので欠けたら世界が壊れてしまう。そしてどんの世界にも同じものでできている、まあ、多少違いがあるのだが、大体同じさあ。」


「世界を構築するものは何だい?そう、元素だ。魔法を使うには必要なもの。そして元素が濃密ほど、知恵がある。知恵が高ければ自己意識が高い、そして人間は自意識を持つ元素をこう呼ぶー精霊」


「そして世界はいろんな元素によって構築されている。その元素たちにも源がいる。世界にある最も濃密な七つの元素。世界のすべての元素はその七つの元素のよって発散されたものといってもいい。」


「前にも言ったように元素が濃密ほど、知恵がある、ならば世界の源である七つの元素は一体どうなっているだろう。これについては今あなたなら知らないだろう。世界の源である七つの元素は濃密しすぎて、命ができた。魂を持つようになった。」


「ん?精霊は魂を持ってないよ、死んだら消滅しちゃうよ。」


「肝心なのは魂、命を持つようになった七つの元素だ。ここは普通の元素と区別するために七つの元素を七つの源と呼ぼう。」


「世の中には永遠の命がない、命であれば亡くなる日が必ず訪れる。ここでまずいことがあった。七つの源は世界にとって不可欠なものだ、しかし命を持つ七つの源はいつかなくなる、命だからなあ。故に世界が新しいルールができた、まるで自分を守ろうとしているように。」


「命を持つ七つの元素の命がなくなる瞬間転生させる。というルールができた。私と違って別のルールだ。ここで源のルールと呼ぼう。源のルールの仕事は簡単だ、羨ましいいほどに簡単だ。記憶を封印すること。」


「ほら、源は命を持つようになったんだろう、そこに感情とかもある。もし記憶を持ったままだったら、その感情によって前世の記憶を活用し、世界を乱す恐れがあって、封印しなければならないだ。」


「ここまで説明するとも分かっているだろう。君は七つの源の一つだ。死んで、瞬間転生されたんだ。」


003


「いや待て、おかしいじゃないか、僕は七つの源だったら、記憶が封印されたはずだが。。。」


「そこは問題なんだよ。私たちが騙せれたんだよ。世界のルールが騙された。」


「騙されたって?」


「その人間は何をしたのかわからない、源のルールはもう記憶封印したと思い、私もその記憶が封印された源は君だと思って、別人を君の元の世界で転生させてしまった。」


「その源というと別の世界にも源があるわけ?」


「言っただろう、どんの世界もほぼ同じだって。この世は複数の世界によって構築されている。私はすべての世界のルールで、君はただ。。。そこの人は魔法を使うから、魔法世界と呼ぼう。君はただ魔法世界の一つの源だよ。」


「先、別人を僕の世界に転生させたといったが、これはどういうこと?」


「簡単に言うと君の居場所がなくなる。。。違う、君の死亡は予想外だ、正確に言うと、魔法世界は同じ源が二つなり、元素量が多すぎて、世界が崩れる。」


「な!!!!!」


「しかし崩れなかった。なぜならば、君が死んだからだ、よりによって魂を燃やした。プラマイゼロ。魔法世界は無事にいられた。問題は君現在いるの世界よ、一つの源が消えったぞ。君現在いる霊力世界が本来崩壊してもおかしくないよ。」


「まさか、僕がここに転生されたから無事にいられた?」


「その通りだよ。源のルールと相談して、君をこの世界に転生させることにしたのよ、本来は元の世界で転生すべきだが、やむを得ない。」


「ならどうして僕が記憶を残っているだろう。封印が解けたから?」


「恐らくそうよ」


「恐らくって、曖昧だなあ。」


「分からないよ、封印したはずの記憶がなぜ解かれたのか。一応言っておくが、消去は無理だ、時間がかかりすぎ、瞬時復活ためには封印しかないのよ。」


「なるほど。謎になったのか」


「いや、私の推測だが、多分、君の記憶の封印を解けたのは世界の意志かもしれない。」


「世界の意志?」


「ん。この世界のルールを騙し、世界を壊そうとしている人がいるんだぞ、今度は失敗したが、次は分からん。その危険成分を排除するため、君の記憶の封印を解けたかもしれない。前世の記憶はきっと役に立つだろう。」


「でも、もし僕は世界からの任務を無視した場合どうなるの」


「どうもしないさ、ただ、君がもとにいる魔法世界が崩れる恐れがあるだけだ、知らない誰かが今度やったように、今後も別世界の源を魔法世界に送ることで世界を崩させる。」


「おいおい、それは騙されたお前らルールが悪いじゃないか!今度騙されないようにすればいいだろう。」


「それが無理だ。ルールの単純だ、こうするしかない、ああするしかない。故に隙間を取られやすい。まあ、今回のことで、私たちルールは多少変わると思う、世界の意志によって。」


「つまり、裏幕を探すのは僕しかできないわけだな。」


「そう、君しかないよ。」


「分かったよ。あっちの世界の人たちのためにも僕は働かなくちゃ。そういえば僕は七つの源の一つだったら、もうすでに何万回転生したはずだろう、その記憶はどうなるだ。封印を全部解けたほうがいいのては?」


「確かにこうすると効率が高いかも、多分世界の意志はほかの考えがあると思うので、そこは気にしないで。」


「あ、そう」


「私はそろそろ行くけど、また何が聞きたいことあるの?多分私たちはこう会えるのはこの一回だと思う。」


「そうだな、最後は。。。。私はどんな源なのかを教えてくれ。」


「ああ、いいよ、君の正体は七つの源の一つ、同時に最初誕生した二つの源の一つ、光だよ。」


輪廻のルールの声が最後の言葉と共に消えた。


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