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ガイダンス オブ ゴッド「神の導き」  作者: 神威 サクヤ
1章 終わり、そして新たな始まり
2/4

調子に乗ったばっかりに

更新遅くなってすいませんでした。

まだプロローグしか書けていないというのに続きをどう書けばいいのかアイディアが浮かばず、

長い間続きを書くことが出来ませんでした...

これから頑張って書いていきますので、

良かったら読んでください!

 昨日の入学式から俺は思ったことがある。

 なんで学校がこんなに遠いんだよ!

 登校に2時間30分もかかる学校なんて誰が行きたがるんだ。まったく。

 大体、俺はあんな学校に入るつもりじゃなかったんだ。

あんなことさえなければ.....


 2ヶ月前、俺は美女が多いと噂の霧生高校の入学試験を受けた。

 見事合格通知をもらった俺はわくわくしながら入学の日を待っていた。

 しかし先月、エリート養成学校というよく分からない学校の校長を名乗る人が俺の家へやってきた。

 そしてその校長は、俺が試験で満点を取ったからという理由でエリート養成学校にぜひ入学して欲しいと、またわけのわからないことを言ってきた。

 もちろん俺は全力で反対したのだが、両親が

「エリート養成学校へ行け。

 その他の学校に行くつもりなら金は出さん。

 自分で学費を払え。」などと言ってきたから、

 どうしようもなくなった俺は、

 先日エリート養成学校に入学した。

 試験の時、新入生代表になって入学式で注目を集めるためにかっこつけて満点を取らなければ良かったと心底後悔している。

 あの時わざと数問間違えていれば美少女達と一緒にあんなことやこんなことをすることが出来たかもしれないのに.....

夢のハーレム生活が.....ちくしょう!


「おはようサクヤくん!」


 突然後ろから声をかけられた。

 振り返ると、天使のような美少女が俺に手を振っていた! かのように見えたが、

 あいつは男だ...

 あいつは俺がこんな遠い学校でも頑張って通おうと思った唯一の理由、エル・アルティア。

 エメラルドのように美しい瞳。

 その瞳に負けないくらい綺麗なブロンドのショートヘア。

 まるでラノベのヒロインのような可愛い顔立ち。

 そして誰にでも優しい、まさに俺が理想とした美少女そのものだった。


 そして昨日の入学式、知り合いが一人もいなくて寂しくしていた俺に声をかけて優しくしてくれた。

 もし女だったら即告白して即ふられていたことだろう。

 俺は今まで友達ができたことがなかったから、初めての友達を失わずに済んで良かった。


「おはようアルティア」


「.....」


 あ、もしかして俺に挨拶したわけじゃないのか?

 でもサクヤって言ってたよな?

 それに辺りを見渡しても俺とアルティア以外誰もいないんだが...

 もしかして聞こえてなかったのか?


「おはようアルティア」


「.....」


 え、完全に無視されてるぞ?

 俺挨拶しただけだよな?

 別に無視されるようなことは何も...

 まぁいいか。

 とりあえず教室へ行こう。


「じゃあ俺は先に教室行ってるから」


 そう言って俺はその場から立ち去ろうとした。

 しかしその瞬間、アルティアは俺の服の袖を引っ張った。


「ど、どうしたんだよ」


「...る.....って.....で」


「え、なんて言ったんだ?」


「エルって呼んで!」


 そうか、やっと無視された理由が分かったぞ。

 俺がこいつをアルティアって呼んだせいだったのか。

 でもなんでアルティアって呼ぶと無視されるんだろう?

 昨日の入学式で他のやつにアルティアって呼ばれても別に嫌な顔はしてなかった。

 昨日は我慢してたってことか?

 まぁそれは置いておこう。

 友達がファーストネームで呼んでくれって頼んでるんだ、素直にエルと呼んでやろうじゃないか!


「分かったよ、これからはエルって呼ばせてもらうな」


「う、うん!」


 少し照れたような表情も可愛らしいな。

 女だったら...

 いや、もう男でもいい気がしてきた。

 エルの笑顔は一生俺が守ろう。


「よし、じゃあ教室行くか!」


「うん!」




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