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記憶
今から 読む みなさまへ
いじめ系や、シリアス系…かな・・? が
苦手な方は ほかの作品をご覧ください。
「ごめんなさい・・・」
お母さんは私に謝った。
謝って済む訳ではないのだが、
少し スッキリした。
過去の事はもういい。
もう 始まっているのだから
仕方がない事なんだ。
佐穂は私の手を引く。
佐穂「有芽、もう行こうよ… 嫌いなんでしょ?」
有芽「嫌い。大っ嫌い」
「ごめんなさい・・・私が悪いの…」
佐穂「でも有芽、ないてるよ?」
気づかなかった。
ないてただなんて。
有芽「…悔し涙じゃない?」
佐穂「そんなふうには見えない、かな」
〝お母さん〟 は 涙を拭きながら
こちらへ向いた。
お母さん「ごめんね」
お母さんの魔法は timeslip
抱きしめられると同時に 吸い込まれた。