新学期!
登戸 鉄哉
鉄ヲタであること隠している高校1年生。主人公
石神井 桜 (しゃくじい さくら)
鉄哉と同じクラスの子。
寺井 守 (てらい まもる)
イケメンだがアニヲタ人当たりがあんまり良くない
町田 美甘
幼馴染。鉄哉に恋愛感情を抱いてる
第一話「新学期」
門をくぐるとそこは立派な校舎があった。
「ここで三年間過ごすのか…退屈になりそうだなぁ中学の頃の黒歴史を知っているやつがいないといいけど」
「何言ってんの?ここにいるじゃない」
「お前が言わなければ問題無いんだよ!」
「まったくしょうがないなぁ言わないでおいといてあげる」
こいつの名前は幼馴染の町田 美甘だ
物心ついた時にはすでに仲は良くもうかれこれ10年ぐらいの付き合いだ。
美甘は人当たりがよくみんなから親しまれていた。
なんで頭のいいこいつが俺のような普通レベルのところに来るのかはいまだにわからない。
同じ中学から来たのはこいつしかいないので一緒に登校している。
いっておくが俺たちは親友であるが恋人ではない。
そこにクラス分け表があったので見ていたら急に
横にいた美甘がうれしそうな顔をしているので聞いてみた。
「ん?どうしたんだ?」
「へっ?べっ、別になんでもないよ?」
クラス分け表をよく見直したら同じクラスだったので
「同じクラスか!よろしくな!」
「宿題はみせないからねっ。その代わり勉強は教えてあげるから!」
凄くうれしそうに、美甘は、言った
「わかんなかったらお願いします・・・ってやべっ!そろそろHRが始まる時間じゃないかほらっ急ぐぞ」
「うん!」
HRと入学式が終わり教室に戻り自己紹介をすることになった。
順番が回ってきたのでしかたなく自己紹介をした。
「登戸鉄哉です。趣味は特にないです。よろしく」
質問も特にないので直に席に戻った。趣味はない?嘘に決っている。
俺は昔から鉄ヲタである。小学、中学と趣味が原因で周りから避けられていたので
趣味は隠しておく。美章には昔から理解してくれているので
黙っておいてくれるだろう。
後のやつは興味がないのでただ聞き流していたが、好みの子がいたので聞くことにした。
「石神井 桜です。趣味は写真を撮ること、よろしく」
変な名前のやつだなぁ、まぁ俺もいえないけど
後の自己紹介も聞き流し自己紹介が終わり下校となった。
しかし俺は下校しない。なぜなら人たくさん居る所が苦手だからだ
なので、教室に残ることにした。すると美甘が、
「あれ、帰らないの?一緒にかえろ!」
「いや、いいよ、お前さきに帰れば?」
「しかたないなー用事あるし先に帰るね。でも明日は一緒に帰ろうね!」
「もちろんOKだ」
というわけで美甘は先に帰ったので一人で時間をつぶすことにした。
すると、一人のクラスメイトが、話しかけてきた
「お前一緒に、時間潰そうぜ!」
「確か、なんとか守って名前だよね?名字は?」
「寺井だよ」
「ふーん、よろしく」
「おう!よろしく」
だいぶ出口が、空いてきたので帰ることした
「俺もう帰るな、また明日」
「ああ、また明日」
とゆうわけで、俺は、歩き出した
駅に着いたので定期パスモで改札に入り
乗る電車が来るのを待っている間に、家から持って来たカメラで撮り鉄することにした。
どこにするか撮影ポイントを探していると、見たことあるような顔が目に入った。
あいつは確か、おんなじクラスの石神井とかいうやつだっけ?
あれ、あいつカメラを持ってる。もしかしてあいつも鉄か!?