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詩歌集2

○にたいなんて言えないよ。

※こちらの作品は、自死を推奨するものではないです。




「ねえ、私()にたいんだけど()んでいいかな……?」



 と、もし誰かに言われたらあなたはどうしますか?


 兎に角その人の話を聞こうとしますか?


 なにか、言葉をかけようとしますか?


 「そうなんだ~」と、話を流しますか?



 なんにせよ、もしそのようなことを言われたら……きっと、困ってしまいますよね。


 どうしたらいいんだろうと悩みますよね。


 だから、言えません。


 ()にたいなんて……言えません。


 自身のために誰かを困らせたくないから。


 悩ませたくないから。


 だから……独りで抱えて抱えて抱えて抱えてそして──


 


 言ってもいいんですよ。


 きっと。


 それこそもし、何も言わずに()んでしまったら、その悩ませたくない人や困らせたくない人たちが、永遠に後悔したり苦しんだりするだろうし。


 

 

 「()にたい」なんて、誰かに話すのは躊躇っちゃうけど。


 実は私も昨日、思い詰めすぎてサヨナラしかけたけど。


 やらなきゃならないこともたくさんあるし、やりたいこともほんの少しあったから思い止まったよ。


 それに、大切な人たちが少なからずいるから。


 その人たちを悲しませたくなかったから。


 ほんと、目が醒めてよかったとも今思ってる。




()にたい」


 そんな気持ちが芽生えてしまったら。


 正気がまだあるなら。


 言いにくいだろうけど、誰かに話したり相談しよう。


 近しい人に話せないなら、病院で話すのもいいよ。


 私は取りあえず病院に言って、ちょっと話したら取りあえず落ち着いたよ。


 


 やりたいことがあるなら。


 ほんの少しでも「生きたい」という気持ちがあるなら。


 生きよう。


 生きてやろうぜ。





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― 新着の感想 ―
[一言] ありがとう ありがとう
[気になる点] そうだったのか……。雲行きの怪しさは、ずっと感じておりました。 昨日も、傷の詩と、恋愛詩。対称的な二つの作品が、同時に上がる不安定さ。すまぬ。何がしか、声をかければ良かった……。 「…
[良い点] いろんな状況があるので何とも言えませんが、 どんなに頑張ってもどうにもならないことはありますね。 僕の場合は心身ともに壊れてしまうぐらいならと、一旦全部投げ捨てました。 実際、まあまあなん…
2024/01/31 07:36 退会済み
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