○にたいなんて言えないよ。
※こちらの作品は、自死を推奨するものではないです。
「ねえ、私○にたいんだけど○んでいいかな……?」
と、もし誰かに言われたらあなたはどうしますか?
兎に角その人の話を聞こうとしますか?
なにか、言葉をかけようとしますか?
「そうなんだ~」と、話を流しますか?
なんにせよ、もしそのようなことを言われたら……きっと、困ってしまいますよね。
どうしたらいいんだろうと悩みますよね。
だから、言えません。
○にたいなんて……言えません。
自身のために誰かを困らせたくないから。
悩ませたくないから。
だから……独りで抱えて抱えて抱えて抱えてそして──
言ってもいいんですよ。
きっと。
それこそもし、何も言わずに○んでしまったら、その悩ませたくない人や困らせたくない人たちが、永遠に後悔したり苦しんだりするだろうし。
「○にたい」なんて、誰かに話すのは躊躇っちゃうけど。
実は私も昨日、思い詰めすぎてサヨナラしかけたけど。
やらなきゃならないこともたくさんあるし、やりたいこともほんの少しあったから思い止まったよ。
それに、大切な人たちが少なからずいるから。
その人たちを悲しませたくなかったから。
ほんと、目が醒めてよかったとも今思ってる。
「○にたい」
そんな気持ちが芽生えてしまったら。
正気がまだあるなら。
言いにくいだろうけど、誰かに話したり相談しよう。
近しい人に話せないなら、病院で話すのもいいよ。
私は取りあえず病院に言って、ちょっと話したら取りあえず落ち着いたよ。
やりたいことがあるなら。
ほんの少しでも「生きたい」という気持ちがあるなら。
生きよう。
生きてやろうぜ。