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嫌です。無理です。さようなら ~聖女と呼ばれたけど関わりたくないのです。~  作者: こま
仕方がないからあたしがやる! でも勇者お前は許さない!
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誤字報告ありがとうございますm(__)m

「ハァハァ……ここどこ?」


 でたらめに走ったから何か知らないところに出ちゃったんだけど、ここどこ?


 さっきまでいたところはどこかの街の宿だったけど、いつの間にか森にいた。


 来た道なんて覚えてないしこのまま逃げちゃおうかしら?


 あたしがあそこにいたとしてもああやってことあるごとにチクチク言われてたらやってられないもの。元々隙あらば逃げ出そうとしていたから幸い鞄は身に付けていたから逃げ出しても問題ない。


 誰も着いて来てないっぽいしいいよね。


 でも、疲れてたからちょっとだけ休憩してから歩き出した。


「それにしてもこの森の木って背が高いわね」


 どれもこれも背が高くて建物なんて見えないし、常緑樹よね。焚き付けにするにはいいけど、何か食べられる植物だったらここの人たちもまだよかったのに。


 何かあったっけ?


 というか、あたしがそこまでしてあげる必要ってある?


「そうよね勇者たちから逃げれたんだし、もっと距離稼いだ方がいいわよね」

「リュリュ!」

「わっ! ……トールか」


 びっくりした。あいつらがもうこんなところまで来たのかと焦っちゃったじゃない。 


「よ、よかった。追い付いた」

「大丈夫?」


 あたしもここまで走って息が荒くなったけど、トール程じゃなかった。


「誰か一緒に来た?」

「ううん。リュリュが走ってくのが見えたからゲホッ」

「お水飲む?」

「うん、ありがと……」


 咳き込んでるし大丈夫かなっと思ってトールに水筒を差し出すとそれを一気に飲み干している。どれだけ喉渇いてたんだろ。


「それよりトール宿の場所分かる? あたし迷子になっちゃったみたいで」

「僕はリュリュを追いかけてたから……」


 宿に戻るつもりはなかったけど、一応聞いてみたらトールもまわりの景色を見てなかったらしく分からないとのこと。


 あたし1人なら適当に歩いてって別のところに出てもいいけど、さすがにトールまでも一緒にっていうのはダメよね。


 どうにかしてトールだけでも宿に戻せたらいいんだけど。


「リュリュどうして宿を出てったの?」

「えっと……」


 アマンダとならいつもの喧嘩だって言えばいいけど、カナリアさん、あ、もうさん付けなくていいや。あの子もあたしのせいにしたがっているんだからそんな奴に敬称なんて付けてやる義理なんてない。


「また何か言われたの?」

「あー、うん。そんなとこ」


 そういえばトールたちもあたしが逃げ回っていたの知っているのにあたしのせいにはしないよね。


 気になって聞いてみれば


「僕はリュリュと一緒にいたいから彼らに着いて来ただけだし、それにリュリュのせいじゃなくて暴れてる魔族の方が悪いから」


 と言ってくれたので思わず抱きつきそうになった。


「そこまでです。リュリュ様戻りましょう」

「げっ……何であんたがいるのよ?!」


 さっきまでトールしか居なかったのにトールに抱きつこうとした瞬間に勇者に止められてびっくりして思わず話しかけちゃった。


「何故と言われましてもリュリュ様が戻られないので探しに」

「あっそ……ねえ、じゃあ、宿はどっち」


 逃げれなかったのか。残念だ。


 仕方ないから勇者に宿の場所を聞く。


「どっちって……は?」


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