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 あの後あたしが黙り込んでしまったのとまた魔族の襲撃が激しくなってきたために一旦解放されたけどまだあいつらと会わないといけないの?


 トールたちと話はしたいけど、あいつらはいらない。


 さっさと帰って欲しいけど、あたしがうんって言うまで帰らない雰囲気だ。


 どうやったら帰ってくれるんだろ。


「あ、了承したフリしてまた逃げ出せばいいんじゃない?!」

「何を考えているんですの……」

「えっ?!」


 アマンダがいつの間にかあたしの部屋にいる。


「な、何でいるのよ!?」

「あなたが逃げ出さないように同じ部屋にしていただいたんですの」

「なんですって?!」


 タクランさん酷い! あたしそんなこと聞いてない!!


「正解でしたわ」


 フフンと笑うアマンダにあたしの考えることなんてすっかりお見通しだなんてムカつく。


「魔族はいいの?」

「今は勇者様もいらっしゃいますもの。あたくしたちは順番にですが休めますのよ」


 なるほど。それならばこいつが居ない間なら逃げられる?


「あたくしが居ない間はカナリアとクミンが居ますから逃げられるとは思わない方がよろしくてよ」

「ソウデスカ」


 カナリアさんは押したらいけなくもないかな? クミンさんも優しいし。いけるか?


 あー、でも、トールが説得してきたってことはクミンさんも止めてくるかも。あの人たち優しいけど、トール至上主義みたいなところあるから。


「いつになったら諦めるのよ……」

「あたくしたちは諦めませんわよ。諦めるのでしたらあなたが諦めればよろしいじゃない」

「どうして」

「あたくしたちには戦える力がありますの。ですが、大多数の人はそんな力ありませんの。でしたら、あたくしたち戦える人間が戦うしかありませんでしょ」

「あたしも戦える人間じゃないんですけど」

「いいえ、あなたは戦える人間ですわ」


 何を根拠にとアマンダを見れば思ったよりも厳しい眼差しがそこにあった。


「あなたは二度魔族に出くわしたはずなのに二度も魔族を退け今ここにいますのよ。それが戦えないと言うわけがありませんわ」

「いや、あの……」


 どうしよう視線を反らしたいけど、今反らしたら負けたみたいで嫌なんだけど、何も出てこない。


「あの、あたしはあれはまぐれだと」

「まぐれでも何でもあなたは勝ちになられたのよ。もっと自信を持ってはいかが?」


 苦し紛れになんとか言葉を絞り出すけどアマンダに通用するはずがなかったのか。


「何であたしなのよ」


 ベッドに倒れ込んでぐちぐちと言う。何も考えずにこのまま眠ってしまいたい。


「知りませんわ。神様にでも聞いてはいかが?」


 くそっここにあたしの味方はいないのか。


 どうしてあたしはここにいるのでしょうか。神様恨みます。


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