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121勇者の仲間アマンダ視点6

「カナリアもう教会には慣れまして?」


 外では小鳥が鳴き世界中で魔族が猛威を奮ってるとは思えないぐらい平和な空気に本当にここに居ていいのだろうかと考えるとソワソワしてきてしまいますが、今のあたくしに出来ることは教会に居ることだけですわ。


「あ、はい。でも、ここに来てから体調が悪い日が続いていて外にも出られなくて」


 がっかりと肩を落とすカナリアにそれは大変ねと相づちを打ちお薬をもらってくると言ってカナリアに与えられた部屋を辞しましたわ。


 その足でモンスパルの面会はどうなっているのかと教会の方を捕まえて尋ねてみたのですけれど聞いて来ますと言ったっきり姿を現さないのでこうなったらモンスパルの居るところを探して本人を説得した方が早いですわ!


 そうと決まったら別の方を捕まえてカナリアに薬を持って行ってくれるように命じて移動しましたわ。


 教会には誰でも入れる祈りの間にそれよりちょっと奥の貴族まで入れる場所もありますけれどあたくしが目指すのはそれよりも奥の教会関係者だけが入れる教会の中核の場所。


 モンスパルがいるとしたらそこに居るはずですわ!


 ですが、普通に行ってもあたくしが入れるのは貴族が入れる場所までなので変装する必要があるのでまずは教会関係者の服を手に入れる必要がありますけれど、これはカナリアの部屋で拝借してきましたわ。


 カナリアの身柄は教会預りなのでカナリアも教会の人たちと同じ白い神官服を与えられていますの。モンスパルのような華美な物とは違いカナリアのは見習い神官の物ですけれどもないよりはマシなはずですもの。


 泥棒じゃありませんのよ。後で返しますもの。それまで借りるだけですわ。


 適当なところで着替えて奥へ奥へと進んで行きましたけれども、今のところあたくしに気付いた神官は一人も居ませんでしたわ。


 けれども、声を掛ければ貴族女性特有の話し方は特徴的ですので声は掛けられませんでしたが。


 聖女やクミンの話し方が出来ればよかったんですけれどもあたくしには上手く出来ませんもの。


 どちらかになりきってとしたくても気恥ずかしさが先に出てしまって出来ませんでしたわ。あたくしの意気地無し。


 そうこうしている内に見覚えのない場所に。モンスパルがすぐに見つかってくれたらいいんですけれど。


 あたくしたちがいくら面会を望んでも会えませんし教会側の誰かしらがモンスパルのところに行くまでに握り潰しているのではと思えて来ましたわ。


 しかし、モンスパルが神託に選ばれたのは教会の者たちも把握していないはずがありませんからモンスパルに親しい者が止めているのが妥当ですわよね。


 あたくしが知っているモンスパルと親しい教会関係者となるとと思いましたけれども、教会関係者はモンスパル以外どれも同じにしか見えないのは困りましたわ。


 すぐにモンスパルが見つかればよろしいのですけれど。


 教会の奥は静かでまるで少しの音も立ててはいけない気分にさせられますわね。誰かが居たらすぐに分かりそうなものなんですけれど中々人に会わないのは少々不気味に思えて来ますわ。


 早くモンスパルを見つけて話し合いをしたいところなんですけれど全く見つからないのは困りましたわ。


 あたくしは今はカナリアのために居るのであまり長時間カナリアから離れるのはよろしくありませんのでそろそろ戻らなくては。  


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