劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星について語りたい
少し前の話になるのだが、私は今年のコナン映画である、「劇場版名探偵コナン100万ドルの五稜星」を見てきた。
私は今年で高三になったのだが、自分が産まれる前の映画もその後の映画も全て観てきた。
だからこそ、この今回の映画の感想には、説得力があるのではないかと自分でも思う。
早速本題に入るのだが、出来ればネタバレを避けたいのだが、一応ネタバレ注意としておこう。
今回の映画は怪盗キッドと服部平次が主役と言っても過言ではないほど、コナンよりも目立っていた印象である。
怪盗キッドの作品となると2019年公開の「劇場版名探偵コナン紺青の拳」以来となり、服部平次に至っては、2017年公開の「劇場版名探偵コナンから紅の恋歌」以来となる。
全部見てきたからこそ言える事としては、怪盗キッドの作品は基本ハズレが多い印象で、服部平次の作品は当たりが多い印象であった。
だからこそ、今回の作品はどちらに転ぶのか非常に楽しみにしていた。
結論から言うと、「当たりではない」だろう。
こんな事、私が言ってどうこうなる問題でもない。だが、私は皆と名探偵コナンについて語りたいから言っているだけである。
では、当たりではない理由を何点か挙げていこうと思う。
一つ目は、期待度の問題だと思う。
昨年公開された、「劇場版名探偵コナン黒鉄の魚影」は、私自身もかなり面白いと感じ、世間の評価も非常に高かった。更には、一昨年公開の、「劇場版名探偵コナンハロウィンの花嫁」も私のランキング歴代トップ3に入るほど面白かった。
だから、今回も自分の大好きな服部平次、遠山和葉が出るということもあって、非常に期待をしてしまった。それが、一つ目の要因だろう。
二つ目は、「劇場版名探偵コナン迷宮の十字路」を愛してやまない私だろう。
私は全作品観てきた中で1番面白いと感じたのが、この「劇場版名探偵コナン迷宮の十字路」である。
こちらも、服部平次と遠山和葉が主役の映画となっており、推理やロケーション、展開などなどどれをとっても非常に満足度の高い作品だったと私は思う。
今回の作品にも実は、迷宮の十字路を彷彿とさせるシーンがいくつかあった。刀でやり合うシーンや、お面を被った犯人などが挙げられる。
それが前半に、ほとんど出てきてしまい、その時点で、これはかなり期待できるぞと思ってしまったのだ。
そして1番の原因と考えているのは、登場人物の多さだろう。
今回の作品には、原作にも登場していた沖田をはじめ、様々なキャラクターがでてきた。
もちろん映画オリジナルのキャラクターが大半を占めていたのだが、それがあまりにも多すぎた印象。
犯人が分かった時には、アレこいつ何者だったっけとなった人も多いのではないだろうか。
私は、犯人誰だろう系の推理が好きなのだが、今回は推理要素が強かったものの、土方歳三と刀を今回の事件と照らし合わせて、お宝の場所などを探し当て、事件を解決させていた。
結局土方歳三はなんのためにでてきたのかも最後まで残る疑問となってしまった。
ここまで悪い所を挙げてきたが、良い所ももちろんある。
まず、函館の夜景がアニメとして非常に再現度が高く見られるという事だ。
そして、なんと言っても最後のシーンだろう。
これまで明かされていなかった事実が新たにこの映画で判明するのだが、それは映画館がザワついた程。
少し最後のシーンだけで強引に終わらせた感があったものの、非常に映画を見終わった後の、おなかいっぱい感は中々あった。
以上が今回の映画を見て思った事だ。
僕のランキングでは、15位程かなと思う。
ここまで見てくれて、ありがとう。