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来やがれ!ダンジョン学園!!  作者: 志摩鯵
第5話『祈れ!苦しめ!朽ちて滅びろ!忘れられた月の秘密!!』
63/213

莉理・愛瑠・月愛


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《!》Topics

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須山すやま瑠偉るい

クラス:『セーラー』 Lv10


清水しみず豊後守ぶんご

クラス:『セーラー』 Lv9


井上いのうえ結乃ゆの

クラス:『セーラー』 Lv9


渡辺わたなべメエル

クラス:『セーラー』 Lv9


宇多田うただ夏鈴かりん

クラス:『セーラー』 Lv9


浜田はまだ莉理りり

クラス:『セーラー』 Lv8

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短くそろえた髪にスラッとした体型。

それでいておっぱいは、ちゃんと特大サイズ。

魅惑のセクシーボディ。


私。

浜田はまだ莉理りりね。


私たちの6人は、もともとPKヘヴンの操船要員だった。

全員が東京の王島おうしま高校ヨット部に所属している。


連中に乱暴されるか、命令に従うか。

そんな最悪な環境で人食い族に人肉を運ぶ手伝いをやらされていた。

ほとほと愛想が尽き、SNSで綺羅羅と知り合った。


彼女の手引きで十太郎のクランに入った訳。


「十太郎。

 シャディザールまでの予定時間は、22時間。

 途中、砂嵐を避け、このルートで船を西進させるね。」


そう言って瑠偉は、スマホで予定ルートを示した。

もちろん十太郎に分かるはずもない。


「須山さんの判断に任せるよ。

 俺は、見ても良く分からないし。」


といって彼は、苦笑いした。


須山すやま瑠偉るい

私ら6人のリーダー格。


一見、ただのチャラチャラしたサーフ系ギャル。

でも本来なら綾瀬クランに入っても良いぐらいのガチガチの体育会系女子。


ヨット部員らしく規律に厳しい。

十太郎は、まったく運動経験のない地味目の男子。

でも序列を重んじる彼女にとって彼は、疑いようのないリーダーだ。


「いやぁ。

 そこは、もうちょっと興味持ってよ。」


と私が割って入る。

十太郎は、困ったように唸るだけだ。


「う~ん。

 なんか俺がリーダーってことになってるけど。

 本当は、ジョーがこのクランを作った訳だし。」


「えーっ。

 リーダーは、じゅーたるーじゃん。」


と言って瑠偉が手で彼の胸を押した。

内心、彼を傀儡にしてクランを乗っ取る気か?


実際問題、ジョーがリーダーという意見も少なくない。

女の派閥(グループ)争いだ。


「そ、そんなことより…。」


「うん?」


困った十太郎が無理矢理、話題を変える。


「皆のレベリングも考えないといけないと思うんだけど。

 ほら、もともとのメンバーは、中級職まで進んでるし…。

 かなり戦力的に差があるじゃん?」


「ええ?

 逃げんなよ。」


瑠偉が十太郎のリボンを掴んで軽く引っ張る。


「リーダーなんだから船のことも知っとかないと。

 ねえ?」


「じゃ、じゃあ…。

 また余裕が出来たらね。」


追い詰められた十太郎は、作り笑いして逃げ出した。

瑠偉が両手を腰について溜め息をつく。


「う~ん。

 船の運営は、私らだけでやって良いのかな。」


「良いんじゃない?」


と言ったのは、清水しみず豊後守ぶんご

サラサラした黒髪のお下げ髪が目印だ。


「前みたいに無理矢理、変なルートで移動しなくても良いし。」


そう言ったのは、井上いのうえ結乃ゆの

銀髪と眼鏡が目印だ。


PKヘヴンに居た頃は、無理に航行させられたものだ。

言っても聞き入れて貰えないし。

砂嵐に突っ込むのは、コリゴリだ。


「まあ、しばらくは大人しくしてた方が良い。

 古参の連中に顔を立ててやらないとね。」


渡辺わたなべメエル。

ブラジル系で色が黒い。

葉月に負けないぐらいどこもかしこもプリプリと出っ張っている。


「まあ、十太郎は威張らないし。

 居心地は悪くはないね。」


宇多田うただ夏鈴かりん

金髪のツインテール。


「あの先生は、頂けないな。

 一人だけ大人が混じってるって言うのは。」


といって瑠偉が腕組みする。


序列を大切にする彼女だがアリス先生を先生と見るべきか。

それとも自分たちと同じクランのメンバーと判断したものか。

この辺の取り扱いに悩んでいるらしい。


「瑠偉は、そう言うのに真面目だからね。」


と私。

それでも瑠偉は、首を傾げるだけだ。


「う~ん…。」


他の5人は、仕方なく笑った。






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《!》Topics

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清武きよたけ愛瑠あいる

クラス:『プリースト』 Lv9

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「リーダー!」


「うん?」


私、清武きよたけ愛瑠あいるは十太郎に声をかけた。

丁度、下甲板から露天甲板に上がって来たところを見つけた。


「リーダーも僧侶系ですよね?

 私も《プリースト》なんで色々、教えて貰えませんか!?」


「良いけど…。

 俺なんかで良いのかな…?」


と言って彼は、照れ笑いして赤らんだ。

ふふ、可愛い。


「全然全く完全完璧に問題ありませんよ!!」


彼の顔を見て私は、思わずヨダレが出てしまう。


やっぱり初対面から思ってたけどカッコいいなァ。

ちょっと競争が激し過ぎるんだけど。


背は、高くない。

むしろ小さい。

けどそれが威圧感を感じない程度の好印象。


それにエッチな男の子は、嫌いじゃない。

25人もいる女の子と仲良くしてて分け隔てない。

実技も文句ナシ。


性格も気遣いが出来て、不快さはない。

実際、”もう一人の十太郎”が出て来ない間は優しい。


「でもさ。

 化粧の仕方も教えてやろうか?」


「おい、お前!

 なんてこと言うんだっ!?」


十太郎が急に独り言を言い始める。

いや”もう一人の十太郎”との口論だ。

彼の癖だ。


初めは、驚いたけど慣れればそうでもない。


それに”もう一人”の方も悪くない。

男らしいというか何事にも堂々としてる感じ。


乱暴っていう子もいるんだけど。

言葉遣いが悪いだけでしっかりと皆に優しく気遣いが出来る。


「ちょっと顔向けてみ?」


「はい?」


といって彼は、私にキスした。


「まあ、まず仲良くやろうや。

 ……《プリースト》の話する前にさ。」


思わず身体の奥が震えると、その恍惚に驚いた。

初めての時もそうだったけどいつも強引。

けれど、とっても言葉に出来ない。


「来いよ。」


そう言って十太郎は、私の肩に手を回す。

びびびっと電気みたいな刺激が走る。

いつもこうなるの…。


まだ昼前なのに堪能させて貰おう。


「もう、リーダーって手が早いんだから。」


そう言いつつも私も彼に手を回し、身体を預けた。

詰まらない貞操観念や嫉妬より彼に抱かれる方が幸せ。

大勢の女と寝るような屑野郎でも健全な関係より、よっぽど幸せ。


私たちは、船尾楼に入っていった。

陰で女の子たちは、連れ込み部屋と呼んでいる。






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《!》Topics

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晴海はるみ綺羅羅キララ

クラス:『ブラックナイト』 Lv20


浦島うらしま月愛ルナ

クラス:『カタフラクト』 Lv16


海田かいだ円香まどか

クラス:『フェニックスライダー』 Lv11

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十太郎と愛瑠が船長室キャビンに入って行く。

私たちは、その一部始終を見ていた。


「あ、またヤリ部屋。」


私は、面白がって顎をしゃくった。


「まるでパチンコのハズレ穴みたい。」


「ここで見てると面白い。」


綺羅羅と新入りの円香まどかが、くくっと笑う。


円香は、ウチで初の《P(フェニックス)ライダー》だ。

これまで居なかった職業クラスなので色々、話を聞く。


「で?

 《Pライダー》ってあんまり居ないけどどう?」


「それはそれは手間がかかるんだよ、月愛ルナちゃん。」


といって円香は、両手を大きく広げた。

それほど苦労があるってことみたい。


「まず大鷹を乗りこなせないとね。

 頭から振り落とされて、まあ、死ぬ死ぬ。

 これだけで訓練もできない連中がいっぱいよー。」


「うわ、キツイ。」


綺羅羅が面白半分に笑う。

確かに私には、無理そうだ。


「大鷹に慣れて、ここからが本番。

 次は、武器を持って戦う訓練をする訳。

 ようやくまともに戦えるのがここから。


 《ナイト》と違って翼が邪魔になるでしょ?

 大鷹と騎手が一心同体になるまでが長いの。」


「へえ。」

「うん。」


私たちは、相槌を打った。


「それに大鷹の飼育代がね。

 魔法で袋に入れて持ち歩けるんだけど。

 やっぱり飼育小屋があった方がストレスが少ないっていうし。」


「じゃあ、そう言うのも建てないと?」


私が質問すると円香は、大きく頷く。


「うん、うん、うん。

 そーなの。

 出来れば欲しいの飼育小屋。」


「あの大鷹を入れる小屋でしょ?

 相当な大きさじゃない?」


と私。

綺羅羅も頷いた。


「前に細川クランで大鷹の小屋を見たけど。

 人間が入ってる建物より立派で大きいの。

 はっはっはっはっは…!」


「そうなるよねー?

 あははははっ。」


円香と綺羅羅がそろって笑う。


「ガレオン船に小屋作る訳?」


と私。

訊かれて円香は、腕組みする。


「ええ~。

 やっぱり基地が欲しいよ。」


やはりそういう話になるか。


これまで何処のクランも街の宿屋やホテルに滞在していた。

そうすれば水や食べ物には、苦労しない。

───ただし寄生虫等の問題で乾燥させた保存食だけだが。


だがPKヘヴンのような連中に襲撃されやすくなる。

行動を予測されてしまうからね。


それに飼育小屋だけじゃなく他の設備も欲しい。

細川クランでは、自分たちで鉄を溶かし、武器や鎧まで生産していた。

今後は、食べ物まで自分たちで作るという。


女装男子の細川ほそかわ頼母たのもは、言っていた。


「200万人の冒険者は、シャディザール周辺地域の食料を食べ尽くしています。


 幸いにして金貨を支払っているので現地民の反発もなく。

 今は、他の地域から行商が運んでくるので市場にも流通しますが。

 あまり度を超えると現地民を不安にさせてしまうでしょう。


 それに今のような乾燥させた肉や果物では、お腹を壊してばかりです。

 ストレスも堪るでしょうし、趣向品としての食べ物を確保する方が良いと思います。」


流石に5000人以上を束ねるリーダーは、考えが先を行っている。

十太郎は、その辺をどう思ってるんだろう?


開放型オープンワールドゲームと言えば建設ビルディングだもんね。

 私たちのマイ要塞か…。」


私がそう言うと綺羅羅と円香も楽しそうに笑った。


「いいねー。」


「早く欲しいねっ!」




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