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理想的な一夫多妻を目指せ!

なろうで二作目の投稿になります、ちょっとだけ経験談を織り交ぜています。

もう少しだけ暗い話が続きますが(経験談含むので)その先は暖かい話に

なって行く予定です。

第1話 


離婚と昔話です。


 昔話しだけど僕は離婚歴がある、15年ほど前になる。

世間一般でよくある不倫とかのドロドロ離婚では無いと断言する

女性経験は普通にあり社会人になった数年後に紹介で知り合った。

初婚だったし家族のゴタゴタに嫌気がしていた時期のせいか

一日も早く自立した生活をしたかった。


 相手も片親(父だけ)であり結婚は順調に事が進み、結婚生活は

市営住宅でスタートした。

無趣味だった妻にスキーを勧め6年くらいは楽しく過ごせたと思う。

 子供はいなかったのには理由があり、妻の姉が不妊治療中で

妹である妻の方から姉が妊娠するまではとお願いされた為だ。

でもこの事が円満な離婚が出来た理由になるのだけれど・・・

5年目に姉が妊娠、しかし5年の歳月は今思えば長過ぎたのかも

しれない。


 離れて暮らしていた母が精神的に病んでしまった、元々結婚を親に

強要された事で結婚は望まない事だったらしいい、そうしている

うちに子供が生まれた。


 母親は子供が成長自立するのを待ち、離婚する事を決意していた

この事は僕が子供の頃から聞かされていたので離婚した時は特に

思う事は無かった。


 子供が自立し母親は家を出て一人暮らしをしていたが、しばらくして

住んでいた借家の管理人から僕に連絡があった。

精神的に病んで自殺をしようとしたらしく精神病院に入院したらしく

その事を知らせるのと、借家退去件の話だった。


 病院では数ヶ月の入院治療が必要な事と一人では生活は難しいと

説明を受けた。

この状況では拒否もできないだろうな・・・

住宅の和室は空いているので何とかなるだろう。


 妻へこの事を話したが反対はされなかった、逆に好意的に受け取られた。

母親がいなかった妻には母親と暮らす事には興味があったのだろう

僕は母親の性格を知っていたし、精神的に病んでいる状態で同居する事に

不安しかなかった。


 同居して一月が過ぎた、仕事から帰宅すると母親と妻が言い争いをして

いた。

妻も仕事から帰宅したら夕飯を母親が用意してたのだが、お粥のような

よく分からない物を作っていたのだ、本人的には善意で行ったのだろうが

妻は受け入れられないようで、私もこれは無理だと感じた。

それで作る、作らないでの言い合いになったらしい。


 その場でお互いに食べる分だけ作る事で決着はついたのだが、翌日も

また母親は作っていたのだった、病気のせいだと思うが困ったものだ。

それがしばらく続き、始めは生い立ちに同情的だった妻も次第に母親に

対して苛立ちから攻撃的になっていった。

その事から気を逸らすためか、姉に子供が出来た事もあり僕に対して

子供を求める様になってきた。

 家での妻の言動や行いを見ていたのと長い間セックスレスであった

事で僕自身、妻との結婚生活に限界を感じていて子作りできる精神状態

ではなくなっていた。

 それに悩むかのように僕は酒に溺れる事が多くなった、それが続いて

ちょっとした事で喧嘩になり、僕は離婚を口にした。

直ぐに妻は謝罪してきたが、僕の方もそれを受け入れる精神状態では

なかった。

そこからはお互い冷静に離婚に向けて話し合い準備をしていった。

子供がいなかった事もあり財産を分け、スムーズに事は進んだ。

これが初めての離婚だった。


 離婚が一段落し僕は次に向けて前向きに行動を始めた、次に相手を

見つける前に母親の問題を何とかしないと同じ結果になりかねない。

そんな時、精神科とは別の通院していた病院から呼び出しがあった。

その病院は近くにあり体の調子を診てもらっていた病院であり内科

であり僕の職場の近くでもあった。

 連絡を受けて数日後に担当医に会いに行き知らされた内容は

膵臓ガンの末期である事実であり治療の意思があれば専門の病院に

紹介状をとの事だった。


 厳しい母であまり良い思い出は無かったが、こうなった事には

少し哀れに思う所もある、問題の多い家庭で何事もなく成人するまで

来れたのは母のお陰だと思っている。

 ガンの専門病院での診断は余命半年で切除は困難であり、膵臓ガン

の抗がん剤は無く延命治療になると説明を受けた。

完治は望めない治療だが必死に行きてきた所を見てきた僕はできる

かぎりの事はしてあげたいと思い主治医に最期まで治療をお願いした。

入院の必要は無く薬が無くなった時に病院に行く、精神科も同じで

投薬での治療で毎月交互に病院に送っている。


 治療方針が決まってからは多少は落ち着いたが、疎遠になっている

兄弟達に伝えるか少し迷っていた、その理由は弟が母親の生命保険の

受取人を自分にして欲しいと母親に頼んでいた事を母親から聞かされ

た事が疎遠になった理由でもあった。

保険金欲しさに面倒を見ていたのないし考えてもいなかった。

でも末期ガンの事実を知ったらどんな行動に出るのか予想も出来ない

事が躊躇った理由だ。

それと最近母親から弟に貸した結婚資金が返されないと母親が心配して

いたので確認の為、預金通帳を見せてもらったら貸したお金以外に

200万円の引き出し記録があり聞いても思い出せないとの事だった

後日確認の為、銀行き行員に確認しところ、微かに記憶があり二人で

訪れたとのことだった。

その時の状況を聞いたかぎり相手は弟だと確信した。


 その事をメールで確認した一週間後の平日に訪ねてきて母親を

言いくるめて連れ去った。

残されたのは衣服のみで通帳ほか財産めいた物は全て持っていった。

母親に事情を聞きたくても飛行機で1時間半の距離、簡単には

会いに行けず悩んでいたところに弟のマンションの管理人から

連絡があり帰り道に迷い警察に保護され、僕に連絡を母親から頼まれ

たようだ。

管理人の携帯で話を聞いたところ、数日間遊びにきただけらしく

近々入院させられるとの事、僕に連絡したくても携帯が取り上げら

れてる事など事情を聞かされた。


 驚いた僕は後日、弟の勤務先に連絡し説明を求めたが入院する事も

母親は同意していてホスピス系の病院だとしらされた。

末期ガンではあったが僕としては最期まで治療をしてほしかった。

結果は余命宣告より二ヶ月早くこの世を去ったのだった。

今思えば生命保険だけでは足りず通帳にあった一千万の現金も狙って

たのだろう。

弟も離婚しており養育費あたりに使われたのだろうと思う

僕は金目当てで母親の面倒を見てた訳ではないのと、あのお金が

命を削って必死で貯めていた金なのは近くで見ていて理解していた

ので、死んでまでこの仕打ちかと・・・無念ではなかっただろうか

それとも子供だから諦めたのだろうか・・・

確認する事はできなかったが、最後に話した時の感じでは多少の

痴呆症が進行していたとしても騙されている事は感じてたと思う。

でも騙したのは子供であり何かを悟ったのか諦めの雰囲気を纏って

いたのを記憶している。

僕に話しても弟と争いになると思ったのだろうな・・・

これ以上関わりたくない気持ちになり、弟との縁を切ろうと決心した

理由だった。


 離婚してからは心機一転というか、一人は暇だし彼女探をする事に

した、出会う人に対して(誰か紹介して)が口癖になるほど・・・

その成果として毎週末は女性を伴った飲み会所謂、合コンとなって

いた。

この期間は本当に色々な出会いの連続だった、出会い系で知り合った

女性に会う為に400kmの道のりを車で向かい、現れた女性は

丸太の様な体型であった(少しショック)でも泊まる事になった

ラブホで欲求不満だったのもあったがHをしてしまった・・・

その後、しばらくストーカーの様な事態になったが距離があったのが

幸いし無視し続けた事で逃げ切った。


 もう一人出会い系で会った女性は容姿も性格も普通(失礼かな?)

だった。

ものすごく結婚に真剣で複数の婚活サイトに登録し安くない会費を

払っていた。

会って話したが、挨拶までは好印象(僕は見た目は良い方だと思う)

だったが、僕の住まいは遠く(40km)職業も彼女の理想とは

合わないようで、途中で会話が無くなり終了となった。


 出会い系の最後は耳が聞こえない女性で会っている状態で会話は

ラインで行う感じで友達も同伴だった。性格も普通で可愛いと思った

けど、残念ながら高校生では僕が犯罪者になってしまう・・・


 やはり出会い系は難しいのか?僕の運が悪いのか判断に悩む

ところだ。

知り合いの紹介や飲み会で相手を確認しながらの方が理想の相手が

見つかるのだろうか?

そんな時だった、会社先輩の彼女とその友達とでの飲み会に誘われた

独身者は僕と先輩、彼女の友達三人で、それなりに盛り上がった

飲み会で独身者は連絡先を交換して飲み会は終了した。


 数日後、何故か先輩の彼女からメールが来て、会って相談したい

事があるとの内容だった。

先輩の彼女であり人目に付くのは避けたいとの思いで、週末のテニス

からの帰宅途中のコンビニで待ち合わせる事にした、この場所なら

先輩の生活圏からは30kmは離れているので知り合いと出会う確率

はかなり低い。

相談の内容なんだけど・・・


『久しぶりです、ところで相談ってなんですか?』


『彼の事なんだけど、私が結婚を望んでいるのに彼は消極的なんです

 付き合い(付き合いとは別)もそれなりに長いし、何か理由がある

 のでしょうか? 心当たりがあれば教えてくれませんか?』


 なるほどな、先輩も離婚したばかりだった。先輩の場合、子供がた

事で養育費やらの話し合いがまだ済んでいなかった事を思い出した。

先輩の元妻は僕の同級生で二人は地元で何かの活動をしていたのが

きっかけで付き合い結婚をした。

何か気の強い女性だったよな・・・

そして元妻と彼女も同じ活動をしている仲間なのだ。


『たぶんだけど、貴方は元妻と知り合いの女性だし、今何か元妻と

 揉めてるって聞いたと思う、だからじゃないかな?』


『それって・・・彼は別れたんだし、揉め事と結婚を決意すのは別です

 よね。私は彼の事は結婚している時から好きだったんです、私の考え

 は間違ってるのでしょうか?』


『貴方の気持ちは理解できます、妻がいる時から好意を持って、その

 気持ちを内に秘めて想ってきた事を誰も責められないし僕はには

 凄い事だと思えるよ』


『ありがとう、優しいですね。私・・・貴方を好きになれば良かった』


 そして彼女は涙を流した、僕はそんな彼女を愛おしく思え、そっと

抱きしめた、涙を僕は口にした。

その後、雰囲気的にお互いを求めあった、SEXしてしまったのだ。

行為を終え泣き止み落ち着いた彼女をコンビニの駐車場まで送り

その日は別れたが毎週末テニスの帰りに会いラブホテルで関係を

続けた。

関係を持っても僕と付き合う意思は無く、ただ慰め合う感じだった

むしろ僕の方が本気になっていったかな・・・

彼女は先輩に対しての当て付けだったのだろうか?

彼女との関係は一年ほどで終わった。

二人の関係が知られそうになったからだ、僕と彼女も知られる事は

望んでなく、彼女は先輩と別れる意思も無かった。

僕だけが納得できないまま終わったのだった、彼女はその後、先輩

と別れ、先輩も別の女性と結婚した。僕も会ってはいない。


 そして僕も同僚のセッティングした飲み会で知り合った女性と

付き合う事になった彼女も離婚経験者で子供が一人いる。

その事は気にならなかったが、後に重くのしかかるのであった。

二作同時進行なので更新頻度は長いかも・・・・

でもよろしくです!

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