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建物の内部

「うわー、すごい!」

石の扉をあけて中に入ると、ロビーの中央に階段がある3階だての建物のだった。各階の階段の昇り口の近くには木でできた扉があり、数メートル単位で同じよう扉がいくつもあった。




「ここはいくつかの小さな部屋と1個の大きな部屋に分けられていて大きな部屋では集団訓練が、小さな部屋では個人訓練が、できるようになっています。」

「そうなのね。」といいながら私は母鳥についていくひよこのようにタルカを追いかける。

「この建物の歴史は古くて、先ほどの声は初代領主様です。その方がかけた魔法を代々の領主が魔性石に魔力を注ぎこむことにより保っているそうです。」

「ここってそんなに古いの?」

(それにしては建物が劣化してないような……。)

「ええ、先ほどの魔法も古いのもののようで今ではあまり見かけない魔術式が書かれているそうです。」




(そういえば……お昼すぎなのに………人が少ないような………。)

入口からはいって数分たつが、さっきから人っ子一人いない。

「ねぇ、タルカ……他の人は」

「今王都の学園は春休み中なので、多くの学生は領地に帰っていてほとんどの人が王都付近にいません………。」

「そっか!」

(タルカも長期休暇中だったしね!)

「まぁ、たまに買い物や新しい学期の準備のために、はやめに来る学生はいますが……あまり見かけません。」

「以外に皆領地で過ごすのね。」

「ええ、御披露目もありますし……各階級の貴族と顔見知りになるには天候の安定しやすいこの時期がいいのですよ………。特に女性は結婚相手を探さなければ行けませんから。」



(私も御披露目あるし、やっぱりいろんな身分の人たちとあうのかな?)





そんなことを話していると、入口から対角線上にある扉の前でタルカの足が止まった。「今日はここにしましょう。」

タルカが扉をあけてくれたので、私はそっと中にはいった

(こんな感じなんだ………。)




部屋の中には何もおかれておらず、そこには石のづくりの小さな空間がただ広がっているだけだった。



「ねぇ、他の扉は?」

「階段の昇り口近くにある扉は大きな部屋に、そのすみにある扉は小さな部屋へと繋がっています。」

「そうなんだ。」

「では、早速ですが訓練を始めましょう。」




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