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護衛部隊配属

ぐったりとしているメルキュールを抱えリンクスは天幕の奥へ歩いていく。


出入口から1番遠いところにベッドとカプセルが並び、目隠しをするように棚で仕切られている、白を基調とした診療所のような空間だ。


昼間の移動時とは違い、セルキーの背中から下ろされた救護室は当直職員用の天幕とつながっており、広く感じた。


「リンクス。何故彼を……見ていナかったのでス……?何かあってからデハ遅いノですよ……。貴方もあなたダ。村についたラ、リンクスから離れないヨウニと言ってあっタでショう……?」


メルキュールはカプセルに横たわりながらも2人を嗜める。


音波弾によるダメージで鼓膜が破れ、耳が聴こえにくくなっているらしい。いつもの凛とした印象は跡形もなく消え、言葉もたどたどしい。


三半規管へのダメージも大きく、眩暈や吐き気も酷いらしい。萎れた花のようにぐったりとなされるがままになっていた。


「ごめん……」


リンクスは、カプセルの横に膝をつき、コツンと額を蓋にあてた。


「俺の……落ち度だ……」


カプセルの蓋に添えていた手をゆっくりと、ぎゅっと握りしめる。悔しそうに肩を震わせ項垂れる黒い頭にカパーの扇がペチッとあてられた。


「反省も後悔もあるでしょうが、今回の件は貴方にそこまで非があるとは思いません。


彼はグリンディローの川の出身なのです。我々の説明不足が故に貴方と別行動してしまったのでしょう。宴の席ですからありうることですよ。」


カパーの真面目な声が降ってくる。それでも、リンクスは顔をあげることができなかった。なにも答えることができずにいると、カパーはタメ息をついた。


「まるでメルキュールさんが死んでしまったかのような反応ですが、彼、耳をやっただけで他はピンピンしていますからね?ほぼ自爆です。怪我に関しては本人に反省していただかなくては。」


何をそんなに項垂れることがあるのですか、貴方らしくないとカパーは笑う。とても優しい声だった。


それでも顔を上げられずにいるリンクスの頭をしばらく眺めると、ポンっと扇で1つ叩いて言った。


「心配しなくても、30分もすればまたいつものようにお小言が降ってきますよ。


さて、途中でサイレンサーをはずしたのですから、貴方も少なからずダメージを受けているはずです。今のうちに診てもらってください。」


メルキュールさんが復活したら、この程度ではすみませんからね。と、リンクスに受診をうながすと、今度はウッドに向き直った。


ウッドは、リンクスの反対側で、メルキュールを心配そうに覗き込んでいた。


「何があったのか聞いても?」


ウッドの肩がビクッと跳ね上がる。


視線を左右に彷徨わせ、口をパクパクさせた。何度も意を決したように息を吸い込んでは、視線をそらし言葉を探している。


「お茶でも淹れましょうか。」


カパーがウッドに手を差しのべると、ウッドは反射的に手を乗せた。ふわふわとした癖っ毛とあいまって犬みたいだ。


いつもはキリッと上がっている眉毛は不安そうに下がり、しゅんと伏せられた犬の耳が見えるようだった。


ベッドやカプセルの置かれている位置から棚を挟んだ入り口側には、絨毯が敷かれ、机とソファーが置かれている場所があった。


カパーとウッドは、向かい合ってソファーに座っていた。


ウッドの視線の先では少し離れた所でリンクスが診察を受けている。ケガは無さそうだが、やはり耳に何かあるのだろう。白衣を着た男がリンクスの耳にライトをあてていた。


どうぞ。と、カパーが琥珀色の液体の入ったカップを差し出す。


これも、ウッドの村にはないものだった。


「ミルクや砂糖はお好みでどうぞ。」


と、ミルクピッチャーとシュガーキューブも机に並べられた。


砂糖なんて高級品が実在するのかとウッドは目を見張る。


先程までしゅんと項垂れていた犬の耳が少しだけピンッと立ち上がったように見えた。


その様子に、カパーはフフフと笑い、促した。


いそいそとシュガーキューブを摘まむウッドを見て、少しは元気が出ましたか?と微笑む。


ウッドは、自分でも理解できなかった気持ちをどう説明したらいいのか分からなかったが、ぽつりぽつりと話し始めた。


あの時抱いた気持ちを誰かに知られてはいけない気がして、誤魔化してしまおうかとも、考えた。


しかし、誤魔化せるほどの言葉を見つけられず結局ありのまま話してしまった。


「なるほど。それで、いてもたってもいられず、走り出した先でカムペと出会ったのですね。」


かなりたどたどしくなってしまったと思う。それでも、カパーは最後まで静かに聴いてくれた。


彼は紅茶を啜ると、その感情に名前をつけてみましょうか。と言った。


「劣等感といったところでしょうか。」


「れっとうかん……。」


意味はわからなかったが、口にだしてみるとストンと胸に何かが落ちた。あれだけ頭の中がぐちゃぐちゃになって、わけが分からなかったのに……。スルッと何かが抜けたような感覚だ。


少しだけ、妙な焦燥感が落ち着くような気がした。


「貴方が衝動的に走り出してしまったのは、その、もやもやが原因でしょう。


もやもやの正体が分かれば、少しはスッキリするかと思ったのですが……。」


そういうと、カパーはチラリとウッドを盗み見る。


あぁ、微笑ましいなと思う。自分の感情が分からず走り出してしまう未熟さも、それを素直に打ち明けてしまう真っ直ぐさも、どれも眩しくて仕方なかった。


「その気持ちは、誰もが持ちうる感情なのですよ。恥ずべきものなどではありません。どうか、しまいこんで勝手にいなくならないでください。心配しますから。」


カパーの声は珍しく真剣だった。いつもヘラっとつかみどころのない彼に静かに諭されるのは怒鳴られるよりも効いた。


「その場から走り出したくなった時には、聞かせてください。どんな気持ちなのか。どうしたいのか。すぐに分からなくてもいいんです。困ったときは一緒に考えましょう。考え続けることが大事なのですから。」


カパーは、ね、と首をかしげる。赤い耳飾りが揺れてウィンクをしているのがわかる。外套に隠れて表情は見えないが、気遣われているのはわかった。


ウッドはぎゅっと目を瞑り眉間に皺を寄せる……。


「みんなを見てたら……ここに……オレがいちゃ……ダメな気がしたんだ……」


「えぇ。」


「……。……。」


ウッドはそれ以上答えることができなかった。考えれば考えるほど、ぐるぐるぐるぐると『わからない』という言葉が頭を駆け巡る。


「じゃあ、一緒に強くなろうぜ」


顔を上げるとトパーズの瞳がにーっと笑った。


「そんでさ、一緒に村のみんなを鍛えたり、魔物狩りに出掛けられるようになってさ!そしたら、ここにいなきゃダメだ~!ってなるだろ?」


カパーは、フッフッフと笑った。


真っ直ぐな彼を好ましいと思ったのだ。


「何をいってるんですか。魔物狩りになんてそうそう出せませんよ。当分の間は基礎訓練と雑用です。」


凛とした響きのある少し低い声に、リンクスは勢いよく振り返った。


「なんですか?幽霊でも見るような顔をして。失礼ですよ。」


はぁ、とタメ息をつくと声の主は、今度はウッドに藤色の瞳を向ける。


「村についたらリンクスから離れないように言ってあったでしょう。指示には必ず意味があるんです。従って頂けないと困ります。特に命に関わるものに関しては絶対です。いいですか。今後は……グッァ!?」


最後まで言いきらないうちに黒い塊りがメルキュールめがけて跳んできた。


突然の衝撃を受け止めきれず、メルキュールはよろけて転んだ。


「ごめん……俺が目を離したから……宴の中で『呼ばれる』までウッドがいないことに気がつかなかったんだ……。


耳も……鼻もきかなくて……。見つけた時にはあんたは、ぐったりして動かないし……死んだかと思った……。」


真っ黒い塊はメルキュールの首に抱きつき、胸にグリグリと頭を押し付けている。


三角の耳にがっしりとした大きな身体。艶やかな黒い体毛。しなやかな長いしっぽ。美しい獣がそこにいた。


「リンクス、貴方はもう、子猫じゃないのです。自分の図体を考えなさい。」


痛いでしょう。とリンクスを嗜める。それでもリンクスはメルキュールの上から退かずグリグリと頭を押し付けていた。


「大袈裟ですよ。サイレンサーなしで音波弾を使ったのです。耳にダメージを受けて動けなくなっていただけですから。勝手に殺さないでください。」


根負けしたようにリンクスの頭をポンポンと軽く叩く。


「そもそも、何故目を離したのです?この村では魔物との遭遇があることくらい貴方も知っていたでしょう?


村人との交流も大事な職務ではありますが、なんのために彼に貴方を付けてると思っているのですか?


護衛部隊であることをもっと自覚していただかなくては。貴方の部隊はただの雑用ではないのですよ。」


「うぇぇ……いつも通りの積載長様だぁ……。」


リンクスは両の肉球を耳に当て、嫌そうに首をふる。


お小言の雨が降り注ぐので、しぶしぶメルキュールの上から退いた。


ソファのヘリまで行くと、爪を研いだら弁償ですよと釘を刺される。


そんなことしません~。と言いつつもシュルシュルと人型戻った。


「彼はね、メルキュールさんが拾ってきた子猫だったんですよ。今じゃすくすくと育って立派なピューマですけどね。」


「人間です。」


カパーがニヤニヤとウッドに打ち明けるとすかさずメルキュールから訂正が入る。


「どっちでもいいけどね~」


当の本人はミルクピッチャーをスンスンと嗅ぎながら答えた。


「今回の件は我々の説明不足が大きな原因です。申し訳ありませんでした。共に旅をする以上、この国のことと、隊のことをお話ししなければなりませんね。」 


こちらをご覧ください。と、地図を示される。


テーブルに置かれた1枚の地図には大きな大陸が描かれていた。大陸には、赤、黄、緑、紫で色が塗られている。


「この国は世界最大の領地を誇る大国です。勇者の治める国として、世界の中心に位置しています。


東西に長く伸びた国土は2ヵ所が海に面しており、国内には大小様々な山、平原や砂漠、湿地等のエリアも点在しています。


魔物の被害は王都のある中心街が、今尚最も酷く、逆に、王都から離れれば離れるほど魔物の数は減り、弱くなっていきます。


そのため、この国には大きく分けて4つのエリアがあるのですよ。」


4つのエリアはこうだった。


・魔物の被害がほとんどない安全なグリーンゾーン


・魔物の被害はあるが、低級~中級の比較的弱い敵のみ出現するイエローゾーン


・上級の魔物が多く生息し、常に死の危険と隣り合わせのレッドゾーン


・最後に手練れの傭兵でも近付きたくないデッドゾーン。


グリーンゾーンはウッドの村のように王都から離れた最果ての村がそれに当たる。人口は少なく貧しいが武装する必要はなかった。文明や文化は発達していない所が多い。


「そして、今、我々がいるのがイエローゾーンです。生活圏にまで魔物が入り込んでしまっているゾーンを示します。」


ただし、正しい対処法を知り、適切な道具があれば怖れることはありません。と、カパーは言う。


「その一つがこれです。」


小さな鉄製の玉と耳栓のようなものが机に置かれた。


「音波弾とサイレンサー。どちらも特定の魔力を封じたものです。」


音波弾は玉に風の魔法を込めたものだ。玉自体は、何でもいいらしい。叩きつけて玉を割り、中身を解放する。


すると、中に込められていた風の魔力が鼓膜を破るほどの周波数で空気を振動させる。 


さらにそれを風の魔法で反響させ、音量を跳ね上げていく。拡大する過程で様々な音域が生まれ、どの生き物にもダメージを与えることができるようになっていた。


サイレンサーには障壁の魔法が込められているらしい。装着することで耳元に障壁をつくり、全ての音を遮断することができるものなんだとか。敵味方の区別なく全ての音を遮断する。


そのため、サイレンサーを装着した場合、カパーのように音以外で言葉を届けられる手段を持ってない限り、会話はできない。


これらの魔力を込めた道具は魔具と呼ばれているらしい。魔具は1点特化の効果を持っていた。


「魔力を込める対象は何でもよいのですが、どう使うのかイメージしやすい方が、魔力を込めやすいのですよ」


例えばと、カパーは鏡を取り出すとあの赤い目で見つめる。しばらくすると、ウッドに鏡を渡しながら言った。


「紅茶のお味はいかがでしたか?」


ウッドが鏡を受けとると鏡に文字が現れる。


『こうちゃ……こうちゃって言うんだあれ……。熱くてあんまり味わかんなかったかも……。』


「!?!?ちがっ!違うよ!!色がついた水なんてみたことなかったから!!!」


ウッドが慌てて言うと、カパーは、あっはっはっはっと声をたてて笑った。


「素直で結構。魔具は、フッこのように……フフッ魔力さえ持っていれば、ンフ誰でも、簡単に……フフフ作れます。」


カパーはまだ、ぐふぐふと笑っていた。なかなか笑いが引かないようだ。咳払いを1つすると、気を取り直したように話し始めた。


「ここにあるのは極々一部に過ぎません。


イエローゾーンはこれら魔具さえあれば生き残ることは容易でしょう。


ただし、現代では必要な魔力を持った人間はそう多くないのです。故に魔具は大変高価なのですよ。」


問題はレッドゾーンです。と、地図の赤い所をトンと扇で指し示す。


「こちらは魔力を持たない人間は生きては行けないでしょう。常に魔物がうようよと歩いています。低級や中級のものもいるにはいますが上位種の餌でしかありません。」


王都を中心に城下町から郊外まで。人の多い場所は漏れなくレッドゾーンです。と、扇をスススと地図上を移動させながら説明をする。


「レッドゾーンの中でも、特に強力な魔物がいる地域、魔物の数が異常に多い地域をデッドゾーンと呼びます。

かつて裏町と呼ばれていた地域、花街、地下街、そして王宮の周りなんかもデッドゾーンですね。」


レッドゾーン、デッドゾーンは共に文明的にも文化的にも非常に栄えていた。


レッドゾーンには、富・芸術・利便性、何でもある。何でも手に入る。だが、安全だけはない。そんな地域だった。


「では、レッドゾーンにはどうやって人々が暮らしていると思いますか?」


「全員が魔力持ち?」


「いいえ。」


「上級の魔物でも倒せるような魔具がある??」


「いいえ。どちらも違います。

護衛部隊が常駐しているのですよ。」


勇者の名のもと、差別のないこの国には、様々な種族が身を寄せていた。特に勇者の末裔の暮らす王都は加護を求めた人々で溢れかえっている。


古くからこの国では王家が民の生活を保証してきた。王族が勇者の一族に変わった今でもそれは変わらない。むしろ手厚くなったくらいだ。


初代勇者は民が魔物の脅威に犯されぬよう、義勇軍を募り魔物を、ひいては魔王をも討伐した。後にそれは護衛部隊となり、民を守護することとなる。


先代勇者は民が飢えに喘がぬよう、商隊を立ち上げた。必要な場所に必要な物が届くように。物を売り稼ぎを得る代償に命を賭けなくて良いように。現代でも、それは民の生活を守護していた。


当代勇者は、民の声を拾い上げた。困っていることはないか。必要な支援は何かと。それは民の心を人としての尊厳を守護することとなるだろう。


「我々商隊はいわばライフラインです。グリーンゾーンからデッドゾーンまで全てを行き来し必要物資を届けます。その為に、専門性の高い人材が集められ、それぞれの部署に配属されているのですよ。」


例えば、メルキュールさん率いる積載部隊。彼らはその名の通り積み荷の管理を行います。仕入れから納品まで。品質管理も彼らの仕事です。


それから、この天幕の救護部隊。怪我や病などの治療は勿論、隊員の健康管理も彼らの仕事です。


さらには…………と商隊の組織は5つほどの部門に分かれていた。


「共に旅をするなかでゆっくりと知っていただいてから、どこに配属されたいか選んで貰うつもりだったのです……。ですから説明は、おいおいと思っていたのですが……。」


今回の件で、『知らない』ということは、頼るべき時に、『頼る先が分からない』ということなのだと気が付きました。それは、とても危険なことなのですよ……。とカパーが目を伏せる。


「貴方は、我々が荷として預かっている少年でもあります。『どこにも配属されたくない』という選択肢もあることを忘れずに。」


それまで黙って聞いていたメルキュールが静かにティーカップを置き口を挟んだ。


「オレ、リンクスと一緒に護衛部隊に入りたい!」


「言っておきますが、花形ではありませんよ。一見きらびやかに見えますが、その実、仕事の内容は基礎訓練と雑用が主です。


敵が現れれば、いついかなるときも迎え撃たねばなりませんし、怪我はもちろんのこと、命を落とす者も少なくありません。」


メルキュールの声は冷たい。淡々と述べているが反対しているのがありありと伝わってくる。


「それでも、オレ、リンクスと一緒に強くなりたいんだ!」


キリッと眉を引き締め真剣な表情を作るウッド。いつもは子犬のような印象を与える丸い大きな目も、少しつり目がちになり、強い意思を感じさせる。


黄色い瞳が力強くひかり、こちらが気圧されそうなほどだった。


「おう!一緒に頑張ろうぜ!」


「「リンクス」」


リンクスが鷹揚に返事をするとメルキュールとカパーが同時に嗜めた。


「お前は黙っていなさい。」


「つってもさ~。これから連れ回すんなら最低限の護身術は必要だろ~。それに、いきなり配属されても結局やることは雑用なわけだし。だったら最初っから俺と一緒のがよくない?」


「それは……確かにそうですね……。」


「隊長まで……。よく考えてください。力を身につけるということは、戦わなくてはならなくなるということですよ。それをこんな幼い子に……。」


「やってみてから考えたっていいんじゃん。こいつなら、嫌になったら積み荷に戻るって選択肢もあるんだからさ~」


「それは……そうですが……」


「俺も今度は目を離さないようにするからさ……。」


そう言うとリンクスは1度ふっと目を伏せる。


やがて、真っ直ぐに視線を上げると、静かに、はっきりと述べた。


「もう一回、チャンスちょうだい。」


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