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雑記その1 ~始まりは些細な事でした~

 書きだしたは良いものの、いったい何から話しましょうか……王の話……は、皆さん聞き飽きていますよね。そもそも私、王の話とかそんなには知りませんし。

 と、まあ、しょっぱなから不安な滑り出しですが、とりあえず、私が物語を書くようになったきっかけでも話しましょう。


 でも、章のタイトルにあるように本当に些細な事だったんですよ?


 もともと、私は本を読むのが好きでした。幼稚園時代から家にいるときは父親や兄の持っている本を読んでいました。もっとも、マンガやゲームの攻略本ばかりでしたが、思い返してみれば習っていない漢字を最初は読み方を聞いて、そのあとはすらすら読んでいたので、ちょっとだけすごかったかもしれません。

 まあ、そのうちに世界の神話・伝承について触れたマンガ……というより、あれは劇画に分類されますかね。そんな本を小学校低学年で読みだしたので、当時高校生だった兄の友人に某言葉のパズルゲームで勝ったりしていました。数少ない自慢話です。ほめてください。

 そんな私ですから、だんだんと神話・伝承への興味がわいてきたり、歴史に関心を持ったりして小学校の図書館にあった子供向けの伝記本を片っ端から読んだりしていました。

 その後、魔法学校の物語に夢中になったりしていたら、中学生になりました。そのころはヲタク文化が今ほど浸透していなかったので、ヲタクというのは、どこか気持ち悪い人たちという認識でした。中学生の私、聞こえますか。成人するころにはその気持ちの悪い人になっていますよ。

 そんな私が一気にヲタクになるきっかけは、一冊のライトノベルとの出会いでした。

 作品名を出して問題になると大変なので具体的には言いませんが、まじめにバカな話を書いた、アニメ化もされているあの作品です。

 コンピューター部に入部した私は、その作品をとある先輩から借りたのです。

 あの時は、びっくりしたものです。純文学や児童文学しか読んでこなかった私は、こんなに自由に地の文を書いていいものなのか、とか、そもそもこんな話、今まで読んだことがない、とか思いました。

 先輩は続きや、他作品とのコラボした作品集も貸してくれたものですから、きっかけになった本とコラボした作品を自分で買うことになりました。絵がどちらかというと女性向けで、ライトノベルなのに内容がライトじゃないあの作品です。


 そんなすごい方々を仰ぎ見るだけだった中学生活が過ぎ、高校生になりました。

 そして、ここでようやく些細な事が起きます。

 私は、チャット友達とのチャットで二次創作のショートショートを書いたのです。


「うん、面白いよこれ」


 些細な事とは、この返信でした。

 これで調子に乗った私は拙作『隣の憑神さま』を書きだします。

 えー……サイトへの投稿日時が2013年で、今これを書いているのが2017年なので、もう四年も書いているのですね。

 隣の憑神さまの評価は0。なぜかいまだにブクマしてくださっている方がいるのでポイントは2ありますが、だーれにも見つからない無名物書きの初めて書いた物語なんてこんなのですね。無名なのは今でもそんな変わりないと思いますが。

 ですが、並行進行している(つもりの)『ラッカルッカの家庭教師』になるとすごいです。これを書いている時点では文章評価が平均4です。評価者三名ですが、正直うれしいです。ストーリーは平均3.7。うん、まあ真ん中よりは上です。物書き一年生の頃にしてはなかなかです。

 で、まあいろいろあって物書き四年生の私はというと……おお、最高評価を受けている『花は桜木、人は梅』の評価人数は六名にまで増えたのに、文章評価平均5じゃないですか! ストーリーだって4.7もある!!

 うんうん、こうして書いていると着実に成長しつつあると思えますね。


 ……まあ、長々と書いてきましたが、言いたい事は実にシンプルなんです。

 読んだ! 面白い! 凄い! 自分でもやってみたい! と思ったらやってみればいいんですよ!!

 性的な嗜好むき出しでもいいじゃないですか、それが萌えですもの! 厨二病みたいな内容だっていいじゃないですか、そういうのが好きな人もいますもの!

 有瀬川辰巳の始まりは、そんなものです。超展開の連続で誰にも評価をもらえないようなダメダメさんでも、たったの四年も続ければ総合評価が76くらいにはなるんです。

 さらに言うと、今の人たちって恵まれてますよー。ちょっとSNSで好きな作家さんの名前を検索すれば結構な割合でその人のアカウント出てきて、気軽に話せたりしちゃいます。うまくいけば、プロの方に直で自作を読んでいただいて、評価してもらえたりもします!!

 中には忙しい間をぬって師匠になってくださる方もいらっしゃいますからね。すごいですよSNS。存分に活用しましょうねSNS。


 今回の雑記はこれくらいにして、長編の復興に戻りましょうかね。とりあえず、私の経験談では次の事は言えます。


1.好きな事は、人に迷惑をかけない範囲でなら存分にやって良いんですから、恥ずかしいとか思わずにまずやってみましょう。

2.最初は恥ずかしくても続けてればうまくなってきます。そうなれば恥ずかしくなくなりますから続けましょう。

3.途中で挫折しても、やり始めることができた時点ですごいんです。立ち直れたならもっとすごいんです。だから、書きたいと思ったならその思ったものを書きましょう! 私でよければ、報告していただければこっそり読みに行きますから!


 無名物書きの言葉が“書きたいけど、自分なんて……”と思う方の最初の一歩を踏み出す手伝いになれれば幸いです。今度は長編なり、短編なり、ちゃんとした作品の方で出会えるようにしますので、その時は読んでいただけると嬉しいです。ではでは。


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