はじまりはじまり~
ねぇ、君は裏野ドリームランドって知ってる??
閉園になる前いろんな噂が広がって、今でも夏には肝試しで入った学生が、空っぽになって出てくるんだって……
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ミ――ンミンミンミン・・・・・
僕の名は夏目蒼史。半年後に高校受験を控えた中学三年生だ。
と、ここまではいいのだが、僕にはみんなには見えないものが見える。みんなには見えないもの……すなわち幽霊だ。大したことではないものの、妖怪、精霊の類も見える。
小さいころからずっと……と、言っても人より少し敏感な程度なのだが……
僕に関しての紹介はこのぐらいでよかろう。
ちなみに、眼も髪も綺麗な蒼色だ。
で、ここからが本題だ。今年でこの学校とも別れるわけだが、
「中学最後の思い出としてうちのクラスは肝試しをやろう!!」となってしまった……
まぁ、僕からしたら普段どおりの生活の延長線上にあるわけで、別に怖くなんかはないのだが……場所が場所だ。
裏野ドリームランドまで行き、観覧車に乗ることになった。それも、うちのクラスの五本指に入る美人で、幼馴染の夢と、われらが風紀委員で個人的にとても苦手な雨音未来なのだ!!
この二人と僕の、合計三人で四人乗りのこぜまい観覧車の個室に乗り込むわけだから……当然ながらクラスの男子から猛反対を受けました……
と、とりあえずはこんな感じでいいだろう。
あぁ、大事なことを言い忘れていた。
僕のクラスが肝試しを行う裏野ドリームランドは、少し前に閉園した。僕は中学になってこっちに越してきたので知らないが、開園していたころはいろいろと事件になったらしい。
度々園内で子供が消えたり園内中にある機械がいっせいに止まったり。もちろん、停電ではないらしい。
また、この廃園を撤去し新たな建物を建てようとする者が現れればその工事団体の棟梁が急死したり……と。これが一度や二度ならまだしも、五度起こっているので近所では『呪いの遊園地』なんて呼ばれている。
さらに、学生が肝試しで毎年のように使っているのだが、必ず行方不明者・死者が出ている。
つい一週間前、となりの中学校の生徒たちが四・五人で肝試しに入ったが、誰一人として帰ってきたものはいない。
政府は一応進入禁止にしたのだが……入っては消えていく人があとをたたない。
この事件の真相は今だ何一つとしてつかめていません。
何の証拠も挙がっていないのですが、たった一つ、みんなが口をそろえて言います。
「あそこには何かがいる。」と。
自身初となる、ホラー作品!!
これを思いついた夜は……怖くて眠れませんでした!!
あとこれを書きながら、恥ずかしながらも小刻みに震えてました。
室温を見たら……ッ!?
25度でした。
確実にこれが原因ですww
普段の生活圏より5度も低いですもんね~……少し寒い……
あ、でも、実際これを書きながらちょっと怖かったんで……どうやらエアコンだけのせいではないみたいです。
この作品はできるだけ勢いに乗ったまま連載終了させたいので、それまでの間、よろしくお願いしまっス!!




