1ヶ月後
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ありがとうございます!
さて、ここから2章に入ります。
プロローグでのお話はもう少し先になると思うので読者の皆様、もう少しお待ち下さい。
あれから約1ヶ月後、皆は様々なメニューをこなして着々と強くなっていた。
ちなみに、現在のステータスはこちらだ。
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ショウヘイ=イチカワ
LV5 人族
職業 盾士
HP 3500
MP 350
攻撃 80
防御 410
魔攻 75
魔防 350
敏捷 80
精神 100
スキル
言語理解
盾術
アイテムボックス
魔法適正
なし
称号
勇者の仲間
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あれから約1ヶ月経つが俺は余りレベルが上がっていない。
一応、斗真達のステータスもこの間聞いたので載せておく。
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トウマ=タチバナ
LV18 人族
職業 勇者
HP 7000
MP 7000
攻撃 1000
防御 1000
魔攻 1000
魔防 1000
敏捷 1000
精神 200
スキル
言語理解
能力解析
剣術
聖剣術
限界突破
アイテムボックス
魔法適正
火、風、土、水、光
称号
希望の光
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アオイ=ナツメ
LV12 人族
職業 僧侶
HP 1800
MP 3500
攻撃 250
防御 250
魔攻 820
魔防 750
敏捷 200
精神 110
スキル
言語理解
能力解析
杖術
料理
気配察知
並列思考
アイテムボックス
詠唱破棄
魔法適正
火、風、土、水、回復、再生
称号
勇者の仲間
恋する乙女
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ハルマサ=トキタ
LV16 人族
職業 拳闘士
HP 6800
MP 1000
攻撃 1300
防御 800
魔攻 180
魔防 180
敏捷 850
精神 65
スキル
言語理解
能力解析
体術
拳闘術
狂乱化
魔法適正
なし
称号
勇者の仲間
武神の加護
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アキ=モモシロ
LV15 人族
職業 侍
HP 1000
MP 500
攻撃 1200
防御 400
魔攻 600
魔防 350
敏捷 1300
精神 420
スキル
言語理解
能力解析
刀術
縮地
見切り
心眼
魔法適正
風、加速
称号
勇者の仲間
侍の心得
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皆がここまで強くなった訳ではないが、他の人達もLv10前後にはなっている。
何故ここまでレベルに差が生まれてしまったかというと、この世界の経験値という概念は最後にとどめを刺した者に経験値が与えられる仕組みになっている為だ。
つまり、ラストアタックを決めた人に全ての経験値が送られる。
これまで数度近くの魔物が出現する森に遠征に行ったことがある。そこで俺は周りの人が討伐し損ねた魔物にとどめを刺す形で経験値を得ることができた。
実力でモンスターを狩ることができるクラスメイトとおこぼれをもらうしかない俺。このようなレベルに差が生まれるのも納得である。
今クラスメイトは近衛騎士や宮廷魔法師にマンツーマンで教えてもらっている。
秋さんはこの世界には無い職業の為、自主練習に励んでいる。
斗真は勇者の為才能の伸び代が凄まじく、騎士では相手にならなかった為、隊長であるアルバートさんが斗真の相手をしている。
〜斗真side〜
「斗真よ、もっと早く攻撃しかけてこい」
「ハァハァ……分かりました…ッ!」
アルバートさんに向かって全力で踏み込んで間合いに入っていく。今のスピードだと騎士の人でぎりぎり視認することが出来る速度は出せると思う。この速度を上回れるのは秋くらいのものだろう…
その勢いのまま振るった木刀はアルバートさんには届かず軽くいなされて空振りに終わる。先程からこれの繰り返しである。そのせいで、かなり疲れるのが早くなってしまっている。
俺は勇者として日々の訓練に励んでいる。
召喚された直後は自分の力を扱い切れずによく暴走したものだ。前に飛ぶ為に全力で踏み込んでしまったら、思いの外飛びすぎてしまって壁にぶつかってしまうこともしばしばあったし、それなのに怪我一つしなかったのには驚いたりもした。魔物との実践訓練もモンスターに攻撃を加えると、西洋剣の為か攻撃があたった部位が吹き飛んでとても酷い結果になってしまったので気分が悪くなってしまうこともあったが、今では少しはマシになったし、力のコントロールも上手くなったと思っている。
少し前に、アルバートさんのステータスを見た時、愕然とした。
そのステータスがこれだ。
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アルバート(男)
LV120 人族
職業 近衛兵士長
HP 18000
MP 6000
攻撃 9500
防御 12500
魔攻 8000
魔防 7000
敏捷 9000
精神 800
スキル
能力解析
剣術
体術
直感
限界突破
魔法適正
なし
称号
近衛騎士団長
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このレベルに至るまでにどれだけの苦労を強いられたのだろう……
今の俺だとアルバートさんとまともに戦うには限界突破を使わないとダメだ。
「ハァハァ……アルバートさん…」
「何だ?」
「これからは全開で行きますよ!」
「なるほど…では、来い!」
それを聞くと、俺は限界突破を使用してアルバートさんに飛びかかる。今までとは比べものにならない速度がでている。今のステータスはアルバートさんより少し上回るくらいなのでいい勝負になる筈だ。
まずは大振りで木刀を振るうが、アルバートさんはそれを軽々避ける。更に踏み込んで切り返しをする。流石にそれは驚いたようで慌てて剣を動かし、無理に防御の体制を取ろうとした為、その時に極僅かな隙が生じる。それを見逃すほど甘い俺ではなく、直ぐに剣を止めてアルバートさんの足を払い、倒した。その直後に剣を振り上げて勢い良く振り下ろした。しかし、剣がアルバートさんに当たる直前アルバートさんの姿がぶれた。そのまま地面を叩き、砂塵を撒き散らした。
消えたアルバートさんを探そうとすると首に何かが当たる感触がした。ここまでで約1.5秒。
砂塵が晴れると斗真の背後からアルバートが剣を首に当てて立っていた。
「参りました」
俺がそう言いながら限界突破を解除する。直後筋肉痛が襲ってきたが、直ぐに切った為、あまり長くは続かなかった。
「痛っ!…いゃ〜、今のは危なかったよ。こっちも限界突破使っちまった。もう少し発動が遅かったら負けてたな!」
ガハハ!と笑うアルバートさん。俺は、そんなことないのに!と言いたい気分だった。
その後、いつものようにストレッチをして訓練は終了した。アルバートさんは去る前に
「そういえば、王様が六の刻に皆を連れて謁見の間に来いだと」
「六の刻ですね。皆に伝えておきます」
と言ってアルバートは去っていった。
この世界では1日の時間を8回の鐘の音によって生活リズムを決めている。1日は24時間だとすると、1回の鐘で3時間進むことになるから、日本の時間で言うと18時に集合ということになる。
ストレッチを終えた俺はアルバートさんの伝言を伝えるために皆に声かけて回った。
いかがでしたか?
次の投稿予定は土曜日になりますので読者の皆様、次回も宜しければ読んでみて下さい。
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