ステータス
連日の投稿は難しいと感じている作者です。
PV1000件突破しました!ありがとうございます!
血を垂らして暫くするとゆっくりと文字が浮かんできた。
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ショウヘイ=イチカワ
LV1 人族
職業 盾士
HP 2000
MP 300
攻撃 70
防御 300
魔攻 65
魔防 200
敏捷 70
精神 100
スキル
言語理解
盾術
アイテムボックス
魔法適正
なし
称号
勇者の仲間
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これが俺のステータスだ。
なんだか攻撃関係が一般の人達より低いのは気のせいだろうか?
そんなことより、このステータスカードは項目に触れると詳細が分かるみたいなので早速触れてみた。
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言語理解
※その世界に存在する言語を理解することができる
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アイテムボックス
※容量はMP×kgまで入る
生物は入れることは出来ない
但し、死体は入れることが出来る
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勇者の仲間
※勇者と一緒に召喚された者に贈られる称号
レベルアップ時に能力値上昇小補正
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このように表示された。
ステータスの値が低かった為、俺が内心がっかりしていると斗真達4人がこちらに来てプレートを交換しようと行ってきた。本当は交換などはしたくなかったが、クラスメイト達も他の人達と交換してるみたいだったし、春正は新しい力を手に入れたことが嬉しいようでとてもワクワクしていたし、もしかしたら俺みたいなステータスを持ってしまった奴もこの中に居るかもしれないので皆でプレートを交換した。
そして、4人のステータスに驚く俺と、俺のステータスに驚く4人の視線が交わるのはほぼ同時だった。
ちなみにその時見た4人のステータスはこうなっていた。
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トウマ=タチバナ
LV1 人族
職業 勇者
HP 3000
MP 3000
攻撃 600
防御 600
魔攻 600
魔防 600
敏捷 600
精神 120
スキル
言語理解
能力解析
剣術
聖剣術
限界突破
詠唱破棄
アイテムボックス
魔法適正
火、風、土、水、光
称号
希望の光
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アオイ=ナツメ
LV1 人族
職業 僧侶
HP 1000
MP 2000
攻撃 150
防御 150
魔攻 500
魔防 400
敏捷 120
精神 100
スキル
言語理解
能力解析
杖術
料理
気配察知
並列思考
アイテムボックス
詠唱破棄
魔法適正
火、風、土、水、回復、再生
称号
勇者の仲間
恋する乙女
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ハルマサ=トキタ
LV1 人族
職業 拳闘士
HP 2500
MP 700
攻撃 550
防御 400
魔攻 100
魔防 100
敏捷 500
精神 60
スキル
言語理解
能力解析
体術
拳闘術
狂乱化
魔法適正
なし
称号
勇者の仲間
武神の加護
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アキ=モモシロ
LV1 人族
職業 侍
HP 800
MP 400
攻撃 700
防御 200
魔攻 400
魔防 300
敏捷 700
精神 400
スキル
言語理解
能力解析
刀術
縮地
見切り
心眼
魔法適正
風、加速
称号
勇者の仲間
侍の心得
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更にプレートのスキル項目を押して詳細も調べて見た。
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能力解析
※情報体にアクセスして読み取ることが出来る。隠蔽も突破はできるが、どの程度読み取れるかは使用者の技量にかかってくる
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聖剣術
※勇者のみが使えるスキル
聖剣を装備している時、全能力に(LV×10)プラスされる
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限界突破
※使用者の限界を突破して強制的に力を発動させるスキル
精神が半分になる代わりに全能力値が10倍になる
但し効果時間は3分間で、切れると激しい痛みに襲われる
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詠唱破棄
※詠唱を破棄して魔法名を唱えるだけで魔法を発動できる
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希望の光
※勇者に与えられる称号
レベルアップ時能力上昇大補正
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再生
※対象者の再生を促すユニークスキル
欠損等も再生することができるが、かなりの経験が必要
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恋する乙女
※恋をしている者に贈られる称号
対象の人を思い、レベルアップ時に能力値上昇中補正
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狂乱化
※精神の値が0になる代わりに(精神の値×10)を全ステータスに上乗せする
但し、この間は暴走状態になる
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武神の加護
※レベルアップ時に体力,攻撃に能力値上昇大補正
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縮地
※5m〜10m間を刹那の時間で移動する。
移動するのにかかる時間は使用者の能力に依存する
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見切り
※自分よりも実力が下の者の攻撃を見切ることが出来る
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心眼
※極稀に相手の一撃を完全に見切ることが出来る
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加速
※魔力を込めれば込めるほど敏捷が上がる
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侍の心得
※侍の道を突き進む者に与えられる称号
レベルアップ時に攻撃,敏捷に能力値上昇大補正
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そのステータスを見た俺は軽く落ち込んだ。
斗真は勇者でステータスも高いし、夏目さんは貴重なユニークスキル持ちだし、春正と秋さんは斗真には少し劣るけど、それでもスキル次第では斗真に匹敵する力を持っていた。
そんな落ち込んでる俺を見て、4人は自分のことのように悲しんだ表情をしていた。
暫くすると、王様が皆のステータスを見せて欲しいと言ってきた。なんでも、それを見て、訓練メニューを決めるみたいだ。
その言葉に従い皆が列をつくってステータスを騎士の人達に見せていった。周りの反応を見るに、クラスの皆は上手く勇者としての力を手に入れたみたいだ。騎士の人達もとても上機嫌でメモをとっていた。中でも斗真達4人が見せた時は「なんて強さだ」とか「これなら魔王討伐も夢じゃない」とか言ってたのでそれほど期待できるものだったのだろう。
最後に俺の番が回ってきて渋々ステータスカードを見せると今までの表情が嘘のように引いていった。まぁ、それも仕方ないと思う。
耐久性に関してだけ言えば少しマシだが、攻撃は一般人以下であるからだ。
騎士の人達もどの様にしていいか分からずおどおどしはじめた頃、
「翔平く〜ん、ステータスカード見せろやww」
上機嫌な中村が俺の肩に腕を乗せてきてステータスカードを取り上げた。
そして、そこに書いてある内容を読んだ時
「ギャハハ!なんだよこのステータスはw
攻撃力ドカスじゃねぇかw
おい、お前ら!これが翔平くんのステータスだよ!」
大爆笑した後、そのカードを福島と四ノ宮に投げ渡した。投げられたカードを受け取り、
「なんだよこの攻撃はww」
「これはこの勇者達の中にガキが紛れ込んできちまったかな?ww」
俺の目の前でディスり始めた。
「おっと、そんなことより俺のステータスも見せとくから覚えとけよww」
と言って中村はステータスカードを俺に見せてきた。
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ヒデキ=ナカムラ
LV1 人族
職業 剣士
HP 1200
MP 800
攻撃 300
防御 200
魔攻 150
魔防 150
敏捷 250
精神 60
スキル
言語理解
アイテムボックス
剣術
魔法適正
火、風
称号
勇者の仲間
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そんなことをただ、茫然と翔平は眺めていると、夏目さんが3人の前に歩いて行った。
とても怒った表情で……
「なんてこと言うの!ショウ君は確かに私達よりも強くないかもしれない。でも!これからの努力次第ではこの中の誰よりも強くなることを私は信じてるの!貴方達には関係ないことだからそのカードを早く返して!」
有無も言わさない迫力で言われ、ステータスカードを葵に渡す。それを受け取り、翔平のところまで持って行った。
「ショウ君大丈夫だよ。何かあっても私が絶対に守るから」
「夏目さん…ありがとう」
その言葉を聞いてとても嬉しかったのは本当だが、女子に守られる男子は構図としてどうなんだろう…と思った翔平だった。
どうでしたか?
この話で1章は終了となります。
連日投稿は少し厳しくなってきた為、次からは2日毎の18時に投稿していきたいと思っております。
次回からは2章がスタートしますのでお楽しみに!
内容を大幅に変えておりますので前作を読んでくれてた方も是非、読んでみて下さい。
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