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王女

投稿3日目にしてブクマが20件を超えてアクセスも600を超えそうです。

ありがとうございます!


〜王宮にて〜


王宮のとある一室では、ローブに杖を持っている100人程の人達が幾何学的な模様が描かれている床に向かって一生懸命何かを唱えていた。


「皆さん、最後のひと踏ん張りです

頑張って下さい!」


そして、ある女性が皆に向かって励ましの言葉をかける。


「かしこまりました!

皆の者!王女様が皆に元気を出せと言っておる!最後のひと踏ん張りだ!気合を入れよ!」


皆がそれに声を返すことは出来ないが、幾何学的な模様が一層の強い光を発し出した。


(お願いします!

どうか、このままうまくいってください!)


すると、目を覆いたくなるほどの強い光が辺り一面を照らし、堪らず皆は目を瞑った。


「ッ!!!」


暫くして光が収まるとその模様の上にはこの魔法によって呼び出したかった人達が立っていた。


「やりました!成功です!」


王女と呼ばれた人がそう言うと皆はやりきったという表情で意識を落としていった。


「本当にありがとうございます…

彼らを運んでいただいても宜しいでしょうか?」


「かしこまりました」


王女がそう口にすると扉の奥から給仕の人達が出てきて倒れている人達を次々に運びだした。


(本当にお疲れ様でした)


と、心の中で彼らに労いの言葉をかけていると、


「あの〜、すいません〜」


という声が聞こえてきた。

それは召還されたクラスメイトから発せられた言葉だった。


(こうしてはいられません。

勇者様をおまたせしてしまいます)


と、自分で気合を入れ直し、


「ようこそ、勇者様

我がエルシア王国へ

私は第一王女を努めておりますカンナ=エルシアと申します」


と、自分ができる最高の笑顔を意識しながら勇者達へと声をかけた。




〜クラスメイトside〜


あの物凄い発光が収まり目を開くとそこは教室などではなく、何かの大広間に立たされていた。

周りにはクラスメイトを囲むように凄い人の数が横たわっていて皆満足そうな顔で意識を失っているようでとても不気味である。

そして、2人ほどが立っている。1人は金髪碧眼の美少女でドレスを着ており、いかにも王女様というイメージだ。もう一人は日々鍛錬をしていることが素人目にも分かる程体つきのいい男性が腰に剣を提げてその女性の側に控えている。そして、その内の女性が一声かけると後ろの大扉から給仕の格好をした人達がタンカーみたいなものに1人ずつ乗せて外へ運んでいる。

するとこのクラスの委員長を務めている江口 恭子さんが


「あの〜、すいません〜」


と、声をかけるとはっとしたのか、その女性が


「ようこそ、勇者様

我がエルシア王国へ

私は第一王女を努めておりますカンナ=エルシアと申します」


と、とびきりの笑顔で声をかけてきた。

その笑顔を見て殆どの生徒は彼女に見惚れていたようだ。かくゆう翔平も


(これは破壊力大きいなぁ……痛っ!)


「むぅ〜…」


と考えていたが隣で葵が頬を膨らませて二の腕を思いっきり摘んでいた。

すぐに頭を撫でてあげるとご機嫌になる。普段から彼女の機嫌が悪くなるとこうすることで良くなるのだ。


「勇者の皆様、召還されたばかりでまだ落ち着かないかと思われます。

お話は私の父から詳しく行いますのでついてきて頂けませんか?」


王女様が皆に向かってそう口にする。


「おい、それって王様のことだろ…」


「そんな…王様の前に行くなんて緊張しちゃうよ…」


大体みんなの反応はこんな感じ。

その中に若干名


「チートを貰ってハーレムでウハウハだぜ……」


という声も微かに聞こえてきたが、気にしたら負けである。

みんなが王女の意見に反論することはなく、王女の指示に従いその部屋を後にした。

連日投稿はかなり大変だけど作者は出来る所まで頑張ろうと思います。

誤字脱字などがあれば教えて下さい!

次回もお楽しみに!

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