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エルシア大迷宮④

この度は更新が遅れてしまい、誠に申し訳ありませんでした!

今回の話は物語を進めていく上で重要な部分と考えていて、書いては消しを繰り返していく内にスランプに陥ってしまった為に遅くなってしまいました。

未だにブランクからは抜け出せておりませんが、ゆっくりでも更新を続けていきたいと思っています。

あまり読者の方々をお待たせしないように努力してまいりますが、これからも気長にこの作品を読んで頂けると幸いです


ベヒモスに対して生きる為に足掻くことを決意をした翔平は盾をしっかりと構え直した。

しかし、瀕死の魔物を仕留めるためだけに持ってきた短剣ではダメージを与えることが出来ないのは分かっている為実際はかなりピンチなのである。


(いざ、闘うとなるとかなり参りそうだな…

武器もこれしか持ってないし、どうするか…)


これからどうするか考えてた翔平だったが…


「グルルルァ!!」


「ッ!?」


突如ベヒモスが大声をこちらに向かって突進してくることに気づき、慌てて思考を中断して防御の構えをとった。


しかし、


ドカーーン!!!


「カハッ!!」


大凡、盾との衝突では考えられない程の爆発音が辺り一面に響き渡り、翔平は壁まで一直線に吹き飛ばされてしまった。


「ゲホッ、ゲホッ…

ハハハ、これは相当不味い状態だな〜」


今の攻撃を辛うじて防いだことにより致命傷は避けられたとはいえ、全身が悲鳴を挙げているので壁へと寄りかかる。

次にまた同じ攻撃が来たら防ぎきることは出来ないと思わせるだけのダメージを負ってしまった。

暫くの静寂が辺りを包んだが痺れを切らしたベヒモスが不気味な笑みを浮かべた。


ニタァ〜


(ッ!!不味い!)


本能的に危機を察知した翔平は咄嗟に左へと飛び込んだ。

するとその瞬間、


ドカーーン!!!


翔平が寄り掛かっていた壁が激しい爆発をおこして辺り一面を土煙で覆った。

翔平は爆風に巻き込まれるように広場の中央辺りまで吹き飛ばされていく。


「ッ!!!

痛ってぇ〜」


本当はこんな軽口を言うほどの体力を残してはいないが、弱音を吐くと諦めてしまいそうになるので敢えて言わない。


(やばいな、これは立てないかも…)


しかし、現実はそう甘くはなく翔平の体は立つことができない程追い込まれてしまっていた。

それを好機と見たのか、ベヒモスがゆっくりと此方へ歩みを進めてくる。


(ハハハ、もう終わった…)


俺にはその足音が死神の足音に聞こえた。

一歩、また一歩と、少しずつ大きくなっていく足音にいつしか俺は死んだ後の皆の顔を思い浮かべていた。


(俺が死んだら皆は悲しむかな?

特に夏目さんは凄い責任を感じそうだな…

それとも、あの約束を守れなかったことを怒るのかな?

……まぁ、彼女に限ってそれはないか…

中村達は逆に喜びそうだけど…

そう思うと何か無性に腹がたってきたな

元はといえば彼奴のせいでこんな目に逢ってるんだし

今更何を思ったって死ぬことには変わりないから良いか)


と、開き直ってるとベヒモスが目の前までやって来て拳を振り上げた。

まるで『今からお前は死ぬんだぞ』と言っているみたいに……


(短い人生だったなぁ〜

悔いが無いと言えば嘘になるけど今更どう足掻いた所で何も変わらないし、来世に任せよ)


と思ってもいないことを考えて、死の恐怖から逃れようとして、最後は目を閉じた。


それを見たベヒモスはまたあの笑みを浮かべて拳を振り下ろした瞬間、



死なないで!ショウ君!



居る筈のない夏目さんの声が頭の中に届いた気がした。

すると、考える間もなく体が勝手に持っていた大盾を目の前に構えた。

その刹那、


ドカーーン!!!

ピキッ……バーーーーーン!


「ガハッ!!!」


今迄とは比べ物にならない程の衝撃を全身に受けたことで翔平の意識は途絶えた。

その攻撃に対する2次被害は余りにも大きく、翔平の下…つまりは床ごと打ち抜いて二人共奈落の底へと消えていった。

奈落の底へと消えていった翔平はどうなってしまうのか。

次回からは少しずつ更新を上げれるように頑張っていきますので、この作品をこれからも宜しくお願いします!

次回は10月28日の19時に更新予定です。


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