表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/19

エルシア大迷宮

何とか書き終わりました。

一昨日、初めて感想を頂いて嬉しかった作者ですww

投稿初めて2週間も経ってないのにPVが6500を超えてました!ありがとうございます!

(それに比例してブクマ登録も増えたら嬉しいな〜)

何て思ってはいませんが、ブクマ登録や感想が増えたら頑張れる気がしますww

閑話休題、次話くらいでプロローグに追いつきます!

では、どうぞ!


あの約束から3日後。俺達勇者一行はエルシア大迷宮の入口前に来ている。

俺はこの3日間、訓練に励むのとは別に図書館を利用して魔物などの勉強に力を入れていた。

文献などを調べていて分かった事だが、あのエルシア大迷宮は今の所150年前に70層まで到達しており、全体は100層構造に成ってると予想されている。このダンジョンはまだ50層までの攻略情報しかない為、40層を超える深層階層の情報はあやふやなものばかりだった。

迷宮へは王都を出て馬で半日かかる距離にある。俺達は騒ぎになるのを避けるために夜の間に王都を抜けて昼前には到着した。


「おい!お前達!今からダンジョンへと入る!

今回は20層のフロアボスを倒したらそのまま帰って来ることになる。今のお前達なら20層までは余裕だと思うが、決して気を抜くんじゃないぞ!分かったか!」


「「「「はい!」」」」


兵士長のアルバートさんが皆に向かって喝を飛ばし、それに答えることで皆は気を引き締めた。


これからダンジョン攻略が始まる。



〜ダンジョン内〜


ダンジョンに入ると光源が無い筈なのに辺りを見渡せるくらいには視界が保てている。

その理由はダンジョン内に漂っている魔力に魔光石という石が反応して光っている為だ。


閑話休題


ダンジョン攻略を始めた勇者一行は怒涛の勢いで進んでいった。出てくるモンスターは斗真を中心とした精鋭組が瞬殺していったし、各階層に出てくるフロアボスも大体10分もかからないでクリアしていった。

ダンジョンに入って10時間もしない内に20層のボス部屋前まで来ていた。

ボス部屋前の空間は安全エリアとなっており、そこで皆は少しの間、休憩をとっていた。


「次のフロアボスであるレッドオーガを倒せば今回の遠征は終了となる。最後まで気を抜くんじゃないぞ!」


暫く休息を取った後、アルバートが皆の体力が回復したのを見計らって声をかけた。

皆は立ち上がって武器を握り直すことによってそれに答えた。

アルバートはそれを確認してボス部屋の扉を押し開ける。


「行くぞ!」


「「「「「おおー!」」」」」


扉が開ききったと同時に声を張り上げ突入し、皆も声を出して走っていった。


中に入ると広さ約30メートルはある半ドーム状の広間になっていた。その中央には体の表面が赤く、鬼のような造形をしたモンスターが佇んでいた。あれはレッドオーガであり、モンスターランクは一般的にAとなっている。

ちなみにモンスターランクは簡単にこのような分類をされている。


モンスターランク

SSS 国一つが滅ぶ程の強さを持ったモンスター

SS 複数の都市が壊滅する強さを持つモンスター

S  都市1つを壊滅させる強さを持つモンスター

A  1つの町を壊滅させる強さを持つモンスター

B  1個集団の危機に繋がるモンスター

C  個人の命に危機を及ぼすモンスター

D  全く害のないモンスター


ランク順では真ん中に位置するオーガでも、侮ってはいけない。

町中にオーガが出現したらまず壊滅は免れないし、それを討伐する為に騎士団が出動する位だからだ。


「グォォォォ!」


オーガが俺達を認識して叫び声を上げると同時に斗真が目にも止まらぬ速さで飛び出した。今の斗真はあれから更に力を身に付けていた。

飛び出した斗真の足元には軽く抉れた地面が残っていた。そして、オーガと斗真の太刀打ちが始まる。



〜斗真side〜


オーガが叫んだと同時に俺は全力で飛び、まずはそのままタックルをした。完全に意表を突けた為、オーガはそのまま壁へと吹っ飛んでいった。


「「「うぉーー!」」」


「何だ今の速さ!全然見えなかったぞ!」


「もうこれ、終わったんじゃね?」


「えぇ〜。せっかく実力を出せると思ったのに〜」


皆は今の初撃で倒せたと思ったらしい。そのくらいの浮かれようだった。

でも、今ので倒せたとは到底思わなかった。

確に相手の意表を突き、タックルを決めたが、インパクトの瞬間オーガは後ろに飛んで衝撃を和らげていたのだ。

俺は直ぐに気を引き締め直す。


「おい!まだ相手は倒れてないぞ!気を抜くな!」


どうやらアルバートさんもちゃんと見えていたようだ。

その言葉を聞き、皆は再度気を引き締めた。

壁の周りに漂っていた煙が晴れるとそこには無傷のオーガが立っていた。


(やっぱりそううまくいかないかぁ〜)


何て考えてたら、相手も怒ったのか


「グォォォ!」


と叫んで突進して来た。

それに対し、俺は魔法で牽制する。


『ファイアボール!』


詠唱破棄によって短縮されたファイアボールをオーガの足元めがけて放った。

オーガは魔法をまともに受けてそのまま転がった。


「皆!オーガが怯んでいる間に魔法で一斉に攻撃しよう!」


俺が声をかけると皆が詠唱起動に入った。

詠唱破棄を持っている俺や葵には届かないが、皆かなりの速さで魔法を構築していく。

そして、


『ファイアボール!』


『ウォーターボール!』


『サイクロン!』


『アースニードル!』


膨大な数の魔法がオーガへと降り注いだ。

アースニードルが体を貫き、ウォーターボールがオーガの体力を奪い、ファイアボールが体を焼くと共に水を水蒸気へと変えていた。そこへサイクロンで立ち昇った水蒸気が高速回転をして、雷が生まれた。それがオーガへと襲いかかり、体の内外から雷を浴びせられる。

煙が晴れるとオーガは瀕死の状態になっていた。

皆は全力を使い、座り込んでしまったので俺がオーガへとどめを刺す為に歩いて行った。

そして、オーガにとどめを刺そうとしたとき、


(((((!!!)))))


俺達は今まで感じたことのない魔力を壁の奥から感じた。

その直後、その壁が壊れ中からカバとサイを足して2で割ったような造形をした3メートルはありそうな二足歩行生物が現れた。


皆は見たことない魔物に内心首を傾げながらも臨戦態勢に入っていると、


「あいつはヤバイ!

お前ら!早く逃げろ!」


アルバートさんが大声で叫ぶのだった。

最後に出てきたモンスターは何なのでしょうww

書き終わって思ったんですが今回は翔平のセリフがありませんでしたww

次回はちゃんと活躍させますのでお楽しみに!

ブクマ登録と評価、感想をお待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ