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原始

作者: やよ
掲載日:2026/02/19

奴隷道徳とは何か。

「人間はまだ子宮の中にいた頃の記憶をわずかながら保持しているらしい。」

「老人は子供のように精神から肉体に至るまで崩壊していくことを崩壊現象と呼ぶ。」

「抽象的表現だが、しわというものが年輪ならばその中心に実体はないのではないか?」

「遊びというものは老人が子供のように遊ぶことをいう。」

「ではその逆はどうか。」

「子供が老人のように遊ぶことを目撃した人物はいない。」

「だが、天使という概念はその象徴たる存在と言えるのではないか?」

「命には原始というものがある。」

「それはコウノトリが運んでくるものではない。」

「人類の起源はアダムとイブの創世記から始まる。」

「人類には狩猟も貧富の格差もない楽園のような場所があったといわれている。」

「その場所こそが命の原始たるルーツなのではないか。」

「場所はわからないが、そこには人類の天敵たる獣が大勢いたのではないか。」

「違う。」

「だがそこは恐らくだが聖域だ。人類の天敵たる存在には不可侵の場所だったのではと推測している。」

「聖域と呼ばれるからには守護者がいたのではないか?」

「その絶対的守護者とは神だ。文明の基盤となった上位存在のことだ。」

「話はわかったが、その神と天使はどう関係している?」

「特別な関係はない。ただ天使は善良たる人間が死後なる存在とされている。」

「そしてその聖域からでた人間のことを悪魔という。」

「獣と会話をし、やがて交配を繰り返すことで生まれたのが、ミノタウロスだ。」

「つまり悪魔とミノタウロスを同一視していいわけだな?」

「そうだ。だがミノタウロスにはもう人間ではないがゆえに聖域に入ることはできない。」

「神に拒絶された存在としてつけられた名前が悪魔という説もある。」

「ミノタウロスは正義の味方だ!」

「なぜなら神の御姿とミノタウロスが酷似しているからだ!」

「神は悪魔のすゑの姿というのなら我々人間は家畜なのではないか?」

「地球という聖域に増え続けた人間という家畜は死後の世界、天使という奴隷になる。」

「この輪廻を打破するには外に出るしかない!」

おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。

誕生

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