変わる物、変わらない物
二人で暮らし始めてしばらく経った。
生活のリズムも決まりだしたし、役割分担も出来てる。
問題はない。
ない、のだけど。
…淳也が触れ合いに慣れてきて、スマートにキスやハグをしだして、俺の心臓がヤバい問題発生中!
「いってきます」
俺より先に出る淳也がそう言ってキスを落とすのはいいんだけど…
「ン…気をつけてね?」
頬や耳裏を撫でていくのに思わず反応しちゃう。
「ああ、悠介もな?」
なのに、何事もないみたいに離れてく。
最初は戸惑ったり照れたりしてたのにっ
今じゃ逆に攻められちゃう
『うぅっ。ダーリンがかっこいい…』
『Hahaha!いい事じゃないか!』
『心臓がもたないの!』
『ユスは【ヤマトナデシコ】だからなぁ』
『違うってんだろ!ただの引っ込み思案だよ!』
『ユスは、でしゃばらずでも話を聞いてくれるから大人気だったなぁ』
『…あの頃はバリケードになってくれてありがと』
『いやいや!ユスはハニーの友人でもあるからな!まあ、ユスのダーリンが俺じゃないかって言われたのにはアラスカに締め出された気分だったけど』
『マイクにはジェリーがいるのにねぇ?」
『ジェリーとも仲が良いから、だよ。ほら?ポリアモリーとか』
『…知りたくなかった』
*
『ユスー!会いたかったわぁん!』
野太いダミ声のデラックスな黒人男性が悠介をガバリと抱きしめた。
ジ○リ映画の婆さんと女の子の抱擁シーンの様な対比だ。
『久しぶりジェリー!今日もゴージャスだね!』
悠介はニコニコしながら話しかけてる。
「淳也!こちらがジェリーだよ!マイクのハニー!『ジェリー!俺のダーリンの淳也!アッツでいいよ?』
「Ok!アッツ!ヨロシクオネガイシマース!」
「ジェリー、よろしく」
「…びっくりした?」
「ん?ああ、明るい人だな」
「うん!…心をジェリー、体をマイクに助けてもらったから四年間頑張れた。」
「…で?そのマイクさんは?ジェリー?where isマイク?」
『マイクは中よ〜!room!』
案内されたリビングはすげぇ洒落た内装なのに落ち着く空間だった。
『やあ!ユスのダーリン!会うのは初めましてだな!マイクだ!』
「Hi、マイク!I'm 淳也。jast call me アッツ」
『OH!Ok!アッツ!今日は楽しんでくれ!』
悠介のテリヤキチキンの半分がジェリーの腹に消えた。
ジェリーの友達もみんな見た目はびっくりするが優しい楽しい人達だった。
「マイク?」
『ん?なんだい?』
「えっと…Thanks for always having his back.…で通じるかな?」
悠介を支えてもらった感謝を伝えたかったんだけど
マイクに爆笑されながら肩をバシバシたたかれた。
『アッツ!ユスは俺にとってもジェリーにとっても、大事な友人だ!だが、その感謝は受け取るよ!』…アッツ、No problem!だ!」




