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淳也

俺の名前は佐野淳也。22歳の会社員だ。

高校の卒業式にようやく告白した恋人はアメリカに留学してしまった為、四年のプラトニック遠距離恋愛を経てようやく再会できたのだが


空港で見た瞬間、首を傾げた。

悠介ってこんな綺麗だったっけ?


綺麗な黒髪は肩くらいまで伸びて緩くウェーブががってる。天パだとは言ってなかったからパーマかセットだろう。

高校時代は一緒くらいに焼けてた肌は白くなってるし、色艶が良いって言うか…手入れされてます!って感じ?そして相変わらず細い…俺が更に筋肉ついたからか余計に細く見える。

アメリカ居たのに太らなかったんだ。



手を繋ぐ時の指の滑らし方とか、目が合った時の表情とかの仕草にドキドキしてしまう。

ダーリンなんて呼ばれて戸惑ってしまう。

電話やメッセージでしか愛情表現出来ないから「愛してる」とかを言うのはなんとかなるが、この美人を前に照れずに言える自信がない。


自宅に案内して用意しておいた部屋を見せる。

パソコンデスクとベッドにチェストの最低限だけ用意したんだが

「…ベッド、一緒じゃないんだ?」

胸に凭れかかりながら仰ぎみられる。

その目がジトっとしてるのは気のせいじゃないだろう。


「…俺の部屋のがダブルだ…」

さっさと白状しとく。

「一人で寝たい時だってあるだろ」

と当初の気遣いも置いておく。

「ふぅん?…なら、いー」

どうやらご機嫌を損ねずに済んだらしい。

というか、悠介はそういう行為を望んでたりするんだろうか?俺は考える前からキャパオーバーなんだが…

「夕飯は?」

「簡単で良いなら作る。食いたいもんあるなら出るか?買い物したい物あるならついでに」

「んー今日は飯食って寝たいかなぁ…さすがに疲れた。」

「なら適当に作るぞ?」

「お願い!その間にシャワー浴びてくるな」


風呂上がり、パジャマ姿の悠介に心拍数が上がる。

「良い匂い〜!うわ!オムライスじゃん!」

「好きだったよな?」

「覚えてくれてたの!?うわっ、ヤバ!嬉しい!」

ギュッと抱きつかれる。

こんな抱きつくタイプじゃなかったのにと言おうとして、恋人じゃない好きな相手に抱きつくわけないか、と思い直した。抱きしめかえして「冷める前に食べろ」と促す。


美味しいと笑って貰えてホッとする。

「片付けしとくから、先休んでていいぞ?」

「んー、じゃあ、今日は甘える」

「ああ。ゆっくり寝てくれ、おやすみ」

「ン、おやすみ」

チュッとキスされてかたまる。

悠介は気にする事なく部屋に入って行った。

ファーストキスがおやすみのキスなの。どうなんだ?

ハッとして時計を見る。

まだ、8時だった。

家事を済ませて風呂に入り仕事のメールを確認。


やっと、恋人と過ごせる日々が始まる。

それが、こそばゆくてたまらない。



翌朝、目を覚ましたら目の前に悠介が居た。

夢かと思って抱きしめたらクスクスと笑い声がした

「?」

「ふふ。おはよう」

「…はよ」

「今日、買い物行きたいんだけど、いい?」

「…ああ。今何時だ?」

「8時過ぎ」

「悪い、飯どうする?」

「どっかでモーニングとかどう?俺だすから。」

「マルックでいい?マルダコーヒーが良い?」

「日本のマルック行きたい!」

「ん」

 

Tシャツを脱ぎタンクトップを着てネルシャツに腕を通す。下はジーパンで良いか。

ベルトを締めながら振り向けば

「あっ、ごめん、見ちゃった…」

照れながらそう言われるとはずかしくなるな

「いや、別に。悠介は行けるのか?」

「鞄持ったらオッケー。」

「顔洗ってくるから戸締り確認たのむ」

「はぁい!」

顔を洗って整髪料を少し付けて髪を流す。


モーニングを食べてショッピングモールに来た。

アレコレ買い揃えていく悠介の荷物を持ちながら着いて歩く。特に服が多かった。

「向こうだとサイズとか全然合わなくてさぁ」

「日本のでも微妙だろ」

「それでもマシなの!」

昼はフードコートで済ませた。

食料も買い込み帰宅する。

「淳也は明日から仕事だよね」

「ああ。悠介は来月だよな?」

「うん。それまでは家事は俺やるから!」

「分担してくんだから張り切り過ぎなくていいぞ?ちなみに、俺は朝は食パンにチーズとベーコン乗っけて焼いたのとコーヒーくらいだし、昼は出先で食うから。夜は惣菜と自炊半々くらいだ。」

「…とりあえず、夕飯は俺がする!たいしたもんは作れないけど。朝は、弱いから起こしてぇ」

「はいはい」

「…あのさ?」

「ん?」

「寝れなかったら困るだろうし、今夜は一緒じゃない方が良い?」

「寝不足覚悟で抱いて寝たい」

「…したい?」

「なっ!ちょっ、そ、そこまではまだ心の準備が無理!!」

「良かった…じゃあ、しばらくは添い寝で」

「ああ」









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