プロローグ
はぁ、最悪...
いきなり何溜息ついてんだよって思ってます?ちょっと聞いてくださいよ。本当にこの話聞いたら皆さん私に同情しますよ...
あれは今から17年前、私はディシュワ王国の王女として誕生しました。私を産んだ直後に母親は死亡。しかも私の母親は第二夫人。王妃との仲は最悪。生まれながらにして、異世界で冷遇される理由ランキングの上位を引き当ててしまった私、一周回って運がいいかもしれない。
王妃は私を憎んでいた。どうやら王様、つまり私の父親に当たる人物は母親にゾッコンだったらしい。その女の娘ってことで扱いは、酷かった。
王様は私のことにあまり興味がなかったみたい。一応政略結婚の道具として使えるようにある程度の教育は施された。でも私が王妃にいじめられても知らないふり。まじでこいつやばい...
そんなこんなで、頑張って17歳まで生きてきました。ちなみに私には一応妹に当たる存在がいて、それがやらかしたことを全部私のせいのされてた。その妹は、王様と王妃の娘です。
お陰様で私の悪評は国外にまで広がってます。巷での私のあだ名は悪女。ネーミングセンスの欠片もない
そして昨日やばいことがおきました。めったに、人生で片手で数えるくらいしか参加してない家族揃っての食事に来るように命令されました。命令だよ?マジあいつら私のこと何だと思ってるんだろうね。
そこで言われたのは、隣国の皇帝に嫁げと。しかも第四婦人として。まだ、正妻はいないらしい。バトルロワイヤル始まりそうだよね。何やら隣国の皇帝は私に負けず劣らず悪評がいっぱいあるみたい。それを怖っがった妹が「私は行きたくない!」といい、せっかくならあいつ邪魔だっから追い出そうぜとなって、私にこの話が来たらしい。
皇帝の悪評はね、気に入らなかったら、誰でも殺すとか。世界最強って言われる実力持ってるからみんなに嫉妬されてるんだろうね。私には関係ないけど
どうでしょう、私可哀想でしょう?これが昨日までの話。
えっ、今私はどこにいるのかって?正解は、馬車で運ばれてます。出荷される豚みたい。
いい忘れてたけど、一応この世界魔法があるんだよね。最初属性の種類多すぎてびっくりした。火、水、風、岩、雷、氷だけじゃなくて、そこに、光、闇、時間、空間が入るんだよね。はじめの方に挙げた6つの属性は誰でも扱えるらしいけど、あとの4つは適正がある人にしか使えないみたい。私は、時間と空間を使えるよ。
何がいいたいのかって言うと、一応転移魔法も存在してるの。でも転移魔法は空間属性の魔法だから、
限られた人しか使えないくせに、たくさんの魔力使うから、何人かで力を合わせないといけない。簡単には使えないの。
ちなみに隣国、エクシリア帝国って言うんだけど、世界一栄えていて、世界一強いらしい。そんな国でも転移魔法は簡単に使えないらしい。
でもね、マウント取ってるわけじゃないけど、私ふつーに転移魔法使えるけどね。魔力すごく多いから。チートだよね。でもみんな私の事魔法が使えないって思ってるよ。滑稽だよね。
そんなこんなであと一時間でつくんだよね。とりあえず寝るね、おやすみ。
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時は立ち、お城に到着しましたー。パチパチ。でっかいなこの門。
明らかに歓迎されてないんだけどね。っま、いっか。住む場所さえあればどうでもいいよ...
部屋に案内、された。きれいだな。広いし...お菓子ある食べてもいいかな、たべよ
あっ、なんかメイドさん来た。皇帝が私に会いたがってる?一応許可取ってる風だけど私に拒否権なくね?いいよって言うしかないじゃん。あと五分くらいで来るから待っててだって。いい子だから私大人しく待っとくわ。
なんかイケメンきた...カーテシーし
「ブレイズバースト」
『タイムフリーズ』
っは?なんかいきなり攻撃されたんだけど。しかもこいつ目を狙ってきたよね。私を殺す気じゃん
とりあえず無力化しないと。勝てる気しないけど...
止めていた時間を再開させる。
氷の剣を生み出し突き出す...
『アイスブレイドダンス』
「フレイムブレイドディフェンス」
受け止められた。最悪...どうやって勝とうかな
「こちらの負けだ。すまない攻撃して、確かめたいことがあったんだ。」
皇帝が両手を挙げ降参する。降参する?ヤベ次の技出す準備してるんだけど。ここは気合で...
『いきなり攻撃した理由聞いても?』
ないわー。まじでないわー、温厚な私でも流石に怒るよ。
「いっただろう?確かめたいことがあったんだ。」
『確かめたいこととは?』
「お前が魔法が使えるかどうかだ」
はっ?まじでこいつなんなの。魔法が使えるが確認するためにあんな大技使うとかおかしいだろ。一応あなた世界最強じゃん。私じゃなかったら死んでたよ。
『それで私が死んだらどうするつもりだったのですか?』
「お前はその程度で死ぬほど弱くないだろう?一目見ればわかる、お前は確実にこちら側だ」
マジこいつ、話にならない。
「まあ、いい。ともかくこれからよろしく頼むぞ?悪女殿」
こいつさーマジヤバイ。私の目の前でそれ言う?
『あら、あんまりよろしくしたくありませんわ。』
これは、私の本心。間違いなく
でも私は、知らなかった。これからこいつに囲われ溺愛されることになるとは。




