夜の戦い 腐敗の陣②
よーし書けたぞ!
まずは周りに居るアンデットを掃討だ!
《スキル「範囲攻撃強化」をスキルポイント1000で獲得しますか? イエス/ノー 》
頭に頭痛が来るのを耐えて範囲攻撃が可能になるスキル獲得!
一回転して爪で周りのアンデットを倒す!
《確認しました。称号「戦闘狂」「爪の戦闘家」を獲得しました》
有り難い!能力が上がるぜ!
アンデットを倒し闘い続ける。
ファンファーレが頭の中に鳴り響いている。
てか多いわ!どんだけ居るんだよ!
「イイカゲンヘッテクレ」
「グギャァ…」
爪でまた一人のアンデットを切り裂く。
「クソ…カズガヘラナ」
喋ろうとした時、背中から激痛が走る。
「グッ!?」
痛みを堪え後ろに居る何かから距離をとる。
そこに居たのは剣を持ったアンデットだった。
確かあいつはウォリアーゾンビだったか。剣を持てるゾンビと言えばその名前以外のゾンビは居ない。
分類は「魔物族人間系統アンデットコラムゾンビ種ウォリアースタイル」だったな。
と思っていると後ろから更にゾンビが…ってあいつグールじゃないか!?
グールはアンデットコラムからグール種の系統に繋がる魔物だ。
しかもゾンビより強いのだ。戦った事ないから鑑定での説明書きで知っただけだけど。
しかも三体。その内の一体はファイヤスタイルに分類される「エングール」
厄介だけど…燃えてきたわ!
俺は前世で神ゲーマーと呼ばれていた事もあった。
だからこそ燃える!ゲームみたいなのにリアルで死を感じた!ゲームでは体験出来なかった戦いの感情だったのだから!
例え命のやり取りだろうと俺は楽しんでやるよ!
ウォリアーゾンビが俺に襲い掛かる。がお前は一旦無視だ!
ウォリアーゾンビの股下を通り抜けアンデットキングの死体へと走る。
そして…アンデットキングの腐った肉に噛り付いた。
《確認しました。暴食の効果によりスキルから「中級炎魔法:グレンレッカ」ステータスから魔力:675を奪えます》
よし!鑑定で知ったが魔法が得意とも書いてあったからな!
中級魔法を引けた!運のいい事に魔力もだ!
俺は他のゾンビ達が近寄ってくる前に急いでアンデットキングを頬張る。
全部食べねぇとスキルもステータスも手に入らないからな!
だがようやく半分食い尽くしたところで視界が反転した。
あくっそ間に合わなかったか。
俺の視界には首を失った俺の体とその後ろに立つウォリアーゾンビの姿だった。だけどな
転生者を甘く見ない事だな!
《死を確認しました。スキル「不死鳥」の効果で蘇生をします》
俺の視界が消え去りまた移った時にはアンデットキングの死体と俺の切られた頭が目の前に映る。
ウォリアーゾンビは一瞬混乱したがすぐに俺の首にまた狙いを定める。
が遅いわ!お目当ては取れたからな!
俺は攻撃を避け不死鳥が発動した後に肉塊となった自分の頭を掴む。
そして食らった。
俺の予想が当たって上手く行ったとしたら!
《確認しました。暴食の効果によりスキルから「不死鳥」ステータスからSP:1461を獲得出来ます》
よっしゃあ!上手く行った!
俺の予想とは「不死鳥」によって復活した後、自身の切り取られた体の一部を食えば亡骸に残った力を再び手に入れられるのではと予想したのだ。
そして運のいい事に当たったのは不死鳥!
重複は重ねたスキルの効果を2倍にする。
つまりあと3回復活が出来るようになったのだ!
更にスキル「リハーサル」でスキルを使用した後のゲームで言うリキャストを半分にするスキル。
これにより半日で不死鳥が再び4回復活出来る様になる!
となればすぐ行動に移そう!
俺は急いで肉塊を食らい重複とSPのステータス強化を入れる。
グール一体。エングール一体。ウォリアーゾンビ一体。ゾンビ数千体。
「オマエラゼンインタオシテヤルヨ」
俺は言葉を紡ぐ。
「サァ。ゲームスタートダ」
ゾンビ《名前無し》
レベル:20 必要経験値:1/200
ステータス
HP:1820 MP:1790(+12)
SP:2951(+21)装甲:1750(+47)
俊敏:1640(+4)攻撃:2500(+14)
ラック:2320(+3)
スキルポイント:15400
ステータスポイント:6500
スキル
「爪攻撃」「毒属性付与」「毒耐性」「暴食」「獲得経験値10倍」「鑑定」「探知」「曲演歌」「ポイント強化」「インベントリ」「不死鳥×2」「単独危機」「ステータス倍加」「水耐性✕2」「打撃耐性×2」「色欲×3」「忍」「脂肪」「リハーサル」「使い魔使役可」「ホスピタル」t《3》「初級回復魔法:リバナクション」「攻撃強化」「夜目」「挑発」「バルハラム」「範囲攻撃強化」
称号
「持久力」「戦闘狂」「爪の戦闘家」
最後にこうやってステータス書くのがちゃんと癖になってんの笑う。