再出発
強引に終わらせた気がしなくもない…
が少し楽させて
この後年越し用の特別閑話も書きたし…
レガートの作戦…改めアシェータとミュールを操って自分を捕まえようとした冒険者殺害計画はあっさりと終わってしまった。
途中から操るのではなく初手から操ってたら俺にはどうしようも無かっただろう。
だが…俺の持つスキル…と言うよりほぼ最近と言っていいほど近くで手に入れたスキル「修理」
このスキルの本来の用途は「壊れた物を治す」というスキルだ。
魔力の量にもよってどれくらい前に戻るか選ぶことも出来る。
そして俺は鑑定でアシェータとミュールが洗脳されている時に思った。
これ言い方変えれば「物」だよなと。
つまりスキル「修理」の用途「壊れた物を治す」を「壊れた者を治す」に置き換えたのだ。
結果は大成功。二人の催眠は解け、俺は新たな役職を獲得するに至った。
伝説役職「大魔導士」
内容:過去にとある王家に仕えた魔導士が持っていたと言われる役職。
役職自体い複数のスキルが内包されてる。
内包スキル
魔法強化:魔法へ強化を施す。施す内容は自由に変更が可能。
魔法変化:魔法の威力、範囲、射程等を変化出来る。変化幅は使用者の魔力量で変わる。
魔道書庫:自身が見た事ある魔法を魔導書として保存しておく。制作に時間が掛かるが、発動がすぐに行える。一回使用すると破損する。
焔の魔道:炎の魔法及びスキルが強化される。
海の魔道:水の魔法及びスキルが強化される。
雷の魔道:雷の魔法及びスキルが強化される。
森の魔道:草の魔法及びスキルが強化される。
野の魔道:地の魔法及びスキルが強化される。
魔の魔道:闇の魔法及びスキルが強化される。
輝の魔道:光の魔法及びスキルが強化される。
液の魔道:血の魔法及びスキルが強化される。
薬の魔道:毒の魔法及びスキルが強化される。
救の魔道:回復の魔道及びスキルが強化される。
軽く見れば普通にぶっ壊れなのだがそこは置いとこう。
俺がスキル「修理」で行った行動は別の考え方で見れば内包スキル「魔法変化」とも一致する。
その結果、頭の中に通知の音がなった。
《スキル「修理」による「魔法変化」を確認しました。同能力として認定し伝説役職「大魔導士」を獲得しました》
そして追加で言えばこの役職を獲得した事により、魔法の性能自体を変化出来る。
だったら魔法を大きくするんじゃなくて小さくする事だって出来る。
この結果、過去にストーンバレットを放って出来た塹壕よろしく流れ弾削りを無くすこと事が出来た。
威力はそのままの超極小の岩弾丸だ。
盗賊達が吹っ飛ばされたのに被害が無かったのはこれが原因だったりする。
まぁ色々あったが最終的にレガートは捕縛され、黒フードも捕まったらしい。
しかもなんとこの黒フード、とある国の宮廷魔術師だったらしくちょっと問題沙汰なりかけになったりしてるってのはちょっと無視しよう。
俺は旅を急ぎたいんでな。
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「ラファから聞いていたとは言え本当に先を急ぎたいのですね。動いてないと死ぬ勢いで行ったとも言ってたし」
「魚扱いすんな」
動いてないと死ぬ=魚なんだよ。
別に死ぬわけじゃないし普通に魔物狩りだしな。
それに…アラガが問題だ。
あいつは多分生きている。
俺のゲーマーとしての感がそう言ってるんだ。
そしてあいつは確実に俺を殺す気だった。
何があったかは知らんが前回は殺されなかったが…
あの時見た目、あれは「殺意」そのものだ。
だから強くならないといけない。
「まぁなんだ。問題事しかやってないけど世話になった」
「いえ、こちらもその問題がなんとかなったので結果は上々ですよ。それに」
「それに?」
「貴方が何故そこまで急ぐかの理由が分かった気がするので」
…まぁバレても問題無いが。
「頑張ってください。貴方が選んだ道は恐らく茨のような道です。それでも、冒険者ギルドは可能な限り冒険者の手伝いをします」
「…そうか」
そんな会話を終わらせ俺は次の町への道を踏み出した。
目指すは神聖国アーカルム。
次の大陸へ行く時間だ!
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「…」
暗く、それでも何故か安心感を感じる不思議な場所。
そこに一人の女が居た。
「ユーラ様ー?何処ですか…あ居た。もうすぐ来ますよ。神託の者が」
そこに現れた背中に巨大なメイスを背負う女性。
髪は青く、右目が赤に染まった女性は自分よりも一回り小さい全身を黒で統一した少女…Z級冒険者「ユーラ・ファラット」へと話しかける。
「門番から?」
「はいー。特徴と完全一致する存在を通してます。既に幻影街に迷わせてるらしいので」
「そう…」
少女は少ない言葉を呟き、再び宣言した。
「アカネ、ゲージンとフェーメ、それと聖騎士団の特訓中のヤーとリューマを呼んで」
「はーい。「空間移動」で呼んだ方が良いですか?」
「そうして」
アカネと呼ばれた女性は了承と質問の二つの言葉を伝えユーラは一言で了承する。
足元に青い魔法陣が出現しアカネはこの場から消えた。
そしてユーラは部屋の中にあった台座…のような物に突き刺さった杖を取る。
「…どうかお力をお貸しください。女神様…そして、先代方」
彼女は少なく呟き、杖を持ちその部屋を後にした。
本編、波乱に突入




