初めての夜が来ました
次回長くなるかも?
と主に自業自得なひと悶着(?)を終え俺はまた森を歩く。
そうして初の夜を迎える事になった。o《17》
そういえばゴブリンを食べた後「ゴブリン語」と言うのが増えてた。
試しにやってみよ。
「ア、アァ、アーーーーー」
うんうん。それじゃ。
「オレハゾンビデス」
※主人公は試すためにやってます。決してふざけていません。
やっぱりと言うか言葉は少し変わるな。
と思いながら歩いて居ると二足歩行の豚改めオークが目の前に立っていた。
オークの腹に盛大にぶつかったからね。
「誰だブヒィ」
語尾がモロ豚なんだが(笑)
「タダノゾンビダ。キニスルナ」
ゴブリンの声で喋ってるので違和感マックスだが見逃してくれるか?
「ゾンビならなんでゴブリンの言葉で話すブヒィ?」
疑問で返された。
「ソウイウモノダトオモッテクレ」
…なんか無理がある気がする。
「そうかブヒィ」
そのまま背を向け何処かに行こうとするオーク。
「アタマハワルイトオモッタガスコシハアヤシメヨ」
そう言い三等分に切り分けといた。
さてと。もうゴブリン食っちゃって吹っ切れた毎度お馴染みのお食事の時間だよ。
頂きます。ムシャ。
うん。不味い。
《確認しました。暴食の効果でスキルから「脂肪」ステータスから装甲:45を奪えます》
装甲高!?
スキルは気に食わないがこれは美味しい!
その後食い尽くしました。
ふぅ。さてと。やるか。
スキル獲得。今回は前回と同じ様にはならないぞ。
行くぞ!せーの!
《現在のスキルポイントで入手可能スキル》
忍:100
取得!!!!
《確認:スキル「忍」を獲得しますか?》
イエス!
《スキル「忍」を獲得しました。残りスキルポイントは500です》
よし大丈夫だ!
取得出来るスキル全てが表示されると頭がヤバいからな。
全部映されてしまう前に手前にあるスキルを獲得していくしかない。
さてさて忍の効果はと…
《忍:気配を消し誰にもバレなくなる》
ほうほう。
地味!
あと「脂肪」も確認するか。
《脂肪:自身の体を肥満にし防御性能を底上げする》
あ(察し)
これオークの装甲の高さの原因じゃ…
うん気づかない事にしよう。
その後ファンファーレがなったのでレベルアップしたな。
って事は今はレベル5か。
いやー。ゾンビは嫌いだけどこれは悪くないかもな!
よーし!次の目標はレベル6だ!
その数分後…ステータスを確認して実はレベル8になってたのに気づいてすっ転んだのはここだけの話である。
◇◇◇
「誰だブヒィ」
「オークだブヒィ」
ブフッ。ダメだこの喋り方笑う。
まぁ漁夫の利(?)出来るし我慢。
「そうかブヒィ。なら一緒に行くブヒィ」
「分かったブヒィ」
と俺の隠れてる草むらに背を向けてくれたので有難くお命頂戴します。
いや地味っつったけどめっちゃ有能だったよ。忍は。
だって目の前で隠れたのに気づかないんだよ。
なにこの気配隠しのプロみたいな隠し方。
はいと言う訳で毎度お馴染みお食事タイム。
頂きます。ムシャ。
うん。不味い!なんならさっき食ったオークよりも不味い。
てかなんか足に付いてるんだけどナニコレ?
《せ》
「キタネェ!」
文字を見て思わずしかめっ面でゴブリン語で喋ったったよ。※関係上全ては写せませんでした。
あ。そうだ。
レイン使って洗おう。※通常魔法は洗濯物を洗う感覚で使用するものではありません。
あと食いづらいし爪で斬るか。※スキルは生活の為にあるものも多いですが戦闘用スキルを生活に使ってはいけません。
俺毒軽減あるし毒って美味しいのかな?※主人公は至って真面目です。頭が壊れた訳ではございません。
◇◇◇
とまぁ食い尽くしましたとさ。
レベル10に上がってました。
オーク1(仮)からは「打撃耐性」と攻撃:13を。
オーク2(仮)からは「色欲」と俊敏:4を獲得した。
今気づいたけどオークってゾンビよりも遅いじゃん。
とまぁそんな事を思いながら歩いて居ると何やら騒がしい声が聞こえてきた。
「ヴェー」「ヴァ」「グァー」「グェ」「アー」「ヴェー」
あぁうん。これ何が居るか分かった。
そして茂みから顔を出した先は…
やはりゾンビの群れだった。
日課。
ゾンビ《名前無し》
レベル:10 必要経験値:10/100
ステータス
HP:220 MP:190(+12)
SP:190(+21)装甲:150(+47)
俊敏:90(+4)攻撃:130(+14)
ラック:120(+3)
スキルポイント:5400
ステータスポイント:5370
スキル
「爪攻撃」「毒属性付与」「毒耐性」「暴食」「獲得経験値10倍」「鑑定」「探知」「曲演歌」「ポイント強化」「インベントリ」「不死鳥」「単独危機」「ステータス倍加」「水耐性✕2」「打撃耐性×2」「色欲×2」「忍」「脂肪」
称号
「持久力」
うーん。成長速度凄いな。