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転生ゲーマー我が道を行く  作者: 一
進むミライ、回りだすハグルマ

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赤月夜の森行軍 其の三

前回のあらすじ


赤月夜の森を安全に進んでいたサイチと救出部隊一行

そこに突如として夥しい数の魔物が現れ戦闘が発生した

サイチは森の奥から怪しい気配を感じベギィド達にその場を任せ奥に向かってゆく…

その奥に居た謎の二人組と怪物を発見したサイチはあからさまにこちらに殺意を向ける二人組を倒すためにイニーシャと共に戦いに挑むのであった…


——————————————————————————


ま、肩書はなんでも良いけどね!(雑)

まず最初は現在魔物を相手しているベギィド達と一緒に戦うアルナ視点です



アルナは戦況を確認しながら戦場を走り抜ける。

それは魔物も冒険者も目で追えて居ない。

何故なら、リ(・)ミ(・)ッ(・)タ(・)ー(・)ブ(・)レ(・)イ(・)ク(・)の恩恵を受けてるのだから。


——————————————————————————


話は主様がアルディオンに進化した所まで遡る。

この世界では「調べの水晶」が無くても自身で自身のスキルを確認するのであればステータスを見る事は出来る。

そのスキルの中に私が知らないスキル「リミッターブレイク:改弐式(カイヘンニシキ)」が増えていたのだ。

イニーシャに尋ねれば「リミッターブレイク:改壱式(カイヘンイチシキ)」のスキルが増えていたらしい。

あまりにも気になり主殿にスキル自体を鑑定してもらうと…


「うわぁ…ぶっ壊れてんな」

「えっと…どんなスキルだったのですか?」

「まずイニーシャから言うと一時的にだが魔王になる」

「え?」

「ホントですか!?」

「あぁ…しかも自身の分身を生産して数的有利を覆せて全ステータス5倍になるな。分身は本人と同様の強さを誇るらしい」

「偽りの共闘と呼ばれるスキルを使えば分身を生み出せると聞きましたがそれでもステータス二割分弱くなりますよ」

「それを無くしてるからぶっ壊れなんだよ」


そんなぶっ壊れ(?)スキルを手に入れたイニーシャを羨ましく思ったが主様曰く私のもかなり壊れているらしい。


「イニーシャと同じなのは全ステータスに5倍の所だけ。他はお前専用に作られている。その能力は…」


——————————————————————————


アルナは近くに居た五体のゴブリンの首を刎ねる。

その瞬間、アルナの走った地面が勢(・)い(・)よ(・)く(・)爆(・)ぜ(・)た(・)。

そして脚の速さがよ(・)り(・)上(・)が(・)っ(・)た(・)。

それがアルナのリミッターブレイク。

敵を殺すと同時に自身の居た地面で爆発を起こす。

敵を殺す度に俊敏に三分間+1000のステータスボーナスが入る。

そしてアルナの攻撃全てが致命傷となる。

リミッターブレイクは発動してから凡そ一日効果が継続する。

アルナは止まる事は今日はないだろう。

あるとすればそれは速さによる蹂躙劇だけだった。


(主様よりリミッターブレイクの許可を頂いたのだ!少なくとも千…いや十万は屠らねば!)


だがリミッターブレイクの「リミッター」は人間の出せない限(・)界(・)の(・)力(・)。

「火事場の馬鹿力」と言うことわざがあるように人は自身の体の骨を折ったりしないように意識的に力を出さないようになっている。

「リミッターブレイク」はその限界を一時的に突破し行動する事に等しい。

つまり効果時間が切れた後は1週間動けない置物となるのだ。


(なんとしても…制限時間の間に多くを…!)


アルナは走る。

より多くの敵を殺す為に。

主の役に立つために。


——————————————————————————


アルナのリミッターブレイク発動がこちらにも伝わって来た。

それじゃこっちも派手に行きますか!


「イニーシャ。リミッターブレイクを許可する。本気(マジ)で行くぞ」

「りょーかいです!」


その発言と同時にイニーシャから紫の繭を割るようなエフェクトが舞う。

俺とイニーシャが見つめるのは目の前に居る女ただ一人だった。


「あーもー。派手にしちゃダメだよー。ただでさえあいつらにバレないようにウェルテミス育成するのに時間かかったのに」

「ウェルテミス?」

「ん。あそこの大口ちゃん」


女が指さしたのは現在進行形でゴブリンやコボルトを食らう怪物…うん待て。

これだろ!?いきなり魔物が押し寄せた原因!!

今の光景を見て大体合点がいった。

恐らくだがゴブリンやコボルト等の魔物達から俺らに向けてではない焦りや恐怖の感情はこいつに食われる事を恐れた結果だ。

その結果が後始末かのように俺らに流れてきたのだ。


「なーるほどな…ついさっきまで一切魔物が出なかったのはこいつが大食い(足止め)してたからか…」

「うわ感良すぎでしょきっも」


ナチュラルに悪口込みでの文句やめてくれないかな?

まぁ良いや。


「取り合えず…お前から吹っ飛ばす!」

「不意打ちはずるいですよーだ!上等!」


お互いに拳をぶつけ合いここに戦いは始まったのだ。


「そういえば自己紹介がまだだったね。私アミィって言うんだー」

「あっそ。まぁ速攻で潰すから関係ねぇがな」

「戦いで呑気に喋ってる相手は絶好のカモですね!」


真横からイニーシャが毒で形成した槍をアミィに向かって投げつける

それを避けるアミィの脚を俺が回し蹴りでコケさせる。


「やろうとしてる事バレバレだよ!」


案の定避けられるがむしろサンキューなその位置は完璧だ。


「わざとバレるように動くのもプロなんだよ!落(・)と(・)せ(・)!イニーシャ!」

「はい!」


その言葉と同時に地面に幾つもの影が現れる。

まぁ目の視認できないくらい空中に毒置いとくなんて誰も想像せんわな。


「まさかの毒雨かーい!」

「そのまさかだよおらぁ!」

「当たるかどらぁ!」


毒の雨(大粒)が降り注ぐ中、お互いに罵詈雑言を浴びせ殴りあう男女が二人。

女は雨を避け当たらぬように反撃を繰り返す。

男は雨など気にせず追撃を繰り返す。

お互いに決め手の無い戦いがこの場では巻き起こっていた。


——————————————————————————


赤月夜の森


魔物襲撃対処

Z級冒険者「アラガ・ドーメライ」

S級冒険者パーティー「放浪ハンターズ」ベギィド ビブラ ミア ドーゴル ニーナ二 

サイチの奴隷「フォルテ」とサイチの眷属「アルナ」


謎の女二人迎撃

サイチ

サイチの眷属「イニーシャ」


書けましたー!

はいお疲れでした!

次回書こう!

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