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社畜、異世界に転生する

予約投稿ですので、主が頑張っていれば一日一話投稿されているはずです。


俺は佐藤 仁。ブラック企業でこき使われていたが、過労で信号が見えなくてトラックに轢かれた。死んだと思ったが、俺は今、緑が一面に広がる草原に横たわっている。どうやら異世界に転生されたようだ。

すでに俺は決めていることがある。それは、この世界では寝そべり族になることだ。

寝そべり族とは、社会的地位を求め出世レースに参加するのではなく、自身の欲望を低くして最低限の稼ぎを得たら、あとは寝そべって過ごす者のことだ。生前、何かの記事で読んだのだ。今も生きているから前世というべきか。前世では、家族がいて養う必要があったので読んだときは諦めていたのだが、現世でこの願いをかなえようと思う。ひとまず、情報収集だな。ここは、草原なので町に向かおう。

どうやら、検問があるようだ。自分の状況を説明したところ冒険者ギルドに案内された。どうやら身分証の代わりになる冒険者ライセンスを発行できるらしい。この世界では異世界人が来ることはよくあるようで、最初の手続き金も依頼をこなすうちに少しずつ天引きするようにしてくれる。異世界人にやさしい世界でよかった。説明は一応聞いたが、異世界転生もののよくある感じだった。最初はFランクからで功績をあげると、ランクが上がる。基本的にはAまでが上限で、特別な功績で国に認められたものは、Sランクが授与される。このSというのは星のことで、業績一つにつき星が一つ与えられるので、この世界には二ツ星や三ツ星冒険者がいるらしい。そして半数が異世界人なのだそうで、この世界は異世界人にやさしいのだそうだ。まあ、俺には全く関係ないな。最低限の仕事で生きていくと決めているのだ。だから、そんなキラキラした目で見られても困るのだよ、受付のお嬢さん。

ーー

一旦、冒険者ライセンスを発行してもらい身分証ができたので、街を散策する。調べたいのは、宿と食事だ。この町で一番安い宿と飯屋を探すのだ。ギルドでもらった異世界人用のこの世界の常識パンフレットによれば、この世界の通貨は、金貨、銀貨、銅貨があり、だいたい20進数で変わるようだ。1銀貨20銅貨、1金貨20銀貨といった具合だ。微妙に計算しづらい。普通の宿だと、一泊簡単な朝食付きで1銀貨くらいだ。つまり1銅貨200円くらいで、1金貨約8万円か。金貨には触れることもなさそうだ。自給自足で森にすむことも考えたが、危険なのでおちおち寝そべることもできないし、労働しなければいけないのでは思ったのである。やはり安全は最低限に含んだ方がいいだろう。そして、目指す生き方はなるべく働かないことなので、畑仕事はノーセンキューである。

ーーー

さて、大方調べたところ宿の最安値は、一泊5銅貨、飯は一食2~3銅貨といったところだ。つまり、一日あたり、10銅貨あればいいのだ。2日で1銀貨、一ヶ月で15銀貨、4ヶ月で3金貨、一年で9金貨。一年で72万円程度か、前世の俺なら、一ヶ月で稼いでいた額だ。使う機会はほとんどなかったが。冒険者のA級依頼ともなれば、一件金貨100枚以上というのが常識らしい。A級依頼を一回でも達成すれば一年生きていけるのである。しかし、そんな力などあるわけがない。というかあってもやらない。今回の生では頑張らないをモットーに生きていくのだ。ということで、ギルドに簡単な依頼を受けることにする。最初の依頼は探し物とかにしとくか。街の構造も知れて一石二鳥だろう。発見で1銀貨か。悪くないな。二時間もあれば見つけられるだろう。懐中時計とか、赤い帽子とかがあるな。受付嬢に街の地図と遺失物リストをもらい街の人に聞き探してみよう。

ーーーー

「すまない、そこのお兄さん、赤い帽子を見なかったか?」

「あぁ?いや見てねえな。そういうのは、婦人たちに聞くものだぜ。」

「そうか、分った。ありがとう。」

「おう!頑張れよ、異世界の兄ちゃん!」

いかにも大工といったガタイのいい男と別れ、街の商店街の出向く。

ーーーーー

「失礼、少しお話を聞きたいんだがいいか?」

「どうしたの?お兄さん。」

「これらの物に見覚えないか聞きたくて、見覚えあるか?」

そう言ってリストを見せる。

「赤い帽子は見たことあるわ。確か、、」

親切な方たちが教えてくれる。その情報を頼りに物を探していると、見つけた。

この作業を繰り返し、2時間で三つほどの失くしものを見つけた。赤い帽子に懐中時計、それから釣り道具を手に冒険者ギルドに向かう。

ーーーーーー

受付嬢に見つけたものを渡し、報酬を得る。いろんな手続き料を抜いて、銀貨二枚を手に入れた。これで、4日は生きれる。飯屋に行き、硬いパンと薄いスープを食べ、安宿に向かう。体は疲れてはないが、精神的に疲れた。明日はどうしようか。ある程度貯えができるまで少しづつ働くか。今日はもう寝よう。









Tips:この世界には、五つ星冒険者がいる。モンスター討伐やダンジョン攻略だけでなく、遺跡発見や幻想種の採集、発明など文化的な功績も評価される。そのためCランクからいきなりSランクになることがある。

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