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クラスの女子と関わったことの無い俺の机の中に手紙が入っていたのですが  作者: 有原優


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第四十四話 世界史

「よーし、次は社会だな」

「はーい」

「ただ、社会なんてただの覚えゲーなんだよな……というわけで、教科書を読もう!」


 俺は明るく言う。楽しそうに言ったら莉奈もやる気が出るだろう。


「読もうって言われましても、つまらなくないですか?」

「つまらなくはねえだろ。世界の今までの動きがわかるんだぞ!」


 過去に起こったことから、現代のことを紐解く。さらに歴史なんて、色々な思想や思索などが合わさりあって面白い物語になっている。


「そうは言われましても。過去のことよりも未来のことを見ませんか?」

「じゃあビデオを見るか? とは言っても一時間程度で見れるやつはあんまり情報がしっかりしてないイメージがあるからなあ」

「はいはい、なら読みますよ」

「その意義だ」


 そして俺は莉奈と同じように歴史の本を読む。


 さてと……莉奈の様子はどうかな? と俺は莉奈の様子を見る。


「……」


 返事がない。もしかして寝てるのか? 


「おーい、莉奈」

「……」


 あかんな、もう寝てやがる。起こすのもなんか忍びないな。はあ、五分、十分休ませるか。




 一五分後




 さてと、時間たったしそろそろ起こすか。


「おーい莉奈」

「……」

「おーい莉奈!」


 俺は声を大きくして言う。


「……」


 はあ、まさかここまで起きないとは……さてどうするか。無理矢理起こすのもなんか色々問題がある。俺としては出来れば莉奈には気持ちよく起きて欲しいのだ。殴るとかするのは、論外だ。何かいい起こす方法は無いのだろうか……


「おーい」


 俺は莉奈の背中をトントンと軽く叩く。気持ちよく起きるにはこれぐらいの威力ぐらいがちょうどいいだろう。今日は莉奈は莉奈なりに頑張っているから寝起きはよくあってほしいんだが。


「おーい」


 俺はもう少し叩くが……莉奈はやはり起きる気配がない。


「おーい!!!!」


 やはり莉奈は起きない。よく考えたらあの日の夜、莉奈はなかなか起きなかったこともあったし、もしかしたら莉奈は普段から寝不足なのかもしれない。こうなったらこっちも本気を出さなくてはならないかもしれんな。


「おい! 莉奈!」


 俺は思い切り叫んだ。


「うーん優斗くん」


 浅い眠りにはなったらしいが、まだ起きてないらしい。


「よしよし」


 叩いて起きないならと、俺は違うアプローチを試み、莉奈の頭を撫でた。


「優斗くん、ありがとうございます」


 違うんだよな……少なくとも俺が聞きたいのはおはようというワードなんだが。


「優斗くん」


 莉奈が寝返りをうち、俺は慌てて支える。忘れてたがこいつ寝相悪いんだった。


「ん? 優斗くんおはようございます」


 ようやく起きたようだ。ひとまず安心だな。


「私寝てました?」

「ああ、ぐっすりだった」

「それは私の日々の睡眠時間が少ないから危険信号を出したんです。だからもう寝ます」

「おい、せっかく起こしたのに寝る気かよ」

「だって寝たいんですから」


 はあ、これでは起勉強するどうこうの話じゃあないな……待てよ!


「そうだ莉奈、なら各々で學校に行かないか?それのせいで莉奈の睡眠時間奪われてるかもしれないし」

「それは嫌です」

「でも今寝るんだったら、それは莉奈が眠いことを表してるよなあ」

「ず、ずるいですよ、優斗くん。私にそんな二択を選択させるなんて」

「そうか、でも選ぶんだな」


 ずるい選択をしているのは認めるが、20分以上寝かしたら勉強効率が落ちる……ような気がする。知らないけど。


「わかりましたよ。勉強しますよぅ」

「そうだその意気だ。でも教科書だとまた寝てしまう可能性があるしなあ。……そうだ! たしかこんな本があったはずだ」


 俺は棚から一冊の本を取る。


「何ですか?」

「これだ、これ。小説のような歴史の参考書。これだったらやる気が出るだろ」

「私が小説を読んでることを知っていての発言ですか?」

「ああ」

「なるほどいい考えかもしれませんね……私がそれにはまったらという話ですけど」

「それを願っとくわ」


 そして俺は再び世界史の参考書を読み始めた。


 十分が経過した。莉奈が寝てないってことはそれなりにははまっているという感じか。なるほど、このままいってくれ。世界史は得点ポイントだし。


「優斗くんこれ面白いですけど、もう飽きました」

「早すぎだろ。まだ十分ちょいだぞ」

「私に世界史はまだ早かったんですよ」


 くそ、これはどうしろというのか。もう打てる手はもうないぞ。考えろ考えろ。


「よし、莉奈。次は理科の参考書持ってくるから、それまで頑張って読んどけ。すぐ戻ってくるからな」

「はーい」


 そして下の部屋に降りる。

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