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クラスの女子と関わったことの無い俺の机の中に手紙が入っていたのですが  作者: 有原優


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第112話 VSナンパ男in混浴温泉

下ネタ注意

普通に結構なので、自己責任でお願いします。

「おいおい、あの時のカップルじゃないか」


 そう言って入っていったナンパ男A(ひげを生やしてる男)は、莉奈に近づいていく。


「おいおい、いるじゃねえか。さっきの女が」


 そう言ってひげ男は莉奈の胸をじろじろと見る。


「こっちの方が巨乳だぜ?」


 ナンパ男B(銀髪)は萩尾さんの胸をじろじろと見る。

 そんな二人に対して莉奈と萩尾さんは違和感を感じたか、胸を手で押さえる。


「おいおい、こんな風呂に行くってことは、男に胸を見られてもいいという覚悟のうえで行くもんだぜ?」

「なあ、胸にタオルでさらしを作ってない方が悪いんだよ」


 そうナンパ男はじろじろ、じろじろと、見ている。


「胸ブラもエロいよなあ」


 そう、銀髪男が言う。


「だな、ここに行けば胸が合法的に見放題というのを聞いた時は胸アツだったぜ」


 ひげ男が言う。

 やっぱりこいつらエロ目的で来たのか。


 莉奈は、朝とかはおじさんが見てても顔色変えてなかったが、こういったナンパ男が見たら流石にか。


 確かに女子にとって自分が性的な目で見られるのは嫌だろう。しかも、嫌いな人に。



「なあ、莉奈」

「なんですか?」


 俺は莉奈に思い切り抱き着く。


「ななな」


 莉奈は顔が赤くなっている。さすがの莉奈も抱き着かれるのは想定外だったようだ。


「おいおい、二人とも、見せつけてくんのか?」

「ああ、そうだ。お前らみたいな人間の屑にリア充を見せつける。これがお前らの撃退方法だ」


 いや、知らんけど。とはいえ、こいつらモテはするんだろうけど、一途な恋愛というのは見てないだろうしな。

ナンパするという事は、一人一人に対してあまり真摯に向き合っていなかったという事。

つまり、遊びで恋愛しているという事。

そんな奴には、真剣な恋愛(イチャイチャ)を見せて撃退してやる。



「くぅーやるねえ。なら俺はこっちの巨乳ちゃんの方をおかずにしようかな」


 おかずってなんのだ。

 そして萩尾さんはその言葉を聞いた瞬間、俺に抱き着いてきた。


「二股か?」

「いいえ、こうした方がいいかなと」


 どういうことだよ、萩尾さん。


「それにあなたのそれを見たくないですし」


 それとは下半身のことだろう。見たら興奮してそうな感じがする。

 そりゃ女子目線ではそんないかがわしいものなんて絶対に目にいれたくないだろう。


 そもそも目的が違う。

 ここは暗黙の了解でいまだに裸での混浴が成立してるのに、こういうやつらがいると、消えかねん。

 すぐさま莉奈の望む裸での混浴はできなくなるだろう。


 そして、こいつら温泉につからないで立ったままじゃねえか。

 座れよ。


 はあ、そろそろ突っ込みどころと、怒りでどうにかしてしまいそうだ。



「まあ、俺らとしてはこのまま観戦しててもいいんだぞ」

「そうですか。確かに俺もこのまま抱き着き合いをするのはどうにかなってしまいそうですね」


 そういう。なぜか丁寧語になってしまった。

 ただ、本当にこのままだと俺の何かが爆発してしまいそうだ。


「私としたらこのままでもいいのですけど……」


 そう莉奈が耳打ちする。

 あ、こいつもこいつで興奮してるな。


 逆側の萩尾さんも、俺に第付いてるの、嫌とは思っていなさそうだ。

 おそらく漫画の参考になるとでも思ってるのだろう。


「さて、ここにいるのは、混浴風呂なんてわざわざ行くような女子二人だ。このまま見せつけてお前たちがしんどい思いをするか、俺が折れるかの勝負だな」

「ああ、くそ。確かにこの光景を見てても、俺らは何の得もしないからな。向こう行くわ。……くそが、そんな陰キャに抱き着くよりもこの筋肉ムキムキな俺に抱き着いたらいいのによ」


そう銀髪が言う。


「大丈夫です」

萩尾さんが言った。


「あなたは確かに抱き心地の良い体をしてますけど、普通にそんな性格悪いやつの体に抱き着きたくない」

「私もです。私は優斗くんの体を堪能したいだけですけど」

「ちい、後悔しろよ。インスタのフォロワー六千人の俺に行かなかったことをな」


 そしてナンパ男たちは岩の向こうに行ってしまった。

 こうなっては互いに視認できない。もはや危機は去ったのだ。


 そして萩尾さんが俺への抱き着きを終了したのを契機に俺も莉奈への抱き着きをやめる。


「もうやめるんですか?」

「勿論だ」

「優斗君も興奮してないですか?」

「うるせえ」


 俺の下半身を見たのだろうな。

 変態だこいつ。


「というか、花江さん優斗君の抱き心地、今日はどうでしたか?」

「今日は昨日よりも良かった気がするわ。あのナンパ男たと比べたからかしら」

「そうでしょ、そうでしょ。優斗君はいつでも貸しますから」

「俺は道具じゃねえ」




 そしてのぼせた頃に、風呂から出て、お土産を軽く買って、家に帰ることになった。

 一泊二日の旅もついに終わりを迎える。


 本当に混浴まみれの二日間だったと思う。

 今はもうあんなに濃密だった遊園地のこともすっかり記憶から失われつつある。

 しんどいばかりだったが、楽しかったな。


「莉奈、楽しかった」


 そう言って電車を降りる。ちなみに萩尾さんは別の電車を取ってたという事で、帰りは別だった。


「優斗君、今夜も一緒に泊まりましょうよ」

「流石にそれは無理。疲れた」

「そうですか。ならまた明日」

「ああ……って、明日も莉奈と遊ぶのか?」

「ええ、ダメですか?」

「流石に明日は家でゴロゴロしたい」


 疲れたし。


「そうですか。なら疲れが取れたときに教えてくださいね」


 その時に遊びますから、と唇に手を当て絵t莉奈が言う。


「ああ……勉強ちゃんとするんだぞ」

「分かってますよ」



 そして、俺は電車を降りた。




「ただいま」


 俺はそう言って家のドアを開ける。すると、由衣が思い切り抱きしめてきた。


「なんだよ」

「寂しかったもん」


 由衣の顔を見る。すると本当に悲しそうな顔をしていた。

 ああ、そういえば俺はここ数日いなかった。由衣にとって俺が二日間いない経験はあったが、三日以上となると、未知の領域なのだろう。

 由衣には悪いことしたなっと、由衣を持ち上げる。


「お兄ちゃん」


 俺にしがみつく由衣。

 そしてそのまま由衣とじゃれ合った。

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